明治維新150年を考える 「本と新聞の大学」講義録 集英社新書

一色清

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210064
ISBN 10 : 4087210065
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;18

内容詳細

私たちは、何を得て何を失ったのだろうか? この国を呪縛してきたものの正体とは? 朝日新聞社と集英社による連続講座「本と新聞の大学」第5期、待望の書籍化。近代のブラインド・スポットに光を当てる!

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    「貧困であることは倫理的に人間的にダメだという考え方が日本の近代初期に形成されたことで現代も貧困が見えにくくなっている」姜尚中の指摘は重い。渡辺京二の著書を基に、赤坂氏は「格差が小さく幸福で陽気だったかつての日本がいま弱者に厳しい社会になってきた」と警告。井手氏は中間層の低所得化をデータで示した上で、犯人探しに明け暮れただけだった平成の政治を批判する。映画監督の行定氏が決して映画にできない、若き日の在日の友人を失った壮絶な体験。沢地さんの孫に伝える戦争体験。この講義シリーズが続いてきた理由がわかりました。

  • Nobu A さん

    「本と新聞の大学」シリーズ第4巻を改め第6巻読了。17年刊行。8年前初版で比較的新しくなった。しかし、シリーズが続くに連れ雑になってきている印象。と言うか、名詮自称から外れてきた点が気になる。そもそもタイトルが気宇壮大で関係性が薄い講義も散見。その中で井出英策の「沈潜し、浮上する財政の歴史から『いま』を読み解く」が一番示唆に富み興味深かった。著者の著書要注視。共著の良さが表出。高橋源一郎の選考の裏話は存外面白かったが、それ以外はどれもなんだかなと。姜尚中と一色清のモデレーターは相変わらず卒なく熟していた。

  • hozuki さん

    明治から昭和に入り、大きな戦争を経験し、日本は世界でも指折りの発展国になった。私は平成生まれで、とても年が若いというのもあるけれど、過去に人々が経験してきただろう時代と現代を比べ、そこから今ある問題を浮かび上がらせる、もしくは解決する手段を示唆してくれる。歴史といっては失礼かもしれないが、もう戻れない時から学べることがこんなにもあるのか、ということがとても新鮮だった。今ある"当たり前"にも、起源があって、風化や付属がある。今しか見えてない(ネットなどの確信性がない情報だけ持つ)ことは危ないなと思った。

  • ブック さん

    様々な識者による、近現代日本の総括と、未来への問題提起です。明治維新とか、そういうことはほぼ出てきません。個人的には全ての内容が共感でき、これからの日本や世界に襲いかかる荒波がどんなものになるのか、という想像の一助になりました。しかし、最大の問題は、「考えずに、ただ流されるだけ」の、人々が全人類の大多数を占めていて、気づいた頃にはもう遅い、ということになる、という未来が、このままだと来る、ということでしょうね。それが、人類の、そう遠くない未来だと感じます。

  • tecchan さん

    来年2018年は明治維新から150年。この激動の150年を、政治、文化など様々な分野の識者が検証した朝日新聞主催の連続講義の書籍化。現代の日本が抱えている様々な課題が分かりやすく語られており、勉強になった。

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