モランディとその時代

岡田温司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784409100196
ISBN 10 : 440910019X
フォーマット
出版社
発行年月
2003年09月
日本
追加情報
:
22cm,378p 図版16p

内容詳細

神話に包まれた画家を同時代的文脈に丹念に位置づけしなおし、過去と現在とが不思議と同居する芸術の謎に肉薄する力作。批評と美術史学とが稀有なかたちで結晶した本邦初のモノグラフ。〈受賞情報〉吉田秀和賞(第13回)

【著者紹介】
岡田温司 : 1954年生。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    須賀敦子が愛したモランディは、静謐で調和のとれた、堅固で厳格な古典性を備えた絵画を描くことで知られる。74年に亘る人生の多くをボローニャの室内のアトリエで質素な壺や壜たちを描いて過ごした。しかし晩年、既知の評論家の彼に関する書の出版を差し止めてしまう。それはなぜかという謎解きのような導入で一気に読ませる。その評論は彼の死後出版されたが、「形成されたフォルムの極」と「不定形なフォルムの極」との揺れ動きが論じられていた。「色彩と光と形態」を極める画家人生。普遍的に見えて、時代に敏感であった画家の姿を描き出す。

  • ℃ さん

    E.H.コンブリッチの美術の物語に出てきた記述と図録から、この画家のことがとても気になってしまい、読みました。私が最初に見た絵は全体的に土色を帯びた背景や器のなかで、白い瓶がやわらかくぼんやりと浮き出ていて、何かを物語ったり象徴しているというよりも、そこにただあるという穏やかなリアリティが印象的でした。けれどもこの本を読み、この画家のほかの絵にも接すると、当たり前ですが、それがあまりにも僅かな部分しか見ていなかったことがわかりました。

  • メルセ・ひすい さん

    14-75★厳粛、峻厳、幾何学、メランコリー、静謐[修道士]孤高の画家と呼ばれ、神話につつまれた 画家 モランディを同時代的文脈に丹念に位置づけなおし、過去と現在とが不思議と同居するその芸術の謎に肉薄する。批評と美術史が稀有なかたちで結晶したモノグラフ。1930年から`56までファシズム政権下から戦後の混乱と復興期まで26年間、ボローニャの美術アカデミーの版画講座の教授であった。いわく「孤高の芸術家」「時代を超越した芸術家」という自己認識。を標榜…その間、キュビズム〜ポップ・アート が   

  • Motley さん

    ★★★

  • さかもとももこ さん

    モランディ展の予習復習用に読んだ。時代的な理解をするのにとても良かった。

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人物・団体紹介

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岡田温司

1954(昭和29)年、広島県に生まれる。京都大学大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。現在、京都精華大学大学院特任教授。専門は西洋美術史、思想史。著書―『モランディとその時代』(人文書院、2003年、吉田秀和賞受賞)『フロイトのイタリア』(平凡社、2008年、読売文学賞)ほか多数(本データはこの書

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