オグリキャップの物語は3巻にして中央編に突入。こっちの方がゲームより史実準拠度の高い (というか基本史実通り) お話となってます。ゲームに登場したヤエノムテキ、サクラチヨノオー、スーパークリークなども描かれてます。今巻の最大の見どころはキレた会長ですかね。ダジャレしかイメージのない方には新鮮に映ると思います。

次にくるマンガ大賞2021ノミネート作の第2巻。カサマツ編最終巻です。中央からのスカウトを受け応じるか悩むオグリキャップとその周辺の人々の葛藤が描かれます。ライバルであるマーチトウショウとの熱いぶつかり合いは必見。

現在ゲームが大ヒット中のウマ娘ですが、今作はその1人、オグリキャップを主人公に据えた物語です。まずは中央に移籍する前、カサマツ編から物語はスタート。史実をベースに据えつつも巧みな味付けを加えた原作と、迫力がありながら愛らしい作画のコンビは、ゲーム云々抜きにして普通に面白い。流行りものに拒否感のある方も、騙されたと思って読んでみて頂きたいです。