闘う区長 集英社新書

保坂展人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206678
ISBN 10 : 408720667X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
190p;18

内容詳細

二〇一一年東日本大震災と福島第一原発事故を受け、同年、脱原発を訴えて、人口八八万人をかかえる世田谷区長に当選した著者。就任後は区役所から始める節電、不透明な値上げをめぐり東京電力へデータ開示要求、電力の自由化とエネルギーの地産地消をめざす「世田谷電力」の計画など、自治体の長だからこそ提案できる施策を次々に実行に移してきた。外からは見えづらい地方自治の現場における首長の具体的な仕事内容とはどんなものなのか?本書は、国政が混迷を極める今こそ、自治体が発信力を高め、地域が連携することで日本を変えようという提言である。

目次 : 第1章 すべては「3.11」から始まった/ 第2章 全国初の「脱原発首長」誕生/ 第3章 区長のお仕事/ 第4章 東京電力とのバトル/ 第5章 電気料金値上げのトリックを見破る/ 第6章 「世田谷電力」とエネルギーの地産地消/ 第7章 夢の続きを…

【著者紹介】
保坂展人 : 1955年宮城県仙台市生まれ。世田谷区長。高校進学時の内申書をめぐり一六年間の内申書裁判を戦う。新宿高校定時制中退後、数十種類の仕事を経て教育問題を中心に追うジャーナリストに。1980〜90年代、世田谷区を拠点に教育問題に取り組むプロジェクトを展開。1996年衆議院初当選。衆議院議員を3期11年務め、総務省顧問を経て、2011年、世田谷区長となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ポン・ザ・フラグメント さん

    自治体の長という職はかなりマルチロールな仕事だろう。著者が選ばれた背景もあり、あえて脱原発に焦点をあてて書かれているが、ほかの仕事はどうなのか心配になったりもする。「ワールド・カフェ」の試みなど非常に面白い。地方自治は国政よりも身近であるぶん軽く見られているだろう。しかし、原発にしろ、基地にしろ、貧困にしろ、問題が生じているのは具体的な個々の地域だ。選挙による参政という、民主主義の「やり方」を変えるべきときに来ているんじゃないかという気がする。インターネットによるもっと別の関わり方とかあるのではないか。

  • ERNESTO さん

    「闘う」の冠が先鋭的なイメージを持たせるが、筆者は先駆者として独裁者的に飛び抜けた区政運営を、この1年間行ってきたわけではない。 議会の承認を得、区長会にも受認されるような案をもった区政である。 超高線量放射線や、東電とのやり取りについても、出来うる限り情報開示をする事で、デマや憶測を防ぎ、自粛ムードの中、恒例行事の盆踊りも行い、電力契約を東電からPPSに変更するのも一般競争入札を経てだ。 故に筆者が「闘う」のでなく、他の首長が不作為である事を浮き出させる内容となっている。

  • anken99 さん

    4年前に世田谷区に移り住み、この町の暮らしやすさを感じている今日この頃。本書は、その世田谷区の区長の著書だ。311後に、地方行政の場に飛び込んだ保坂氏の活動は、全国的にも非常に注目を集めている。脱原発は、そのさいたるものだが、新しい電力供給の仕組みなど、大変わかりやすく勉強になった。さまざまな取り組みは一定の成果を上げているが、私自身も2年前に、全国ワースト1位という待機児童問題の当事者になり、地方行政の大切さを目の当たりにしている。保坂氏には、まだまだ新しい地方行政に関して、新風を巻き起こしてほしい。

  • m!wa さん

    我らが世田谷区長。脱東電は、いい考えです。超賛成。世田谷区は人口も多いし、問題も多いと思いますが、これからも区長には頑張って欲しいです。区民というのは、区政に対する理想が高いので、区長が戦っていても効果が見えないと感じるとやはり不満を抱くというものです。保育園の待機児童の問題を解決してくれるのかが、見ものです。待機児童0を目指して頑張って欲しいです。ちょうど、東日本大震災以降に書かれている本なので、原発反対みたいな内容が多いですが、区政に対しての区長の意見がもっと知りたいです。

  • takizawa さん

    区役所の首長になろうと思ったのはなぜか(特に保坂氏の場合,国政から基礎自治体への転身なのでその動機は興味深い),首長の仕事はどのようなものか,そして,保坂区長がおそらくもっとも力を入れてきた自治体発の脱原発施策について,現時点での到達点が書かれている。闘うというのは,(東電と)闘うということ。革新系の首長の誕生ということで,職員も議員も警戒していたのかもしれないが,95%は継続と明言し良い関係を築こうと努力していたということが今更ながら分かった。フットワークの軽さは国とのパイプが強いからこそだろう。

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