認知症になるとなぜ「不可解な行動」をとるのか 深層心理を読み解きケアの方法をさぐる

加藤伸司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309251868
ISBN 10 : 4309251862
フォーマット
出版社
発行年月
2005年03月
日本
追加情報
:
19cm,206p

内容詳細

認知症の人々の心理に焦点を当て、健常な人が「不可解な行動」と感じる様々な言動が、なぜ起こり、何を意味しているのか、また、どのように接していけばよいかを、ケーススタディを中心に解説。

【著者紹介】
加藤伸司 : 東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科教授。認知症介護研究・研修仙台センター研究・研修部長。1956年生まれ。1979年、日本大学文理学部心理学科卒業。特別養護老人ホーム生活指導員を経て、1982年、聖マリアンナ医科大学病院神経精神科臨床心理士。1993年、北海道医療大学看護福祉学部講師、助教授を経て、2000年より現職。(公職)日本痴呆ケア学会理事、日本老年社会科学会理事、日本老年精神医学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • patapon さん

    どうしてそんなことを?という認知症患者さんの行動について、様々なケースから説明されている。センター・パーソンド・ケアが認知症では必要であることがよく分かる本でした。 ちょっと辛いな、と思うのは、いわゆる周辺症状が起きるのは周囲の理解不足であるとされること。認知症と診断された患者はもちろん本人ですが、本人だけでなく、その周囲の人々もケアを必要としていることを忘れてはいけない。患者さんの不安はもちろんですが、患者さんが身近にいることの不安もないがしろにしないでほしい。

  • バニラ さん

    認知症の心理状態の入門書。

  • おたきたお さん

    認知症を長年診て来た臨床心理士の著書。「認知症患者の立場になれば『不可解な行動』は理解できる」という共感の姿勢が貫かれている。認知症を健忘期・混乱期・終末期の3つに分け、20ケースを例示し「不可解な行動」を疑似体験させる。「最後に残るのは『感情』」という示唆は哲学的ですらある。一方で介護する側の家族は、当事者からのねぎらいがなく、周囲の無理解に孤立を深めるために、半数の家族でうつの症状が見られるという。「徘徊は何年も続かない。数週間で収まることもある」など介護者の閉塞感を取り除こうとしている。好著。

  • Noriko Washio (Hattori) さん

    認知症の方がとる不可解な行動。 それをひとつひとつ解説している本。 その行動をとってしまう背景に、どんな思いがあるのか。 対処方法は、その人それぞれであり、状況にもよる、ということだが、いくつかのパターンを知っておくだけでも心のもちようが違ってくるのではないかと思う。 いざという時のために、理解を深めるために、 そしてケアする人のために、読んでおいていい本だと思う。

  • okatake さん

    20のケースを中心として、認知症で見られる「不可解な行動」について、なぜ生じるのかをわかりやすく説明してくれている。入門編としてはとてもわかりやすい。ケアなど日頃認知症患者と関わり始めた方にはおすすめ。

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加藤伸司

1979年日本大学文理学部心理学科卒業。現在、東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科教授。認知症介護研究・研修仙台センターセンター長

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