言葉の誕生を科学する 河出ブックス

小川洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309624303
ISBN 10 : 4309624308
フォーマット
出版社
発行年月
2011年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
200

内容詳細

言葉は「求愛の歌」から生まれた…。鳥のさえずり、クジラの歌、ハダカデバネズミの歌など、言語以前の“歌”から、人間だけが“言葉”へとジャンプした謎に、人気作家と気鋭の科学者が迫る。

【著者紹介】
小川洋子 : 1962年岡山県生まれ。88年『揚羽蝶が壊れる時』で第七回海燕文学賞を受賞しデビュー。『妊娠カレンダー』で芥川賞受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞

岡ノ谷一夫 : 1959年栃木県生まれ。米国メリーランド大学大学院修了、博士号取得。東京大学教授。理化学研究所脳科学総合研究センターチームリーダー。科学技術振興機構ERTO情動情報プロジェクト統括を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • なっく さん

    コミュニケーションは動物でもできるけれど、言葉は人間だけなのか。その言葉の一歩手前が歌だなんて面白い、しかも歌を学ぶのは鳥と人間とクジラだけ。つまりサルより鳥の方が言葉に近いコミュニケーションをしているってことなんだね。言葉を手に入れた人間は、死や孤独の恐怖から逃れるために、それを書として残すことになった。小川洋子さんが言うと説得力がある。確かに彼女の小説は、死や孤独があることを前提にした喪失と再生の物語が多い。

  • はるき さん

    対談形式で綴られる、言葉というか音に出すメッセージについての考察。小川洋子さんは私の中で理系の範疇の複雑な人。論理展開が理路整然としています。人間は進化の過程で言葉を獲得して飛躍的な進歩をとげたわけですが、当たり前だと思って、考えていないことの何と多いことか!科学は苦手ですが、推論を重ねることと空想を広けることは類似点もあると思います。

  • Tadashi_N さん

    話し言葉は鳥の囀りから、書き言葉は数字の記録から発生したという考えが良かった。文章でやりとりするのは、ほかにはクジラ。

  • Nobu A さん

    岡ノ谷一夫先生(&小川洋子)著書3冊目。11年初版。研究者と小説家の対談は理想の組み合わせかもしれない。研究者でありながら作家並み、いやそれ以上の文才を持ち合わせる人も存在するが、時々曖昧模糊な知識を明瞭に言語化してくれる化学反応が発生。歌を歌う人間と鳥と鯨、その中で人間のみが音楽を観賞。その差異を解明出来るのだろうか。また、言い得て妙な表現「情報習慣病」の視点がとても興味深い。情報化時代はどこに向かっているのだろうか。示唆に富む内容。他方、「さえずり言語起源論」等の重要なキーワードはもう少し説明が必要。

  • kei さん

    小説家小川洋子さんと、言語の歌起源説を唱える岡ノ谷さんとの対談本。科学的なことはさらっと書かれていて 色々なこと(言語、音楽、神、脳、コミュニケーション、心、など)についてお二人で楽しくお話しているところに お邪魔しているような気がする楽しい読書になりました。

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人物・団体紹介

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小川洋子

1962年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』で本屋大賞と読売文学賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、12年『ことり』で芸術選奨文部

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