言語学バーリ・トゥード Round 1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか

川添愛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130841016
ISBN 10 : 4130841017
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
追加情報
:
210p;19

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    言語学というと、少し遠い分野であるように思うが、川添さんの文章は、それをぐっと身近なものにしてくれる。述べられていることは、とても深いものがありながら、表現の力おいうか、文体の力で頭の中に映像が浮かぶ。言語は、毎日、使っているものであり、日々、変化していくもの。それでいて、どこか不変なものもある。だから、通じるのだろうと思う。ROUND1とあるので、続編が楽しみ。

  • trazom さん

    「UP」に連載された文章16編。川添さんの文章は生き生きとしていて、本当に楽しい。お得意のプロレス・ネタや、松任谷由実の楽曲は「恋人がサンタクロース」か「恋人はサンタクロース」かなど、身近な話題を通じて言葉の本質に迫る。楽しみながら、意味と意図の違い、前提と含意の区別など、言語学の大切なことを学ぶことができる。編集者から「笑いを取りに行くときは遠慮せずに取りに行かないと、読んでいる方が恥ずかしくなるんですよね〜」と注意されたらしいが、忠告を守った突っ込んだ面白さが川添さんの真骨頂。私はこの人の本が好きだ。

  • venturingbeyond さん

    「東京大学出版会創立70周年記念出版」と帯にあるが、いいのか東大出版会。とはいえ同世代の著者ゆえ、全編で採り上げられるくすぐりネタ(特にプロレス・格闘技ネタ)は、STO先生(P27注Aにある通り、人文屋にとっては業界屈指のセメントレスラー!)とは違い、自分にとっては注釈なしでニヤリとするものばかり。言語学のレンジの広さを日常の中のたわいもない話題から読者に伝える芸はたいしたもの。アカデミズムをゆるく一般読者につなげる評判通りの好著でした。

  • R さん

    言語学の本だと思いきや、プロレスの雑学本だったようなお読み応えの内容だった。ネタ選び的に、自分と同年代か少し上のおっさんだなと思って読んだけど、年齢はそれくらいの女性というのに少なからず驚いてしまったんだが、巧みな言葉選びと話題選びで、言語というものを考えるきっかけや、考え方を披露しつつ、プロレス雑学を織り交ぜてくるエッセーで、楽しく読めました。得るものがプロレス知識しかなかったような気がするが、コミュニケーションに必要な能力や因子を分解解説する内容がよかった。

  • molysk さん

    「押すなよ、絶対に押すなよ!」――上島氏の叫びを、人工知能は理解できるのか?言葉そのものが表す内容が「意味」、話し手が聞き手に伝えたい内容が「意図」。両者が一致しないとき、人工知能が抱える課題とは。ほかにも、あいさつ研究、相互知識、普遍文法といった言語学の様々な話題で、ポルトガル語で「何でもあり」を意味する「バーリ・トゥード」の名にふさわしい内容。敷居をぐっと下げるのが、筆者の軽妙な語り口で、不惑越えの世代は懐かしのネタ、中でもプロレスネタが満載。「バーリ・トゥード」は格闘技用語なんだそう。知らんがな。

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人物・団体紹介

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川添愛

1973年生まれ。言語学者、作家。九州大学文学部卒業、同大大学院にて博士(文学)取得。2008年、津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授、12年から16年まで国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授。専門は言語学、自然言語処理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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