今日でなくてもいい 佐野洋子エッセイコレクション

佐野洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309029818
ISBN 10 : 4309029817
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
追加情報
:
240p;19

内容詳細

幼少期の家族の死から自身が余命宣告を受けたのちに書いたものまで「生・老・死」をテーマにした35篇を収録。

目次 : 1(“犬が死んだ”/ “また、母が赤ん坊を産んだ”/ 青い空、白い歯/ 百日草/ 二つ違いの兄がいて/ とおい草のにおい/ 「鈴木医院」の鈴木先生/ 清濁あわせ飲んで嘘も方便)/ 2(葬式が好きです/ 死んだふり/ 鳥が空をとんでいても気の毒には思わない/ 女の老人とおばあさん/ 銀の杖/ こわーい/ フツーに死ぬ/ そうならいいけど)/ 3(やがて子供は大人になる/ スカートをけって歩きなさい/ こんぐらがったまま、墓の中まで/ ねえねえ、うちの子だけどうしてあんなに可愛いのかしら/ 何も知らない/ あとのまつり/ 年寄りは年寄りでいい/ シュワーッと消える/ 大人も子供もあるもんか)/ 4(“父が死んだのは”/ 自分らしく死ぬ自由/ 今日でなくてもいい/ そのとき/ 〔六十の還暦を〕/ 母のこと、父のこと/ 〔仕事が嫌いだと〕/ 〔私が愛する人は皆〕/ 〔MRIで〕/ どんどんわからなくなる)

【著者紹介】
佐野洋子 : 1938年、北京に生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒。1967年、ベルリン造形大学においてリトグラフを学ぶ。主な作品に『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだってのおばあさん』『ねえとうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、エッセイ、対談集も多数。2003年、紫綬褒章受章、2008年、巖谷小波文芸賞受賞。2010年、72歳永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ツキノ さん

    2021年8月発行。じわじわ読み進めて読了。「生・老・死」をテーマにした35篇。いつか死ぬということ、老いるということ。どちらも今年向き合うこととなったので、読んでいて沁みた。

  • スリカータ さん

    佐野さんのエッセイは色々と読んで来たので、改めて感性やクールな眼差しを懐かしく思いました。子供の頃の体験が辛かったと思うけど、淡々と描いていらっしゃる。猫のフネさんのストーリーが印象的でした。

  • pota さん

    Eテレのヨーコさんの言葉(プールのエピとか)が好きだったので、そんな感じを期待して軽い気持ちで手を出したらとんでもなかった。▽去年「おらおらでいぐも」を読んだときの深く暗い気持ちがよみがえる。自分の年代が読むと救いがないのだ。▽「死」ばっかり出てくる。終いにはヨーコさんも逝ってしまう。▽幼少時代の描写では、人の死が身近に転がっていた時代を感じ背中がスースーする。後ろで子供が鬼滅を見てるから尚更だ。ばんばん死ぬ。この時代と比べると、今の日本はなんて豊かで平和なのか。▽「中年の危機」なんてちゃんちゃらね。

  • けせらせら さん

    100万回生きたねこ の作者のエッセイ いつ死ぬかわからぬが、今は生きている。 生きているうちは、生きていく外ない。 いつ死んでもいい。でも今日でなくてもいいと思って生きるのかなあ。

  • miya さん

    生・老・死をテーマにしたエッセイ集。死生観がよくわかるエッセイだった。子供の頃からきょうだいの死を経験し、生死に対して考えてきたのだろうか。年に抗ったり無駄に長生きすることを望まず、いつ死んでもいいとはっきり言える潔さ。洋子さんの男の気の引き方に身に覚えがあって笑った。効果は確かにない。私は可愛いおばあちゃんに憧れているが、「その人以外のバァさんなどにはなれない」と言われたらその通りだと納得してしまった。私も若いものに嫌われて優しくしてやればよかったなどと後悔させないババァを目指そうか。その方が現実的だ。

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佐野洋子

絵本作家・エッセイスト。1938年中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。主な作品に『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『ねえとうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だっ

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