妖たちの四季 妖怪の子預かります 3 創元推理文庫

廣嶋玲子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488565046
ISBN 10 : 4488565042
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
317p;15

内容詳細

妖怪に花見に誘われた弥助と千弥。こっそりあとをつけた久蔵は…「春の巻」。屋敷に閉じ込めているせいで、ふてくされる甥の津弓をなぐさめようとした月夜公だったが…「夏の巻」。玉雪が栗山をもっている理由は?「秋の巻」。千弥と月夜公の過去の因縁の物語「冬の巻」。一般公募で選出された妖怪が登場する短編も収録。弥助と妖怪たちの心温まる交流を描く、人気シリーズ第三弾。

【著者紹介】
広嶋玲子 : 神奈川県生まれ。『水妖の森』で、ジュニア冒険小説大賞を受賞して2006年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はにこ さん

    初音は誰に恋をして大人になるのかと思っていたらそこかー!!これから二人は結ばれるのかな、楽しみ。津弓と梅吉の弥助争奪戦、可愛かったー。玉雪の栗林、玉雪の心の言葉が届いていると良いね。千夜と月夜公の昔の話。2人とも実は友達想いなんだね、また素直に向き合える日が来たらよいのに。忘と覚の話、大事な千夜との思い出が戻ってきて良かった。どの話も面白かった!

  • ひさか さん

    2016年12月創元推理文庫刊。書下ろし。シリーズ3作め。5篇の連作短編。春夏秋冬の4篇いずれも、やさしい気持ちになるお話で、とても良かったです。最後の1篇は、千弥と月夜公の秘密が解き明かされるお話で、圧巻です。お話の余韻が長く残ります。

  • すがはら さん

    玉雪の思い出話に出てきた男の子が印象的。あんな境遇でも優しい強い子だったんだね。千弥と月夜公の因縁話は少々…。幼い妄執から抜け出せない弟と「私が悪いの!」と逃げている悲劇に浸った姉に呆然となってしまいます。月夜公は親友の払った犠牲に気付いた風であったのに、津弓への接し方を見るに姉のことで己を反省したと思えないし。それでも白嵐が後悔していないなら、それで良しということか。最後の短編、忘にとられた記憶が戻って良かった。他の人達の思い出も返してあげて。

  • いぼいのしし さん

    春夏秋冬+1どれもおもしろかった。千弥と月夜公の過去の話を読んだら、二人のやり取りが違った印象になった。

  • はな さん

    図書館本。春夏秋冬季節の中でのお話。春の花見の宴。久蔵さんかっこいい。男らしいなって思いました。初音に押しかけられたけれど、良い感じになりそうです。その後が知りたいところだなと思います。若かりし頃の月夜公と白嵐の話はどういった因縁があったのか、隠された真実が分かってほろりとしました。大切な人を思う気持ちが溢れていて、ますますこの世界に魅力を感じました。

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