CD 輸入盤

神々の黄昏〜2台ピアノのためのトランスクリプション集 タール&グロートホイゼン

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88765441592
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

神々の黄昏〜2台ピアノで弾くワーグナー
タール&グロートホイゼン


ピアノ曲として聴いても面白いワーグナーのオペラの音楽を、達人ピアノ・デュオ「タール&グロートホイゼン」が再び録音しました。彼らは1997年にもワーグナー・アルバムを制作していたので、15年ぶりの取り組みということになります。
 今回は、スタインウェイとファツィオーリという異なる2つの銘器を用いて、『さまよえるオランダ人』〜序曲、『神々の黄昏』〜「ジークフリートの死」、『タンホイザー』〜バッカナール、『トリスタンとイゾルデ』〜「前奏曲と愛の死」、『神々の黄昏』〜「ブリュンヒルデの自己犠牲」というシリアス、ドラマティック系の曲目を演奏しています。

【ワーグナーのオペラのピアノ編曲】
ワーグナーのオペラの聴きどころを抜き出して、オーケストラやピアノ、オルガンなどで演奏するコンサートは、原曲が長大なこともあってか、昔からよく行われてきました。
 濃密な叙情からスペクタクルな迫力まで、オペラの名場面や序曲・前奏曲をオペラハウス以外の場所で聴かせるこうした試みは、フランツ・リストの華麗なピアノ編曲によってまず人気を博し、やがてレーガーやデュカス、ドビュッシーなどによる2台ピアノ編曲版という、より音の数が多く音量も大きいヴァージョンをも生み出して行きます。

【アルフレート・プリングスハイムの編曲も収録】
今回のアルバムに収録された作品は、熱烈なワグネリアンでもあったドビュッシー[1862-1918]、レーガー[1873-1916]、デュカス[1865-1935]、そしてアルフレート・プリングスハイム[1850-1941]の編曲によるものです。
 ドビュッシー、レーガー、デュカスの編曲については耳にすることもありますが、プリングスハイムの編曲は珍しいと思われます。アルフレート・プリングスハイムは、日本楽壇黎明期の恩人としても知られるクラウス・プリングスハイム[1883-1972]の実の父親で、ワーグナーと親交があり、財政的な支援もおこなっていたという裕福な数学者。
 今回のCDでは、アルバム・タイトルに敢えて、彼が編曲した2曲が含まれる『神々の黄昏』という曲名を使用していることからも、その編曲への注目度の高さが窺われるというものです。

【タール&グロートホイゼン】
細部まで完璧に息の合ったアンサンブルと、洗練された音楽表現により、ヨーロッパ中心に高い人気を得るドイツのピアノ・デュオ「タール&グロートホイゼン」は、長年かけてピアノ・デュオ芸術の可能性を徹底して追求、レコーディングでもコンサートでもすでに各国で高い評価を得てきたという実績があります。(HMV)

【収録情報】
ワーグナー:
・『さまよえるオランダ人』序曲(1890年、ドビュッシー編曲)
・『神々の黄昏』〜「ジークフリートの死」(1879年、プリングスハイム編曲)
・『タンホイザー』〜「バッカナール(ヴェーヌスベルクの音楽)」(1893年、デュカス編曲)
・『トリスタンとイゾルデ』〜「前奏曲と愛の死」(1914年、レーガー編曲)
・『神々の黄昏』〜「ブリュンヒルデの自己犠牲」(1879年、プリングスハイム編曲)

 タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)

 録音時期:2012年10月
 録音場所:シュトゥットガルト、南西ドイツ放送スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. Overture (from Der fliegende Hollander)
  • 02. Siegfrieds Tod (from Gotterdammerung)
  • 03. Bacchanale - Der Venusberg (from Tannhauser)
  • 04. Vorspiel und Liebestod (from Tristan und Isolde)
  • 05. Schluss (from Gotterdammerung)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ワーグナー作品については2台ピアノ用編曲...

投稿日:2013/10/27 (日)

ワーグナー作品については2台ピアノ用編曲版が多くリリースされてきましたが、なかなか満足できる演奏と録音に巡り合えません。この「タール&グロートホイゼン」盤は過去の他諸録音の平均水準を超えた満足度です。強さと美しさを兼ね備えているように思います。

テリーヌ さん | 大阪府 | 不明

0
★
★
★
★
★
2台のピアノによる厚みある演奏に陶酔して...

投稿日:2013/03/15 (金)

2台のピアノによる厚みある演奏に陶酔してしまいました。選曲がとてもいいです。官能的な部分や悲劇的なところが色濃く投影されています。ドビッシーの編曲が聴けるのも希有な経験のように思います。この曲がアルバム中で、もっとも優れているように思いました。もちろん、他の編曲も素晴らしいですが。 私の体験から言えば、オケのピアノ版は2台以上ピアノが欲しいですね。1台だとメロディをさらっているだけのように感じられて、イマイチ満足できません。生で第九の2台のピアノによる演奏を最近、聴きましたが、とても良かったです。 不満と言えば、ジャケットの写真が同じ雲の画が4ページにわたって背景になっていて、なんか手抜きのような印象を持ってしまったことです。

yukiyasu さん | 三重県 | 不明

3

ワーグナー(1813-1883)に関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品