谷崎潤一郎文学の着物を見る 耽美・華麗・悪魔主義 らんぷの本

中村圭子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309750217
ISBN 10 : 4309750214
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
159p;21

内容詳細

春琴、幸子、雪子、妙子、ナオミ、汲子…。谷崎文学のヒロインを当時の資料に沿って再現!アンティーク着物と挿絵の奇跡のコラボレーション!!

目次 : 第1章 細雪/ 第2章 谷崎潤一郎の人生と作品(幼少期からデビューまで/ 鬼の面/ 羹/ 月の囁き ほか)/ 第3章 谷崎文学の魅力(悪魔主義(刺青/ 秘密/ お才と巳之介)/ 猫好き(猫と庄造と二人のをんな)/ 探偵小説の元祖(友田と松永の話)/ 足フェチ(富美子の足/ 瘋癲老人日記))

【著者紹介】
大野らふ : Ponia‐pon店主。スタイリスト、ライター

中村圭子 : 弥生美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    谷崎も幾つか読んだのでそろそろ読友さんたち絶賛のこの本を。はぁ…うっとり♡やっぱり細雪の桜のシーンは華やかでいいなぁ。痴人の愛のナオミの魅力がちっとも分からなかったのだけれど、銘仙の水玉の着物に赤と黒の市松格子の帯…なんてモダンでかわいい( ˘͈ ᵕ ˘͈ )そしてコーディネートされているパラソルのかわいさったら…♡♡やっぱり着物はかわいい。そしてこのイメージを焼きつけたまま再読する谷崎文学が楽しみ。読んでよかった。

  • nobby さん

    なるほど、読書ってこんな楽しみ方も出来るのか♬耽美・華麗・悪魔主義と形容される世界観を、作中表現や挿絵から掘り起こされる色鮮やかな着物群は美しい。正直、着物への興味など皆無な自分は、その繊細な描写が全く頭に残ってないけれど…あらためて魔性に被虐に変態にブレない谷崎作品の魅力を確認出来る!既読も未読も次々紹介されるあらすじ目にして感じるのは、自らの生活や嗜好を何とまあ生々しく赤裸々に呆れんばかりに語ることよ…でもまた、それを無性に読みたい衝動に駆られる不思議!想いの先はすっかりカフェエな貴女への恋煩い(笑)

  • 優希 さん

    艶やかな着物にうっとりしてしまいました。カラー写真なので、作品から着物をイメージするのが楽しいです。大正・昭和初期の着物はやっぱり美しい。耽美な雰囲気をまとう谷崎文学の着物とくればその美しさは只者ではありません。谷崎や作品についても知ることができるので好きな人にとってはたまらない1冊でしょう。

  • mii22. さん

    着物が好きで、日常の衣服に着物を取り入れ出してから、どんどん着物の魅力にはまっている私にとって、この上なくて贅沢で興味深い本だった。谷崎文学のヒロインたちが小説のなかで纏っていた着物を当時の資料に沿って再現し、数々の谷崎作品のあらすじや谷崎の足跡をたどって美しい写真と挿絵で紹介されている。もっともっと着物が好きになる。もっともっと谷崎文学を読みたくなるそんな一冊だった。

  • ヒロミ さん

    充実の内容。谷崎文学をヒロインたちの着物で見てゆくという内容だが着物がかなり忠実に再現されておりため息ものに美しい。私は谷崎の探偵物が好きだったりするが女装する話もあるんですね…。着物以外に挿絵付きで谷崎文学を振り返っていて谷崎の女性へ対する並々ならぬ想い入れに引いたくらいだ。帝大卒のマゾで寝取り/寝取られフェチで脚フェチで女装子(じょそこ)志願ってどんなスペックなの?源氏物語を幾度か訳している谷崎だか(私も読んだ)光源氏が苦手だというのが意外であった。女性崇拝が徹底していてすごい。「細雪」読んでみたい。

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中村圭子

1956年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専修卒業。弥生美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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