最高の雑談術 乱談のセレンディピティ 扶桑社文庫

外山滋比古

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594080976
ISBN 10 : 4594080979
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
追加情報
:
249p;16

内容詳細

知の探究者に大反響!『乱読のセレンディピティ』待望の続編!話すことは、読むことより容易であるように考えるのも、教育のつくり上げた迷信である。何でも話せるわけではないが、文章にするよりはるかに多くの深いことを伝えることができる。もちろん、愚にもつかぬ“おしゃべり”が多いけれども、本当の心は、文字ではなく、声のことばにあらわれる、ということを理解するのは、いわゆる教養以上の知性を必要とする。聞くこと、話すことには発見がある!シロウト同士の放談で、教養以上の英知が身に着く。

目次 : 目の思考・耳の思考/ 乱談/ セレンディピティ/ 乱読のセレンディピティ/ 談笑の妙/ 三人会/ 月光会/ 文殊の知恵/ 脱線/ 呉越同舟/ ブレイン・ストーミング/ 専門を超える/ 触発/ 競争/ 乱調/ 自家争鳴/ 日本語・立つか寝るか/ 不乱/ 断吟行/ “よく学びよく遊べ”/ 第四人称/ 第五人称

【著者紹介】
外山滋比古 : 1923年、愛知県生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。東京文理科大学英文科卒業。雑誌『英語青年』編集、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授を経て、現在に至る。文学博士。英文学のみならず、思考、日本語論などさまざまな分野で創造的な仕事を続ける。著書には、およそ30年にわたりベストセラーとして読み継がれている『思考の整理学』(筑摩書房)をはじめ多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • molysk さん

    日本人は目で考える。本を読む、知識を習得する、で足れりとする。一人で考えて、主観的となりやすい。欧米人は耳で考える。ギリシャの昔から、耳で聞いてわかったこと、わからなかったことを考える。日本でも、一人ではなく、同志と、本を読むのではなく、談話によって、新しい文化を開発できるのではないか。これが、筆者の提唱する乱談のセレンディピティである。異分野の研究者三人での雑談会が成功体験のようだが、同様の良質な経験は得難いのでは。まずは、乱談で得られた筆者のアイデアを読み流す、いや聞き流して、着想の契機を探してみる。

  • 肉尊 さん

    乱読から乱談へ。視覚的に見て学ぶことは独善的となりやすいため、著者は多人数が思考を交わし合うことで偶発的な発見、セレンディピティが生まれると説く。科学分野の5年一貫制博士課程を置く沖縄科学技術大学院大学(OIST)は学生たちが専門分野の垣根を乗り越えて乱談しあうという学風がある。専門性を超えることで点と点が結びついて線となる瞬間を大切にしているのだ。この精神は企業にも活かせる。かつて牛鍋屋で青年紳士たちがこぞって議論し合っていた、サロン的空間を持つことは、人生に深みを与えてくれると思った。

  • SOHSA さん

    《購入本》前著「乱読のセレンディピティ」の続編。乱読よりも乱談のほうが効果的という著者の言説に、それじゃ前著は何だったんだ!と思わず突っ込みたくなるが、それをぐっと抑えて読み始めた。250頁ほどの文庫本だが1時間かからずに読み終えた。文章が平易で小難しいことは一切抜き、軽めのエッセイ風の文体で頁を捲る手を緩めさせない。どの章も主軸は同じで言葉を変えながら繰り返し主張しているのだが、その反復が結局読み手の頭の中に著者の言説を強く刷り込んでいく。中でも第15章「自家争鳴」の朝の枕上クラブは印象的だった。(→)

  • 金城 雅大(きんじょう まさひろ) さん

    『乱読のセレンディピティ』と内容がだいぶ被っていたが、それはそれでよし。

  • そちゃ さん

    大学時代に感じていたことが、まさに主張されていて気持ちよかった。社会人になってからは、特に同業者と話すことが多く、思考が凝り固まっていく感じがある。大学のわ時には所謂文系、理系、さらには芸術、体育系など様々な交流があり、大変面白かった。なるほど、乱読より乱談はたしかに一理ある。著者の考え方の経年変化も伺えて面白い一冊だった。

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