Blu-ray Disc 輸入盤

『群盗』全曲 ラヴィア演出、ルイゾッティ&ナポリ・サン・カルロ劇場、マチャード、プレスティア、他(2012 ステレオ)(日本語字幕付)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
722304
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


ヴェルディの『群盗』、初映像!
ルイゾッティ指揮のナポリの上演
日本語字幕付き


ヴェルディの『群盗』は、1847年7月22日にロンドンで初演されたオペラ。ドイツの文豪フリードリヒ・フォン・シラーの処女作にしてセンセーションを巻き起こした「群盗 Die Rauber」をオペラ化したものです。初演は、スウェーデンの夜鶯と讃えられたジェニー・リンドがヒロインを歌ったこともあって成功を収めたものの、その後ヴェルディの全オペラでも上演が稀な作品になってしまいました。もっともその責任は天下の名作である原作を上手くオペラ台本に捌けなかったことにあるというのが一般的な見方で、『リゴレット』まであと数年というところのヴェルディの音楽はたいへん充実したものです。
 ここに収録されているのは、2012年3月、ナポリのサン・カルロ劇場での上演のライヴ録音。『群盗』の映像の商品化は初めてです。カルロのアキレス・マチャードは、1973年、ヴェネズエラのテノール。甘い美声で若くして人気テノールになり、近年はそれに貫禄を加えています。その父マッシミリアーノは、イタリアのベテランのバス、ジャコモ・プレスティア。重厚な歌で存在感を示しています。アマーリアのルクレシア・ガルシアは、ヴェネズエラのソプラノ。ふくよかで滑らかな声の持ち主で、近年ヴェルディ・ソプラノとしてメキメキ頭角を現しています。フランチェスコのアルトゥール・ルチンスキは、1976年、ポーランドのワルシャワ生まれのバリトン。ポーランドとドイツでは既にかなりの活躍をしており、近年イタリアでも人気が高まっている実力者です。
 指揮は日本でもおなじみのニコラ・ルイゾッティ。2009年からサンフランシスコ歌劇場の音楽監督を務めているルイゾッティは、2012年からナポリのサン・カルロ劇場の音楽監督にも就任しています。ルイゾッティらしいイタリア・オペラのツボを突いた演奏が、1840年代のヴェルディを引き立てています。
 イタリア演劇界の重鎮、ガブリエーレ・ラヴィアの演出は、挫折した若者が腐敗した社会を斬ろうと悪に手を染める、というシラーの原作の精神を尊重し、カルロが黒服のギャング団を率いるという現代の物語になっています。台本が弱いときはこうした設定は効き目があります。もとより上演の稀な作品、鮮明映像を日本語字幕付きで楽しめるのはありがたいことです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ヴェルディ:歌劇『群盗』全曲

 アキレス・マチャード(T カルロ)
 ルクレシア・ガルシア(S アマーリア)
 ジャコモ・プレスティア(Bs マッシミリアーノ)
 アルトゥール・ルチンスキ(Br フランチェスコ)
 ワルテル・オマッジョ(T アルミーニョ)
 ダリオ・ルッソ(Bs モーゼル)
 マッシミリアーノ・キアロッラ(T ロッラ)
 ナポリ・サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団
 ニコラ・ルイゾッティ(指揮)

 演出:ガブリエーレ・ラヴィア
 装置:アレッサンドロ・カメラ
 衣装:アンドレア・ヴィオッティ
 照明:カルロ・ネッティ

 収録時期:2012年3月21,25,27,29,31日
 収録場所:ナポリ、サン・カルロ劇場(ライヴ)

・ボーナス:『群盗』について

 収録時間:本編124分、ボーナス11分
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0
 字幕:伊英独仏西中韓日
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

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ボニゾッリ、サザーランドのDECCA録音を聴...

投稿日:2014/03/17 (月)

ボニゾッリ、サザーランドのDECCA録音を聴いて以来、どうしてこの熱気溢れる直球勝負のヴェルディらしいオペラが忘れられているのか、不思議に思っていました。その渇きをまずは癒してくれる、優れたナポリのライブ映像です。ソプラノが素晴らしい。《ノルマ》も歌えそう。テノールもまずまず頑張り、男声は何よりも演出家の過酷な振り付けもものかは、この役のキャラクターを演技でも見せたバリトンに拍手を! 舞台造りはやや違和感ありとは申せ、フランチェスコの最期やアマーリアの死の解釈に、演出家の工夫が見られ、これにも拍手! こんな映像を見るにつけ、ヴェルディがこの作品にどうして愛着を持たなかったのか、が何とも不思議です。オペラはスコアの研究だけでは何も解らない。舞台に乗せて、人間が声に出して初めてナンボのものが判ろうと言うもの。それにしても、ロンドンもこのオペラを大切にしていないのですかね。おらが街の唯一の巨匠のオペラなのに。このシリーズ、《1日だけの王様》と共に、ヴェルディ・ファン必見の映像ですが、続いたパルマやフィレンツェの舞台もぜひソフト化してもらいたいものです。

オペラかじり虫 さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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