ランシーノ、ティエリー(1954-)

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CD 輸入盤

レクィエム インバル&フランス国立放送フィル、フランス放送合唱団

ランシーノ、ティエリー(1954-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8572771
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ティエリー・ランシーノ:レクィエム
インバル&フランス国立放送フィル


巨大な鉄槌を振り下ろすかのように、重々しい打撃音が続く冒頭から印象深いこのレクィエムは、フランスの作曲家、ティエリー・ランシーノ[1954- ]による2009年の作品。ランシーノはこのレクィエムについて、叙事詩的なフレスコ画のような面と、宗教儀式的な面を併せ持つ作品だと語っており、キリスト教と非キリスト教、人間の死と永遠の時間という答えの出ることのない問題について、音楽を通して聴き手に問いかけているかのようです。
 テキストはフランスの作家で、古楽映画『めぐり逢う朝』の原作者としても知られるパスカル・キニャール[1949- ]が書いています。ランシーノとキニャールは長い時間をかけてこの作品に取り組み、伝統に縛られないスタイルで、現代にふさわしいレクィエムの精神を体現。凶暴さから澄んだ美しさに至る表現力豊かな音楽を堪能することができます。
 演奏は、現代作品に膨大な実績を持つフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団とフランス放送合唱団によるもので、指揮は、ユダヤ系の巨匠エリアフ・インバルが受け持っています。(HMV)

【収録情報】
・ランシーノ:レクィエム (2009)
 第1曲:プロローグ
 第2曲:憐みたまえ
 第3曲a:詩編第18番
 第3曲b:怒りの日
 第3曲c:審判者に答えるために
 第3曲d:畏き御稜威の王よ
 第4曲:私は嘆き
 第5曲:呪われたもの
 第6曲:涙の日
 第7曲:奉献唱
 第8曲:シビラの歌
 第9曲:聖なるかな
 第10曲:ダヴィデの歌
 第11曲:祝福あれ
 第12曲:神の子羊
 第13曲:彼らに永久の安息をお与えください

 ハイディ・グラント・マーフィー(ソプラノ)
 ノラ・グビッシュ(メゾ・ソプラノ)
 ステュアート・スケルトン(テノール)
 ニコラ・クルジャル(バス)
 フランス放送合唱団
 マティアス・ブラウアー(合唱指揮)
 フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
 エリアフ・インバル(指揮)

 録音時期:2010年1月7,8日
 録音場所:パリ、サル・プレイエル
 録音方式:デジタル
 世界初録音

ユーザーレビュー

総合評価

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 この大作を一部の隙もなく見事に演じきっ...

投稿日:2012/04/05 (木)

 この大作を一部の隙もなく見事に演じきっているインバル&フランス国立放送フィル、フランス放送合唱団に拍手喝采です。おまけにライブですから。  それにしてもインバルという人は大作の処理が見事。かのマーラーをあれほど聴きやすく聴かせてくれた人ですから当然といえば当然ですが。大作の膨大なスコアをまず俯瞰し,それを微分していく…そんな感じで作っていくのでしょうか,ほんと聴きやすく伝えてくれています。  初めて聴くこの作品も,「繰り返し聴いて感動したい」と思うに足る名作だと思います。次に出会う機会があれば,冒頭の打撃音はもっともっと重々しく,もっともっと強く,と望みたいのですが,その冒頭から,エンディングまで,あっという間。名曲・名作,既存のものでも私が知らないものは沢山あるんだろうし,これからもどんどん生まれてくるものなんですね…。

masato さん | 新潟県 | 不明

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