三体

劉慈欣

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152098702
ISBN 10 : 4152098708
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
447p;20

内容詳細

オバマ、ザッカーバーグ激賞 シリーズ合計2100万部突破、現代中国最大のヒット小説

尊敬する物理学者の父・哲泰を文化大革命で亡くし、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔。彼女が宇宙に向けて秘密裏に発信した電波は惑星〈三体〉の異星人に届き、驚くべき結果をもたらす。現代中国最大のヒット小説にして《三体》三部作の第一作

【著者紹介】
劉慈欣 : 1963年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。『三体』が、2006年から中国のSF雑誌“科幻世界”に連載され、2008年に単行本として刊行されると、人気が爆発。“三体”三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)で2100万部以上を売り上げた。中国のみならず世界的にも評価され、2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が行刊。2015年、翻訳書として、またアジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。また、原作短篇「さまよえる地球」が『流転の地球』として映画化、春節中の中国での興行収入が3億ドル(約330億円)に達したと報じられた。今もっとも注目すべき作家のひとりである

大森望 : 1961年生、京都大学文学部卒。翻訳家・書評家。訳書多数

光吉さくら : 翻訳家、訳書多数

ワンチャイ : 翻訳家、訳書

立原透耶 : 1969年生、作家・翻訳家。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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アジア人初のヒュゴー賞受賞作!とても読み...

投稿日:2021/07/02 (金)

アジア人初のヒュゴー賞受賞作!とても読みやすく、内容に引き込まれます。早いうちに映像化されると思います。

クッキーガール さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    評判の中国SF『三体』に耽溺する。地球から4光年離れたリアルな三体星系とバーチャルな幻想の三体時空間と、大きなスケール感で迫る。しかも、この長編の起筆部は、文革によって大興安嶺に下放(辺地に追放し、再労働教育・革命教育を施す)された天体物理学者、葉文潔の記述から始まる、中国現代史を如実に踏まえた記述は迫真のリアリティに満ちている。唯一の不満は、知識人の集まりである地球三体協会(一枚岩ではないが)の目的が、人類の自浄を見限って、三体星人に依存しようとするところだ。その短絡的な弱気は、文革以来長年の圧政に⇒

  • W-G さん

    連休を利用して着手。予想していたほどは読みづらくなかった。科学/物理学への言及箇所は流し読みしても大丈夫。人名を中国発音で読むか、そのまま日本語で読むかによっても、読むスピードが大きく変わりそう。内容の方は、まだこれだけではなんともいえないところ。この一冊でストーリー全体の『序』の部分にしかなっていないので、評価の確定は後の二作次第。今のところ、しっかり面白い。スケールが大きすぎて、民間人の船を輪切りスライスすることが普通に見えてしまうから恐ろしい。この三部作、中国語版だけで2100万部らしい…。

  • パトラッシュ さん

    圧倒的なスケールと豊富なアイデアに科学描写、エンタメのツボを押さえたストーリーなど、SFとしては文句ない。しかし従来のファーストコンタクトあるいは地球侵略テーマ作品と決定的に違うのは、葉文潔を筆頭に「人類に絶望して地球が侵略され滅亡するのを望む」人間を描いている点。葉が三体世界を招いたのは父を殺した文化大革命に復讐するためなら、文革を発動した毛沢東が人類滅亡の種をまいたことになる。いわば影の巨悪は毛沢東であり、少し読み替えればディストピアたる地球を守る人々を描く痛烈な中国共産党批判の政治小説に化けるのだ。

  • absinthe さん

    面白い!すごい才能が出てきたんじゃない?とにかくアイデア豊富で飽きさせない。荒唐無稽になる寸前で巧妙に次のネタを出してくる。中国の負の歴史もダイレクトに描写し、人類が立ち向かうべき危機と暗黒の歴史が重畳される手法も見事。歴史の河の大きなうねりを感じる。人間を並べて人列方陣コンピュータが動く描写など圧巻で、システムエラーを引き起こす部分にニヤリ。理系に大きく振れた作品だが文系の人にも面白いと思う。謎も神秘的で、いつも目の前の程よいところにぶら下げてくれる。

  • 青乃108号 さん

    まず凄まじい情報量に圧倒される。そして抜群に面白い。読み終えるのに休日の2日間まるまる潰してしまったが、読後これ程の充足感を味わったのは初めてだ。序章の段階でこれだけ読者を惹き付けるパワーを持ったこの作品、全て読み終えるまでは生きていたい。これ以上、今は語る言葉を持たない。

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劉慈欣

1963年、北京生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。『三体』が、2006年から中国のSF雑誌(科幻世界)に連載され、2008年に単行本として刊行されると、人気が爆発。中国のみならず世界的にも評価され、2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行された。2015年、翻訳書として

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