定本 災害ユートピア なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ

レベッカ・ソルニット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750516622
ISBN 10 : 4750516627
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
508p;20

内容詳細

災害時になぜ人々は無償の行為を行うのか?そのとき、なぜエリートはパニックを起こし、人々は自発的な秩序をつくり上げるのか?1906年のカリフォルニア大地震から、ニューオーリンズの巨大ハリケーン、9.11テロまで、危機の最中に現れる人々の自発的な相互扶助のメカニズムを追った、珠玉のノンフィクション。旧版での抄録部分、原注などを完全収録した決定版。

目次 : プロローグ 地獄へようこそ/ 第1章 ミレニアムの友情:サンフランシスコ地震/ 第2章 ハリファックスからハリウッドへ:大論争/ 第3章 カーニバルと革命:メキシコシティ大地震/ 第4章 変貌した都市:悲嘆と栄光のニューヨーク/ 第5章 ニューオーリンズ:コモングラウンドと殺人者/ エピローグ 廃墟の中の入り口

【著者紹介】
レベッカ・ソルニット : 1961年生まれ。作家・歴史家・アクティヴィスト。カリフォルニア州に育ち、環境問題や人権、反戦などの政治運動に参加。1988年より文筆活動を始め、『River of Shadows:Eadweard Muybridge and the Technological Wild West』で全米批評家協会賞、マーク・リントン歴史賞を受賞

高月園子 : 翻訳者・エッセイスト。東京女子大学文理学部卒業。英国在住歴25年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    経済的格差や政治的対立の圧力下にある現代人は、全てを吹き飛ばす巨大な災害で一切から解放される。金持ちも貧乏人も、警察官も囚人も、ユダヤ教徒とムスリムも平等に何もかも失って、誰かを羨んだり憎んだり差別する前に協力しなければ生きられないからだ。自然災害や人災を問わず、あまりに悲惨な事態に見舞われた一瞬の世界だからこそ自発的に助け合うユートピアが生まれた。しかし自分たちが統制する社会を理想とする政治家や軍人のエリート層は、一般大衆が無秩序に動くのではとパニックになり締め付けを図る。本物の災害は人がもたらすのだ。

  • かふ さん

    自然災害で起きるユートピアがあるという。人災で起きるディストピアがある。戦争はまさにそうしたディストピアの現れだ。この二つを比べてみると災害で起きるユートピアは、市民による炊き出し、助け合い。それは自治体というよりは主婦層から始まるように思える。おばさんたちの力。それに対するのは自治会や政府のおじさんたちの力による支配がある。まさに戦争はそうした力なのかもしれない。戦争ディストピアという言葉を思い浮かべた。以下、https://note.com/aoyadokari/n/n9d1798033ce2

  • コーキ さん

    著者は「災害ユートピア」という現象について、具体例を列記していく。貨幣がない、短期的な視点、、、。警察等の権威に対する強烈な反感があるため、その活動を全否定してしまう傾向がある。自発的なコミュニティに魅力を感じるのは同感だが、それに過度な期待をかけすぎているきらいもある。災害は多数の死傷者を生むため、それをユートピアへの契機とすることに違和感もある。

  • takao さん

    ふむ

  • 鵞鳥 さん

    歴史から学ぶ事が出来ているだろうか。そうありたい。

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