本棚から読む平成史

岡ノ谷一夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309253961
ISBN 10 : 4309253962
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;19

内容詳細

「昭和」からの脱却を模索して始まった平成時代は、世界の多極化とグローバリズムの進展に直面する。そして訪れた3・11とそれ以後の世界へ…。政治学者・牧原出、ノンフィクション作家・梯久美子、生物心理学者・岡ノ谷一夫の三人が、平成31年間に刊行された名著50冊をジャンル横断的に紹介。書籍の問いかけに寄り添いながら、新たなる平成史を描く。読売新聞連載「平成時代名著50」待望の書籍化。

目次 : 第1章 「昭和」からの脱却を模索して―平成元〜一〇年(一九八九〜一九九八年)(平成元年(一九八九年) 辺見じゅん『収容所から来た遺書』/ 平成元年(一九八九年) S・W・ホーキング『ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで』 ほか)/ 第2章 世界の多極化と混迷を極める日本―平成一一〜二〇年(一九九九〜二〇〇八年)(平成一一年(一九九九年) 茨木のり子『倚りかからず』/ 平成一二年(二〇〇〇年) 畑村洋太郎『失敗学のすすめ』 ほか)/ 第3章 東日本大震災と新しい価値の胎動―平成二一〜三一年(二〇〇九〜二〇一九年)(平成二一、二二年(二〇〇九、一〇年) 村上春樹『1Q84』/ 平成二三年(二〇一一年) 星野博美『コンニャク屋漂流記』 ほか)/ 第4章 文化部記者が振り返る平成

【著者紹介】
岡ノ谷一夫 : 1959年栃木県生まれ。生物心理学者。慶応義塾大学卒業後、米国メリーランド大学大学院修了、博士号取得。千葉大学文学部助教授、理化学研究所チームリーダー等を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授、理化学研究所脳神経科学研究センター認知行動連携チームリーダー、および文部科学省新学術領域研究「共創言語進化」代表。共著に『ハダカデバネズミ』(吉田重人との共著、科学ジャーナリスト賞受賞)など

梯久美子 : 1961年熊本県生まれ。ノンフィクション作家。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て、2005年『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』でデビュー。同作で大宅壮一ノンフィクション賞、『狂うひと「死の棘」の妻・島尾ミホ』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞を受賞

牧原出 : 1967年愛知県生まれ。政治学者(行政学・日本政治史)。東京大学法学部卒業後、同助手、東北大学法学部助教授、同大学院法学研究科教授を経て、東京大学先端科学技術研究センター教授。2003年『内閣政治と「大蔵省支配」―政治主導の条件』でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 阿部義彦 さん

    もとになったのは読売の『本よみうり堂』の連載『平成時代 名著50』で政治学者、牧原出 作家、悌久美子 生物心理学、岡ノ谷一夫の三名が、平成の31年を10年毎に区切り3章に分けて、名著を紹介しています。とてもバランスが良い選書で、読んで無くても頭の片隅に題名の入ってるのが多いです。ホーキングや養老孟司、サブカルの宮台真司、宇野常寛、正統派 村上春樹、小川洋子まで、読書家ならまず参考になります。私のお勧めは、第1章、桐野夏生「OUT」2章!米原万里「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」3章、 末井昭「自殺」です。

  • tamami さん

    平成時代30年間を振り返り、著者たちの鼎談を挟みながら、各年2〜3冊の本を紹介している。既読の本、未読のもの、これからの参考になるのではと思う。平成時代は、読書という視点からはどんな時代だったか。鼎談の中では、始めの方は昭和の延長であるとか、電子書籍化が進行していったなどと語られる。しかしなんといっても街の本屋さんがみるみる減少していき、業界の衰退が顕著になった時代ではなかったか。不思議なことに、出版点数はそれほど減ってはいない。様々な形での個人の表現が許容される時が来た、と思えば、多少の救いはある。

  • funkypunkyempty さん

    ★★★★ 平成を振り返るブックガイド。5冊程、図書館で予約しました。それだけで読んだ意味があった!

  • maca339 さん

    平成で話題になった本を10年ごとに区切って話す。また、本の感想、批評。

  • snowbear さん

    平成の30年を振り返る良書。最初の10年は冷戦終結と民主化に対する希望が世界的にはあったものの、国内ではバブル崩壊後に経済が低迷。阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が暗い影を落とす。次の20年では東日本大震災と原発事故。政治面では平成21年(2004年)と平成24年(2012年)の政権交代。日本は、私たちは、一体どこへ向かうのだろう。現在のコロナウィルスや、数年のうちに必ずやってくる首都直下地震。私の関心は、激動の時代の中で人々が何を考え、どう生きようとしたかにある。

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