八月は冷たい城 講談社タイガ

恩田陸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065130223
ISBN 10 : 4065130220
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
179p;15

内容詳細

夏流城での林間学校に参加した四人の少年を迎えたのは、首を折られた四本のひまわりだった。初めて夏流城に来た光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城の中で、互いに疑心暗鬼を募らせるような悪意を感じる事故が続く。光彦たちを連れてきた「みどりおとこ」が絡んでいるのか。四人は「夏のお城」から無事帰還できるのか。短く切ない夏が終わる。

【著者紹介】
恩田陸 : 1992年、『六番目の小夜子』でデビュー。ミステリ、ホラー、SF、ファンタジー、青春小説などあらゆるジャンルで、魅力溢れる物語を紡ぎ続けている。2017年、『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 相田うえお さん

    ★★★☆☆21056【八月は冷たい城 (恩田 陸さん)】恩田さんの2016年作品にもかかわらず、現在のコロナ禍と重ね合わせてしまう様な内容でした。世界は緑色感冒という病でパンデミックを起こしたんですが、封じ込めに成功して患者が激減し、過去のものと徐々に忘れられてきたころの日本が舞台。まだいる患者は特殊な地域の施設に隔離。親を隔離されてしまった子供達は林間学校としてそこに集められ〜と始まります。ある意味、全体的に物悲しい雰囲気が漂っていて、さらにはホラー的な空気感もあってゾーッとしてしまいました。

  • りゅう☆ さん

    夏流城に呼ばれた男子4人。参加の理由は承知。感染を防ぐため隔離され、生きてる間はもちろん死んだ後も会う事ができない。「みどりおとこ」に案内された光彦は「あんた、危ないわね。カマキリに喰われちゃうわよ」と言われ恐怖感募る。4つのひまわり、鎌を持った人影、入口の鎌、ベンチに仕掛けられた罠。最初に亡くなった番号は4人に該当せず。5人目がいるのか?行き来を自由にできるみどりおとこの仕業なのか?みどりおとこの本当の正体とは?恐怖から切なさ、そしてまた恐怖へと繋がる、そんな夏の日。緑色感冒の早い終息願う、コロナも…。

  • NADIA さん

    新型コロナで利用している図書館が2週間休館になるので、慌てて前日に適当に手に取り借り出した。薄い上に行間も空いていたためすぐに読み終わってしまったが、なかなか不気味なホラーテイスト。でも、あまりにもあっさりとしすぎていて怖がりな私でも物足りなさを感じる。「七月」を未読のせいかもしれないので、図書館の予約システムが再開したら読んでみるつもりだ。

  • りょうこ さん

    これは...前作の7月を読んでから読み始めた方が良いとは思いますが... 仮に逆になっても...それはそれで... ありかもしれない。 とにかく2冊とも表紙の美しさに目を奪われる。並んで陳列されてたら.... 思わすわ買ってしまう(笑) 好みはちょっと別れるかもしれませんが、私の好きな恩田さん!!でしたー!

  • 眠る山猫屋 さん

    残酷な真実。残酷な現実なのに、そのリアルを後ろに置いて夏流城を立ち去る四人の少年たち。受け入れて抱えて消化して、想いとともに生きていく。

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人物・団体紹介

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恩田陸

1964年、宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞、07年『中庭の出来事』で山本周五郎賞、17年『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と二度目の本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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