ウィーン・フィル 音と響きの秘密 文春新書

中野雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166602797
ISBN 10 : 4166602799
フォーマット
出版社
発行年月
2002年10月
日本
追加情報
:
18cm,276p

内容詳細

小澤征爾のウィーン国立歌劇場音楽監督就任による東と西の音楽の出会いは、どのような音と響きを生み出すのか。160年にわたる時代の試練を乗り越えて造り上げられたウィーン・フィルの音楽との格闘の歴史を綴る。

【著者紹介】
中野雄 : 1931年、長野県松本市生まれ。東京大学法学部卒業。日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)を経てオーディオ・メーカーのケンウッド役員に就任、レコード事業・音響機器生産等を担当した。昭和音楽大学・津田塾大学講師を歴任。現在、音楽プロデューサーとして内外で活躍する傍ら、映像企業アマナ等の役員も務めている。LP・CDの制作で「ウィーン・モーツァルト協会賞」、「文化庁芸術作品賞」など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ウィーンフィルの逸話をたくさん取り上げて...

投稿日:2021/06/23 (水)

ウィーンフィルの逸話をたくさん取り上げており、こんなことがあんなことがあったのかと非常に興味を持って読むことができた。著者によるシリーズ本で作曲家のものがあるがそちらは時系列に生い立ちなどの紹介に多くのページが費やされている。本書のような内容で出版して欲しかった。

浜っ子 さん | 愛媛県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    タイトルに掲げるウィーン・フィルの音と響きの秘密が明らかになったとは思えないが、様々な角度からウィーン・フィルに焦点を当てることで、音楽の持つ本質的な一面を語りえていると言えるだろう。個々のエピソードもきわめて興味深い。ことにフルトヴェングラー、トスカニーニ、クナッパーツブッシュのそれらは(初めてではないにもかかわらず)聞くたびに納得もし、音楽演奏史に思いを馳せることになる。演奏が画一化したことは極めて残念だが、過去の名演をCDで聴くことのできる我々の時代は、果たして幸福なのか否か、何とも微妙なところだ。

  • がっち さん

    読み物として読んだが、ウィーンフィルの音楽への思いに感嘆である。今私もまた音楽をしているが、音楽作りの指針になる良書である。私たちは音を合わせていると勘違いしやすいが、気持ちを合わせる大切さがよく分かる。もちろん、ウィーンフィルは音楽家として優れているが、協調性をすごく大事していることが分かる。 なかでも音楽的にひしひしと自分たちも彼らと同じようにはいかないが心得なければならないと感嘆したのは「一つ一つの音、一つ一つの響きにこめられた音楽的情報の量と質」を大切にするべきであるということである。これは当た

  • しんしん さん

    音楽について知りたいなと思って、いくつかのCDを聞きながら読んだ。 前半ではウィーン・フィルの何人かの指揮者の物語や音楽性を述べて、後半では楽譜通り正確にということだけが求められる現状と「響き」というものの大切さが語られる。 一つ一つの音や響きにどれだけの思いが詰まっているかそのうちわかるようになりたい。

  • ひろみ さん

    普段イヤフォンを使っていることもあって古い録音はほぼ聴かないのですが、、フルトヴェングラー×ベルリンフィルの1943年ベト7を衝動買い。今後普段聴かないアメリカのオケも含めて色んな演奏を聴きたい。そして、2015年と2016年のウィーンフィル来日公演で音色がガラッと変わってしまったと感じたのは、やはりキュッヒルさん不在となったからなのかしら…と改めて残念に思いました。

  • とす さん

    読むのになかなか時間がかかったけれど、とても面白かった。オススメしたい。タイトルにウィーン・フィルと入っているので、ウィーン・フィルが中心だが、ベルリン・シカゴの話も多くあった。名前だけを知っていたカラヤン、フルトヴェングラー、小澤征爾あたりの話が個人的にとても面白かった。一般的な考えだから仕方ないけれど、アメリカの音楽を低く見る言葉が多くあったのはうーん、という気持ち。ほとんど全てが日本にも言えてしまうのでなんだか嫌だった。ウィーン・フィルのチケットが当日でもとれるようになったら…のくだりが心に残った。

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人物・団体紹介

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中野雄

1931年、長野県松本市生まれ。音楽プロデューサー。東京大学法学部卒業。日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)を経て、オーディオ・メーカーのトリオ(現・ケンウッド)役員に就任、代表取締役、ケンウッドU.S.A.会長を務めた。昭和音楽大学・津田塾大学の講師、映像企業アマナなどの役員も歴任。ピアニスト宮沢

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