白銀の墟 玄の月 4 十二国記 新潮文庫

小野不由美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101240657
ISBN 10 : 4101240655
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
448p;16

内容詳細

「助けてやれず、済まない……」男は、幼い麒麟に思いを馳せながら黒い獣を捕らえた。地の底で手にした沙包(おてだま)の鈴が助けになるとは。天の加護がその命を繋いだ歳月、泰麒(たいき)は数奇な運命を生き、李斎(りさい)もまた、汚名を着せられ追われた。それでも驍宗(ぎょうそう)の無事を信じたのは、民に安寧が訪れるよう、あの豺虎(けだもの)を玉座から追い落とすため。──戴国の命運は、終焉か開幕か!

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ようやく泰の物語の最終巻。いままで追って...

投稿日:2021/04/15 (木)

ようやく泰の物語の最終巻。いままで追っていた自分としては少し期待はずれという感想です。特に前2巻が自分にはとても冗長だったわりにこの巻のストーリー進行の早い事早い事。もっとじっくり書いてほしい部分がアッサリ流されてしまい消化不良状態です。 ただ決してつまらないわけではありませんので他の国の新刊も期待しています。

ラビ さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    小野 不由美は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。全四巻、1,600頁強、25章、完読しました。18年ぶりの新作書下ろし長編ということで、大期待したのですが、物語の中身の割には、冗長だったような気がします。十二国記マニア以外の期待を裏切ったのではないでしょうか?新潮社の販売戦略か著者の意図か解りませんが、全三巻、1,000頁程度で良かったのかも知れません。物語はまだ続きますので、次作に期待したいと思います。 https://www.shinchosha.co.jp/12kokuki/

  • 南北 さん

    最初は希望を持たせながら、やがて絶望へと変わり、泰麒が集中治療室送りになる大活躍を経て、第1巻の冒頭に出てきた登場人物の現在の暮らしぶりで終わるところはすごいという一言しか出てきません。久しぶりに余韻のある読後感を味わうことができました。小野主上には感謝の言葉しか出てきません。長い間待った甲斐がありました。

  • 白いワンコ さん

    希望、そして絶望。あり得ないほど多くの死と残された頁の少なさに悲嘆して、その先あるべきものへ思いを馳せろ。「生き残った者の数を考えるんだ、こういうときは」(428頁)十五冊に及ぶ『十二国記』の一段落。生者にも死者にも、最大限の感謝を

  • マッピー さん

    『十二国記』シリーズの長編としてはこれが最後の一巻。大事に大事に読みました。少し読んでは「うーん」と考えざるを得ない登場人物たちの心情や、ストーリーの流れや、世界の在り様。最後まで手に汗握りながら読み進み、物語は終わっても世界は続いていくことを感じながら巻を置きました。『―過去が現在を作る。ならば、今が未来を作るのだ―たとえ繋がりは見えなくても。』そのうちどこかの短篇で、この戦いの後の戴の様子も書かれるかもしれないことを楽しみに待ちましょう。それより利広とその家族だよ。いや、朱晶をまた見たい。あと楽俊ね。

  • ニャンゴロウ さん

    あとこれだけしかページがないけど本当に決着がつくのかと別の意味でハラハラした4巻でした。いろいろな事が最後まで書ききってないところが想像力をかきたてて、いや先生が書いてくださいよ。と迷子になった子供ののように途方に暮れております。驍宗と阿選、泰麒と延麒、項梁と園糸、琅燦と耶利、聞きたかった会話は山ほどありますが、いつか読めるといいなあと期待しております。読者メーターの皆さんの助けを借りて最後まで読むことができました。本当に心から感謝です。ありがとうございました。さて、再読に挑戦です!

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人物・団体紹介

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小野不由美

12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。『残穢』は13年第26回山本周五郎賞を受賞。20年「十二国記」シリーズが第5回吉川英治文庫賞を受賞。その他のシリーズに営繕屋を主人公にした建物怪談「営繕かるかや怪

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