CD 輸入盤

『ヴィヴァルディ、その先に』 パトリツィア・コパチンスカヤ、ジョヴァンニ・アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALPHA624
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ついに登場、コパチンスカヤ&アントニーニ!

フィリップ・ヘレヴェッヘとともにベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をピリオド奏法で録音したかと思えば、現代作品満載のプログラムにマショーやビーバーといった古楽のレパートリーを忍び込ませ、時には民俗音楽のプロである両親と故郷モルドヴァの伝統に身を浸し、あるいはトルコの異才ピアニスト=作曲家ファジル・サイとの共演で他に類をみないアルバムを作ってしまう・・・。21世紀に入って以来、私たちはパトリツィア・コパチンスカヤという桁外れのヴァイオリン奏者の存在によって常に目を見張らされ、まるで飽きることのない音楽体験を味わいつづけてきました。そんな彼女がヴィヴァルディと向き合ったアルバムを制作するというとき、どうしてそれが平穏なバロック・アルバムに落ちつくはずがあるでしょう。
 ルーマニアに隣接する小国モルドヴァ(旧ソ連モルダヴィア共和国)で生まれ、さまざまな文化が交錯する世界で腕を磨いてきた奇才コパチンスカヤは、既存の作品像を問い直すアルバム制作でたびたび世界を瞠目させてきました。「ヴィヴァルディ作品と、イタリアの『いま』との対話実験」として構想された今回のアルバムでは、なんと結成以来数十年にわたって古楽シーンを騒がせてきたジャルディーノ・アルモニコとの共演!
 現代作曲家5人の刺激的な小品を挟んでのヴィヴァルディ鑑賞体験は、この300年前の作曲家の音楽にたいする通念をどんな演奏よりも鮮烈に覆せずにおきません。バロック演奏の「その先」を問う、注目必至の問題作です。

「私たちはヴィヴァルディを、時代を越えた実験の場に引き込んでみました。いまのイタリアで聴こえる創作者たちの声と対話させてみようというわけです。」〜パトリツィア・コパチンスカヤ〜(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲変ホ長調 Op.8-5, RV.253『海の嵐』
● ことばのラッツォ(即興劇)
● アウレリアーノ・カッタネオ[1974-]:エストローゾ(きまぐれに)〜ヴァイオリン、リコーダー、テオルボとチェンバロのための
● ヴィヴァルディ:弦楽のための(4声の)協奏曲ト短調 RV.157
● ルーカ・フランチェスコーニ[1956-]:飛び立つスピッカート〜ヴァイオリン独奏のための
● ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ハ長調 RV.191
● シモーネ・モヴィオ[1978-]:インカント(呪文)XIX〜リコーダー、ヴァイオリンと弦楽合奏のための
● ヴィヴァルディ:協奏曲ホ短調 Op.3-4, RV.550(『調和の霊感』より)〜4つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための
● マルコ・ストロッパ[1959-]:わたしは陶然となって千切る〜リコーダーと2つのヴァイオリンのための
● ジョヴァンニ・ソッリマ[1962-:ムガール〜ヴァイオリン、リコーダー、弦楽と通奏低音のための
● ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.208『ムガール大帝』
● バルトーク[1881-1945]:バグパイプ(44の二重奏曲より)〜リコーダーとヴァイオリンのための


 パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン/使用楽器:ナポリのフェルディナンド・ガリアーノ1780年頃製作オリジナル楽器)
 ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮、リコーダー)
 イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
  ステーファノ・バルネスキ、マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)
  エルネスト・ブラウヒャー(ヴィオラ)
  マルチェッロ・スカンデッリ(チェロ)
  ミケーレ・パゾッティ(テオルボ)
  リッカルド・ドーニ(チェンバロ)

 録音時期:2018年11月
 録音場所:オーストリア、ヴェルス市立劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


ユーザーレビュー

総合評価

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クラシック音楽もここまで来たかという、と...

投稿日:2021/03/03 (水)

クラシック音楽もここまで来たかという、とんでも盤である。その内容は聴くまでのお楽しみ的なもの。ヴィヴァルディの曲の合間に現代の前衛的な作品が続く構成。ブックレット裏のアントニーニがコパチンスカヤの首を絞めている写真は笑えた。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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 ヴィヴァルディとイタリアの現代作曲家に...

投稿日:2020/09/18 (金)

 ヴィヴァルディとイタリアの現代作曲家による作品と聞いて、どんなものかと入手してみた。のっけから刺激と奇想がほとばしるようなテンションで幕を開け、様々な楽器の組み合わせで作品が登場するので先が読めないジェットコースターのようにライヴ感も体感できる。  が、しかし、であるが不思議とあとに感興が残らない。アイディアもテクニックも面白いが、なにか心に残るものが少ないのだ。私の聴き方が稚拙だからかもしれないが、聴き終えると前述のライブ感も薄っぺらく思えてしまう。「ヴィヴァルディ、その先に」あるのは「ライヴは楽しめたがそれはアトラクションとして」みたいな妙な空虚感だった。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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