井上ひさしの日本語相談 朝日文庫

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022620330
ISBN 10 : 4022620331
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

下手な役者はなぜ「大根」?濁点はなぜ二つ?源氏名って何?等々、読者から寄せられた日本語の素朴な質問に、ことばの達人たる著者が答えていく。創作上の実例も含めながら、ウィットを交えて楽しく教えるとびきりの日本語教室、待望の“新装版”!

目次 : ことわざ・格言は古くさいか/ 親切過剰の掲示の不思議/ ニホン、ニッポン、どっち?/ 「…的」の的確的使い方は?/ 四大美人とはなぜいわないの/ 他人のパンツでレスリング?!/ 謙譲語「申す」と丁寧語「申される」/ 紋切り型をどう思いますか/ 「より」と「から」正しいのはどちら?/ 「一番最初」「いま現在」は間違いか〔ほか〕

【著者紹介】
井上ひさし : 1934年山形県生まれ。小説家、劇作家。放送作家として活躍したのち、72年に『手鎖心中』で直木賞、81年『吉里吉里人』で日本SF大賞、読売文学賞を受賞。83年「こまつ座」を創立し、座付き作者として戯曲を書き下ろし、多くの上演活動を行う。86年に『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、91年に『シャンハイムーン』で谷崎潤一郎賞、99年に『東京セブンローズ』で菊池寛賞を受賞。2001年に朝日賞を受賞。10年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Inzaghico さん

    欄外の丸谷才一や大野晋のツッコミや追加情報も面白い。略語が流行していることの是非を問うたくだりで、欄外で丸谷はこう書いている。「ある文芸評論家が、夏目漱石の『吾輩は猫である』を『猫』と呼ぶのはいけない。漱石は『猫』なんて小説は書かなかつた、と力説したことがありました。/しかし、漱石だつて忙しいときは、いちいち『吾輩は猫である』の印税はどうなつてゐるのかね?」などと長つたらしく言ふのは面倒くさかつたのぢやないか」。思わず吹き出した。

  • つな さん

    明確には朝日文芸文庫のものを読みました。もうとても面白かった!この面白かった、とか面白かったです、などという言い方についての解説もあったりして、令和のいま読んでも非常に楽しめる一冊でした。投稿される読者の着眼点も面白く、毎回「そういえば、たしかに」と興味をそそるテーマなのもまた素敵。この素敵という言葉についても(以下略。 最後、この連載を担当していた当時の言葉のプロたちの対談も良い。博識なんだなあとわくわくしながら最後まで楽しみました。

  • ポレポレ さん

    日本語にまつわる様々な質問に対し、著者は詳しさと易しさのバランスがとれた文章で回答している。エキスパートの鑑である。 ★★★★☆

  • mametoume さん

    日本語を教えてきたので面白かった。今は違うが、「とても」は否定表現のみで使われるとか、時代の変遷も感じられた。

  • Go Extreme さん

    「…的」の的確的使い方 紋切り型 「より」と「から」 方言を正確に文字化できるのか すみませんだらけの世の中 〇〇チョウと××マチの違い 当て字:文化を移しかえる力業 もともと無理な外来語の日本語表記 「われ」「自分」がなぜ二人称 「うれしかったです」は間違いか 下手な役者はなぜ「大根」 時代で変わってきた「索敵」 アパレル業界から生まれた「定番」 固い、堅い、硬い 興行の最終日を千秋楽というわけ

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934(昭和9)年11月16日‐2010(平成22)年4月9日、享年75。山形県出身。1972年『手鎖心中』で第67回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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