捏造の日本史 偽史をつくったのは誰か?なぜ信じられたのか? KAWADE夢文庫

原田実

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309485331
ISBN 10 : 4309485332
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;15

内容詳細

教科書に載ったり、自治体が史跡にしたり…史実と信じていた“歴史”は、創作や誤解が広まったものだった!まさかの「27の偽史」の真相に迫る!!

目次 : 日本に前・中期旧石器時代は存在した/ 与那国島沖に海底遺跡が発見された/ 縄文人は南米に渡っていた/ 日本人は、古代イスラエル人の子孫/ 天皇家は朝鮮半島からやってきた/ 倭の五王は大和ではなく九州にいた/ 羊太夫は朝廷に滅ぼされた/ 「聖徳太子」は架空の人物である/ 安倍晴明は超能力者だった/ 義経は大陸に渡り、チンギス・ハンになった/ 観阿弥は楠木正成の甥だった/ 兼好法師は「吉田兼好」である/ 足利義満は皇位簒奪を図って暗殺された/ 応仁の乱の元凶は悪女・日野富子にある/ 信長には生駒吉乃という本妻がいた/ 本能寺の変の黒幕は足利義昭だった/ 山田長政はシャムで太守となった/ 「人の一生は重荷を背負いて」は家康の名言/ 江戸時代は「士農工商」の身分制だった/ 江戸幕府は「鎖国」政策をとった/ 幕府は「慶安御触書」で農民に倹約を強いた/ 吉良上野介は瑶泉院に言い寄った/ 「船中八策」は坂本龍馬が起草した/ 坂本龍馬はフリーメイソンだった/ 鉄道反対運動のために宿場町がさびれた/ 戦時中、軍の命令でゾウが殺された/ 下山事件の黒幕はGHQである

【著者紹介】
原田実 : 1961年、広島県生まれ。龍谷大学文学部卒。広島大学研究生を経て、昭和薬科大学文化史研究室にて古田武彦の助手を務めたが『東日流外三郡誌』の真偽をめぐって対立。現在は、古代史関連の偽史、偽書の論考を中心に著述家として活躍。「と学会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    コンビニによく置いてあるKAWADE夢文庫。雑学本のイメージがあるが、こういう良い著者のものも出してくれていて嬉しい。原田実は偽史研究家で『東日流外三郡誌』のインチキを暴いた一人である。本書には古代史のみならず、安倍晴明、兼好法師、足利義満、観阿弥世阿弥、応仁の乱、本能寺の変、家康の名言、坂本龍馬、鉄道、『かわいそうな ぞう』、下山事件と盛りだくさんである。各分野の新知見を紹介してくれているので、良い歴史ブックガイドの側面もある。後書きを読んでつくづく思うのは、リテラシーを鍛える事の大切さ。お薦めします。

  • へくとぱすかる さん

    歴史研究には予断のフィルターは極力避けなければならない。世の中に広く信じられている通説によって、歴史のイメージは作られているものだが、その通説が無根拠であったり、ひどい場合にはウソであることも、しばしば存在する。偽書に関する本も何冊か読んだが、なぜこんな簡単なウソにひっかかってしまうのか、と思うパターンも多い。その多くは「こうであってほしい」という願望と主張が一致した場合であり、わずらわしい検証の手続きも、つい省略してしまう。偽史・偽説にはくれぐれもごまかされないように。コンパクトで楽しみながら学べる本。

  • サケ太 さん

    読んでてショッキング。シャム王国の太守になった山田長政はいなかった?まじか。これは創作でしょ、と思っていたものに関しても、何故作られたのか。という事を説明されていて面白かった。娯楽、観光資源、己の存在を肯定させるため。『士農工商』はなかったし、『かわいそうなぞう』にも嘘が含まれていた。自分にとって都合の良い世界を創り出すための偽書。もしくは、他の捜索によって影響された結果。恐ろしい。まだまだ同様の事例がありそうなのが。

  • 六点 さん

    「ゴッドハンド」から「清張戦後史」に至るまで、消えては現れる日本史の「真実」と称する有象無象についての考察である。トピック数は多いが、簡潔に纏められており、短時間で読むことができた。また、目次を見て、興味のあるトピックから読むのもよいだろう。著者は嘗て「偽史」の中心人物に師事し、その誤りを剔抉し、江戸しぐさを徹底的に論破した歴史研究者である。後書きで述べているように教師が歴史の教訓や地域おこしでとんでもない日本史の姿を再生産している。歴史に安易に教訓を求めて、偽史を作る彼らに、善意の恐ろしさを見た。

  • 爺 さん

    『江戸しぐさ』の嘘を暴いた原田実氏の著作をもうひとつ読んでみる。捏造された事柄すら知らないものもいくつかあり、無学を恥じております……。下山事件に関しては、柴田哲孝が出していた本を読もうかなぁ、などと思っていたのですが、読む前に暗殺じゃないと論破されてしまったので、読む気がしゅるしゅると萎んでしまいもうした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

原田実

1961年、広島県に生まれる。龍谷大学卒業。八幡書店、昭和薬科大学助手を経て、歴史研究家。と学会会員。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)会員。主要テーマは偽史・偽書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品