天のお父っとなぜに見捨てる

小嵐九八郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309021539
ISBN 10 : 4309021530
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
追加情報
:
509p;20

内容詳細

ローマへの蜂起に失敗して再起を期して彷徨うシモンとユダがめぐりあったナザレ出身の男は素朴な人格と過激な教えによって強烈な魅力をはなっていた。なぜイエスはかくも魅力的なのか。そして少数ながら民衆たちの熱狂的な支持をうけた教団を待ちうける運命とは。―これまでのイエス伝にはなかった大胆な解釈でその死の真実に迫りながら、人間とは、生きるとは何かを問う鮮烈にして気魄にみちたライフワーク1200枚。

【著者紹介】
小嵐九八郎 : 1944年、秋田県生まれ。小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 片中多恵 さん

    読みにくかったけど、原始キリスト教が立ち上がっていく様子は、なるほどなぁ、と思わされた。イエスさんが美男子じゃないとこがいい(笑)二千年も前のこと、真実は闇の中。ユダの裏切りがあのように出来上がったとするのは興味深かった。

  • 寿里子 さん

    聖書を知らない人が読むのは難しい。力作、しかししんどかった。半分まで読んで、やっと面白く展開していったかなという感じであった。人間関係、作者の独自の仮定のものなのだろうが、なるほどなぁと思った。

  • Sosseki さん

    力作。聖書にほとんど基づいているが、背景や性格、心の動きが肉付きされていてイエスが熱狂的に支持されたり、いきなり死刑を求められた経緯、頼りない使徒達が弾圧に耐えて布教するようになった精神的変化、弾圧側だったパウロが信者に変わった訳等、よく分かるように描かれている。ユダがイエスの最大の理解者であり、「裏切り」によりキリスト教の成立の大きく関わっているということは「ユダの福音書」に基づくものか。 ・・・だけど、あの方言はいただけない。本当にどこか(東北?)の方言なのか、適当に作っているのか、「だちゃかん」なん

  • SUNSHOWER さん

    過ぎるくらいにおもしろかった。物語の人物なのに彼が話せば耳をすまし、真摯に彼を守りたいと考え、彼の死に大きな罪を感じた。ぶっ飛ぶような文体がさらに非凡度を増し、自分の中での2013年度国内小説ベスト1。

  • 林克也 さん

    イエスの弟子、取り巻く人々の視点と置かれた立場からキリスト教の成り立つ過程を書いた物語。 作者には、今に至るキリスト教のあり方を、さもありなんとして見ている部分と、悔い改めよ、として、もどかしくもがき嘆きつつも何とか原点に返れと警鐘を発している部分とがあると感じた。キーになる人物としてユダ、シモン、ペテロ、マグダラのマリア、東方のラーマ老人、そしてパウロ。今後、パウロの回心を中心にした続編が出るのではないかと思う。いずれにせよ相当な力作であり、衝撃を受けました。ありがとうございました。

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人物・団体紹介

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小嵐九八郎

1944年、秋田県生まれ。早稲田大学卒。『鉄塔の泣く街』『清十郎』『おらホの選挙』「風が呼んでる」がそれぞれ直木賞候補となる。1995年、『刑務所ものがたり』で吉川英治文学新人賞受賞。2010年、『真幸くあらば』が映画化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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