タネと内臓 有機野菜と腸内細菌が日本を変える

吉田太郎 (農業)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806715740
ISBN 10 : 4806715743
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
160p;19

内容詳細

遺伝子組み換え大国アメリカはもちろん、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、ロシア、中国、韓国まで、世界中の母親や農家が、農薬漬けの農業を見直して種子を守り、農作物や加工食品の質を問い直す農政大転換が始まっている。なぜ、日本だけ主要農産物種子法が廃止され、発がん物質として世界が忌避する農薬の食品への残留基準が規制緩和されていくのか。緩和の事実がなぜ日本の大手メディアでは報道されないのか。世界の潮流に逆行する奇妙な日本の農政や食品安全政策に対して、タネと内臓の深いつながりへの気づきから、警鐘を鳴らす。一人ひとりが日々実践できる問題解決への道筋を示す本。

目次 : 第1章 タネはいのち―アニメの巨匠が描いた世界/ 第2章 タネから垣間見える、もうひとつの世界の潮流/ 第3章 米国発の反遺伝子組み換え食品革命―消費を通じて世の中を変える/ 第4章 フランス発のアグロエコロジー―小さな百姓と町の八百屋が最強のビジネスに/ 第5章 ロシアの遺伝子組み換え食品フリーゾーン宣言―武器や石油より有機農産物で稼げ/ 第6章 ブラジル発の食料・栄養保障―ミネラル重視の食で健康を守る/ 第7章 究極のデトックス―腸内細菌が健全化すれば心身ともに健やかに/ 第8章 タネと内臓―人類史の九九%は狩猟採集民だった

【著者紹介】
吉田太郎 : 1961年東京生まれ。筑波大学自然学類卒。同大学院地球科学研究科中退。NAGANO農と食の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Sakie さん

    雑多な情報が混在し、タネと内臓の関係が解りづらいが、言わんとする潮流は確かにある。遺伝子操作や大規模生産化を国家戦略として進めるアメリカに対し、農業大国フランス、食料安全保障を憂えたロシアなどは別の路線を推進している。片や日本はアメリカの言いなりの如く法改正を進めようとしていることを強く危惧する。曰く、栽培の手間を省く等の目的で遺伝子操作されたタネは、本来蓄積されないはずの毒素を蓄積する。その毒素を体内に取り込めばいずれ腸内細菌環境を損ない、種々の疾患を引き起こすとの主旨。それぞれ整理と確認が必要に思う。

  • nizimasu さん

    日本での腸活ブームは藤田紘一郎先生の独壇場だがこの前Netflixの医者に訊けでも紹介されていてかなりエビデンスのある話なのだなと納得。その最中に読んだので説得力のある本だった。日本では種子についてそれほど関心が持たれていないが昨今アジア諸国で日本の種子が盗まれて栽培されている実態があるほど種子をめぐるビジネスが加熱している。その中で日本では種子法が廃止されるという。種子開発の自由化という流れなのだがその一方でタネの劣化や工業製品化が進むのではという危惧を紹介。各国の事情を調査した本でなかなか読み応えあり

  • kamekichi29 さん

    遺伝子組み換え作物やグリホソートの弊害など。遺伝子組み換えされたタネを輸入して育てることでミネラルなどの栄養分の少ない作物しか取れなくなっている。なんとなくよくなさそうとしか思っていなかったけど、避けたい理由が少しわかった。

  • どん さん

    図書館本。不思議なタイトルに目を奪われ手に取る。 収量拡大のための遺伝子組み換え作物は、グリホソート耐性を高めることとは良く知らなかった。カロリーだけが高いスカスカの食材。目からうろこの感覚。食の安全性が脅かされいることがわかる。 種子法の廃止も大きな問題だ。過去の薬剤問題などもあり、世界の中で日本は国民の健康を軽視していると思う。 個々人か意識して身を守らなければ。

  • ジャンルバルクイネー さん

    土と内臓の関係は腸と人間の関係と同じだった。一見不思議だか、どても利にかなっている。人間は狩猟採集の生き物だ。縄文時代に戻ることは難しいが、食べ物を昔に戻すことは出来そうだ。 ある農家の話で、「私はトウモロコシを食料だと意識して作っているんじゃないんだ。出荷して金が入ればそれでいいんだよ」が衝撃的だった。

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