初Solo Pianoアルバム。
これまでのアルバムの中にもSoloは収録されていましたが、旋律男(by 寺島靖国)の真髄、ここに極めりといった感じでしょうか。
よくもこれだけ琴線に触れるフレーズが次から次への繰り出せるものです。
カラフルな展開をみせるToscaからぐいぐいと引き込まれ、6曲目のInori、7曲目のAlive(Lester BowieのThe Great PretenderやOscar PetersonのHymn to Freedomを想起させる)で完全にノックアウトされてしまいます。生で聴いたら感涙必至でしょう。
最後のSomeone To Watch Over Meまでやさしさに包まれます。