平安期日記文学総説 一人称の成立と展開 日記で読む日本史

古橋信孝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784653043492
ISBN 10 : 4653043493
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;20

内容詳細

一人称、ひらがな体、日記の時間―『土佐日記』成立以降、平安期の日記文学が発明し、発展させてきた知性・感性の歴史をひもとく!

目次 : 序章 日記の時間とひらがな体/ 第1章 日記文学の成立―土佐日記/ 第2章 結婚生活を書く―蜻蛉日記/ 第3章 自分を見る―紫式部日記/ 第4章 宮廷の恋愛生活―和泉式部日記/ 第5章 人生を書く―更級日記/ 第6章 天皇の死の記録―讃岐典侍日記/ 終章 平安期の歴史と日記そして日記文学

【著者紹介】
古橋信孝著 : 1943年東京都生。東京大学大学院修了。武蔵大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chisarunn さん

    土佐日記によって始まった(とされる)日記文学が、どのように変貌していったか六つの著名な日記を取り上げて論証している。物語文学が、古代から平安期という時代の中でどのように変わっていったかという論考にはよくお目に掛かるが、日記文学についてはこの本が初めてだったので非常に興味を引かれた。特に、物語/三人称、日記/一人称という人称(平安文学には私が、と書かれているものは漢文学にしかなく、文章の主語すらあいまいなものが多い)と視点の問題はもっとこの点を詳しく解説したものを読みたいと思った。

  • miyuki さん

    平安期の日記文学に絞り、一人称がどう表現の上で展開されているかを論じる本。日記文学史とでもいう文学の流れは、文学史でも案外示されていないように思われる。日記は自分のことを書く要素が強いものである故、その中で一人称がどう展開されているかを知ることは、文学を考える上でこの上なく重要。文体から読みとれる作品の特徴は、つまり書き手の手法を論じていることと同義であって、平安朝の日記作者、紀貫之、藤原道綱母、紫式部、菅原孝標女、讃岐典侍藤原長子らの作家論となっている。文体がそれぞれ違っていて、みんな個性的だとわかる。

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