山下和仁の名盤が新リマスターで復活!
1987年に国内外で発売された超ヒット作『新世界より』
生きながらにして伝説になったと言われる山下和仁。この『新世界より』全曲ギター・ソロ版は、かつて、かのウィーン・ムジークフェライン大ホールを超満員にするなど世界各地で熱狂的に迎えられたもの。1987年に国内外で発売された超ヒット作が、この度リマスターされ再発売されたことは誠によろこばしいところです。現在までに83点のアルバムを発表した山下は、近年はバッハ公演で知られ、2017年にはサンクト・ペテルブルク・フィルハルモニア大ホールで歴史的コンサートを行ないました。80年代90年代に世界を駆けめぐった『展覧会の絵』『新世界より』『シェエラザード』『火の鳥』は、彼の原点となったとも言われています。
本CDは、1987年に録音され国内外で発売されたLPおよびCD『新世界より』の2017年リマスター盤です。
ブックレットや曲目解説は添付されていません。画像はイメージです。(販売元情報)
【収録情報】
● ドヴォルザーク/山下和仁編:交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』
第1楽章 アダージョ―アレグロ・モルト
第2楽章 ラルゴ
第3楽章 スケルツォ(モルトヴィヴァーチェ)
第4楽章 アレグロ・コン・フォーコ
山下和仁(ギター)
録音時期:1987年6月16,17日
録音場所:茨城県、つくばノバホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
2017年リマスター盤
※ブックレットや曲目解説は添付されていません。
【山下和仁(ギター)】
1961年長崎市に生まれ、父、山下亨に8歳よりギターを学ぶ。また作曲家の小船幸次郎に師事。15歳で全国コンクール(現東京国際ギターコンクール)に優勝のあと、1977年、16歳の時にラミレス、アレッサンドリア国際、パリ国際の世界三大ギターコンクールに、いずれも史上最年少優勝という快挙を成し遂げた。 LP、CD合わせてこれまでに83枚のアルバムを発表。1980年発表の自身の編曲による〈展覧会の絵〉が大反響を得る。以後、〈火の鳥〉〈シェエラザート〉〈新世界より〉などオーケストラ曲用大曲をギター用に次々アレンジ、さらに「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ、チェロ、フルート、リュート組曲BWV995-1013 (5CDs) 」を全て編曲。かたわら「F.ソル:ギター曲全集(16CDs)」「H.ヴィラ=ロボス:12の練習曲と5つのエチュード」「M.カステルヌオーヴォ=テデスコ:ゴヤによる24のカプリチョス」など、ギター本来のレパートリーも名演の誉れ高く、広大なレパートリーを有する。ウィーン・ムジークフェライン大ホール、ニューヨーク・リンカーンセンターほか世界各地でソロリサイタル。L.スラトキン、R.フリューベック・デ・ブルゴスなど世界的指揮者やオーケストラとも数々共演。また、ジャズ・ギタリストのラリー・コリエル、フルートのJ.ゴールウェイ、コントラバスのゲリー・カー、東京クヮルテットなどと共演。2004年からは自身の子供たちと「山下和仁ファミリーカルテット・クインテット」を結成し、長女(紅弓)、次女(愛陽)ともギターデュオを組み、世界各地で公演。国内外の作曲家、特にアジアの作曲家たちの新作委嘱初演にも意欲的で、山下和仁のために書かれた作品は60曲を越えている。CD『黎明期の日本ギター曲集』で平成11年度文化庁芸術祭大賞を受賞。(販売元情報)
“ギターは小さなオーケストラ”と言われるが、これは文字通りギター一本で交響曲を演奏する前代未聞の演奏である。87年のセンセーショナルなアルバムの復刻盤ながら、衝撃度は今でも朽ちていない。どうやって演奏しているのか不明な箇所が頻出。技術はもとより図抜けた音楽性に計り知れないものを痛感。(弘)(CDジャーナル データベースより)