不思議の国のアリス ミステリー館 河出文庫

中井英夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309414027
ISBN 10 : 4309414028
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
253p;15

内容詳細

『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をテーマに中井英夫、小栗虫太郎、都筑道夫、海渡英祐、石川喬司、山田正紀、邦正彦らが描いた傑作ミステリ7編! ミステリファンもアリスファンも必読の一冊!

【著者紹介】
海渡英祐 : 1934年生。小説家。『伯林―一八八八年』で江戸川乱歩賞

石川喬司 : 1930年生。小説家、評論家。『SFの時代』で日本推理作家協会賞

都筑道夫 : 1929年生。小説家、評論家。「推理作家の出来るまで」で日本推理作家協会賞。2003年没

邦正彦 : 評論家。探偵雑誌「シュピオ」で活躍

小栗虫太郎 : 1901年生。小説家。1946年没

中井英夫 : 1922年生。小説家、詩人、編集者。『悪夢の骨牌』で泉鏡花文学賞。1993年没

山田正紀 : 1950年生。小説家。『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    諧謔、皮肉、怪奇。不思議の国のアリスを題材にしたミステリアンソロジー。題材が題材なだけか、理に落ちる話は少なくて半数近くが怪奇やナンセンスの分野に属するものであった。そっちはそっちで好みなんだけど、あまりにナンセンスの度が過ぎて理解できないのも二つばかりあった。この分野の話だと都築道夫が流石の出来。比べて理に落ちる話の方はすっきりと終わる話が多い。山田正紀の「襲撃」がストーリー的に一番だけど、田端の地霊を扱った中井英夫の「干からびた犯罪」も興味深い。やはり題材が魅力的だと、発生した話も面白くなるのだなあ。

  • yumiDON さん

    とても面白かったです。アリスのパロディというよりは、アリスをモチーフにしたミステリー集といったところです。ミステリーではありますが、あくまでアリスの世界なので不思議の国に足を踏み入れたような奇妙な後味だったり、え?どういうこと?みたいな気持ち悪い終わり方の作品もあります。都筑さんはどこか耽美で日本の怪談を思わせる素晴らしい作品でした。小栗さんも背徳的でそれでいてスリルと気持ち悪さがじわりとくる。中井さんは白昼夢にも似た目眩のするようなアリスワールド、これもまた堪能しました。この三編がとくにお気に入り。

  • アリス さん

    再読。最後の「襲撃」というところが、もう一度読んでみたくなったので読んだ。

  • geshi さん

    『死の国のアリス』応接セットの謎一本に絞った方がすっきりしたかも。『アリスの不思議な旅』言葉遊びって日本語にすると駄洒落になっちゃうのね。『鏡の国のアリス』アリス要素は薄い。ミステリーともホラーともつかない不思議な着地。『不思議の国の殺人』すみません、ちょっと理解不能。『方子と末起』百合関係にいきなり物理トリックを投げ込んでくるか。『干からびた犯罪』むしろ萩原朔太郎テーマ。こういうのを短編でやるか。『襲撃』トリックはかなり無茶だけど現実から少し浮いた空気と合って一番ミステリーらしい作品。

  • えっくん さん

    ★★☆☆☆「不思議の国のアリス」をモチーフにしたミステリーやパロディ仕立ての7編のアンソロジー。この本が初版されたのは最近ですが、30年以上前の作品が集められており、描写にはやや古さを感じさせます。「不思議の国のアリス」に密接にリンクしているという訳でもなく、文体やストーリーの難解さが目についてあまり馴染めませんでした。アリスの不思議な世界観を期待し過ぎたのか、何度読んでもさっぱり理解できない作品もあって、不可思議だけが残った本です。

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