SDGs 危機の時代の羅針盤 岩波新書

南博(Book)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004318545
ISBN 10 : 4004318548
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
252p;18

内容詳細

地球1個分のキャパシティを超えない「続く世界」を目指す17のゴール。2030年の期限まで10年を切り、パンデミック下の今こそ、危機の時代の羅針盤としてその真価が問われている。日本政府の交渉官と開発・環境関係のNGO代表とが、SDGsのイロハ、交渉秘話、SDGsの現状、プロが見たその強みと展望などを漏れなく紹介する。

目次
はじめに――危機の時代の羅針盤

第1章 SDGsとは何か
1 持続する世界を作るための目標
2 強いられた変革

第2章 国連でのSDGs交渉
1 SDGsの起源
2 SDGsの合意まで
3 先進国と途上国との二分法を超えて

第3章 日本のSDGs
1 政府の政策
2 地域の持続可能性を見据えて

第4章 「地球一個分」の経済社会へ
1 企業を変える
2 労働と社会を変える

第5章 2030年までの「行動の10年」
1 SDGサミット
2 人間(People)のゴール
3 繁栄(Prosperity)のゴール
4 地球(Planet)のゴール
5 平和(Peace)のゴール
6 パートナーシップ(Partnership)のゴール

あとがき
SDGs(持続可能な開発目標)のゴールとターゲット

【著者紹介】
南博 : 1959年生まれ。東京大学法学部卒業、ケンブリッジ大学経済学修士。83年外務省入省、中国大使館、英国大使館、ジュネーブ代表部、ロシア大使館、国連代表部に勤務。2012年から15年にかけて、日本政府の首席交渉官としてSDGs交渉を担当する。2017年から19年まで在東ティモール大使を経て、現在、広報外交担当日本政府代表・大使

稲場雅紀 : 1969年生まれ。東京大学文学部卒業。2002年からNPO法人アフリカ日本協議会でエイズ、保健分野を担当。MDGs達成に向けた市民社会ネットワークを主導。2012年から市民社会としてSDGs策定に関わる。16年SDGs市民社会ネットワークを設立。現在、政策担当顧問。2016年より政府「SDGs推進円卓会議」の構成員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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SDGs関連の書籍は既に多数出版されています...

投稿日:2021/06/27 (日)

SDGs関連の書籍は既に多数出版されていますが、そのなかでも本書の特徴はSDGsに至るまでの舞台裏を眺めることができる点にあります。

ai さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    私が勤め始めた頃に世界でローマクラブの「成長の限界」というレポートがかなり議論されたことがあったのですが、それと似ているのかと思いましたがもう少し範囲が広いものですね。この本には国連での交渉や日本でどのようにしていくかということが細かに書かれています。国によってあるいは産業によってその目標とするところは異なるのでしょうが、全世界がこのようなSDGsということで協調できればいいと思われます。

  • hatayan さん

    「持続可能な開発目標」として2015年に国連で制定された「SDGs」。日本政府で交渉に立った外交官、交渉に関与したNGOの元代表がSDGsの理念を実例とともに解説。未来世代の代表としてパキスタンのマララさんが17歳でノーベル平和賞を受賞し世界に危機を訴えたのは記憶に新しいところ。「誰一人取り残さない社会」を掲げて、「経済成長、社会的包摂、環境保護」を調和させ持続可能な成長につなげるSDGsの理念は、企業や官公庁、市民を超えて幅広い連携や協働を促すもの。社会人必修の教養書として繰り返し読みたい一冊です。

  • メタボン さん

    ☆☆☆★ 著者が日本のSDGs交渉担当者というだけあって、特にSDGs成立に至るまでの交渉過程が詳細に記述されていたのが、臨場感があって良かった。持続可能な開発とは将来世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、現在のニーズを満たすような開発。

  • おせきはん さん

    SDGs交渉に関わった日本政府主席交渉官とNGOのメンバーが、SDGs交渉の舞台裏やSDGsの達成に向けて各主体が取り組むべきことについて語っています。特定の目標や主体に限定されることなくSDGsの全体像を俯瞰できました。

  • ましゃ さん

    SDGsは現在、2030年までに達成を目指す「行動の10年」に入っている。コロナ禍になったこともあり、今後どうなるのか。SDGsについて知りたく本書を手にしてみたが、実際に活動している内容を調べた方が十分に知れると思う。その代表格が「SDGsネットワークおかやま」である。どうしたいのか言語化できてなくても、「こうしたい」と漠然と思っていることが誰にもある。それを引き出す役割が必要。「こうしたい」を言語化し具現化していく。『縦割り』を横串で繋ぐ。こういう役割は何処にも必ず必要になってくる重要な役割だと思う。

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