ユヴァル・ノア・ハラリ

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サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 下

ユヴァル・ノア・ハラリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309226729
ISBN 10 : 4309226728
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
294p;20

内容詳細

文明は人類を幸福にしたのか?帝国、科学、資本が近代をもたらした!現代世界の矛盾を鋭くえぐる!

目次 : 第3部 人類の統一(宗教という超人間的秩序/ 歴史の必然と謎めいた選択)/ 第4部 科学革命(無知の発見と近代科学の成立/ 科学と帝国の融合/ 拡大するパイという資本主義のマジック/ 産業の推進力/ 国家と市場経済がもたらした世界平和/ 文明は人間を幸福にしたのか/ 超ホモ・サピエンスの時代へ)

【著者紹介】
ユヴァル・ノア・ハラリ : 1976年生まれのイスラエル人歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての3冊の著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している

柴田裕之撮影 : 翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    読んでいてスリリングなのは上巻の方。下巻は随所で考え込むことが多い。それにしても、これだけの内容をこれほどにわかりやすく語る力量は並大抵ではない。説得力もまた群を抜く。西欧文明が現代社会を規定するのは歴史的必然だったのだろう。もちろん、著者が指摘するように歴史には他の可能性もあったのだが。ハラリは核を抑止力として捉える(核の保有に賛成というわけではないのだろうが)。彼が危惧するのはむしろ遺伝子操作による超ホモ・サピエンスの誕生と、その時の我々ホモ・サピエンスの行方だ。そんな日が来るのに10年を要しない⇒

  • starbro さん

    上下巻、560P一気読みしました。単なる人類の歴史に終わらず、生物学、経済学、宗教学、進化論等、様々な視点から複合的に分析しており、知的好奇心を満たしてくれる良書です。本書が世界的なベストセラーになるのも頷けます。著者が歴史的に迫害されてきたユダヤ人だからこそ書けた著作なのかも知れません。人類の未来がどうなるか解りませんが、現代でもアメリカや日本ではなく、ブータンが幸福な国家であることを考えると、薔薇色の可能性は低いと思われます。本書を今年のベスト20にエントリーしました。

  • ミカママ さん

    これほど興味深く、近代史以降を解説した作品はないだろう。むしろこんな物語で、わたしも世界史を学びたかった。とどのつまりは「科学、宗教、経済、ホモサピエンスの欲望」あたりのらせん状。上巻のレビューにも書いたかと思うが、つくづく頭のいい人の文章を読むのは楽しい、と思う次第である。

  • パトラッシュ さん

    (承前)「我々はどこから来たのか」を分析してきた上巻に続き、下巻では「我々はどこへ行くのか」を問いかける。資本主義という未来への信頼を神とする宗教を生んだホモ・サピエンスだが、人類は市場経済によるパイの拡大に確信を持てなくなってきた。そこで認知革命と農業革命に続き、サイボーグやAIなどの科学革命に21世紀の新たな神を見い出す。人の欲望と科学の歩みを人の力で止められないのなら「科学が進もうとしている方向に影響を与える」しかないと。人類の未来を悲観しているのか、未来のヴィジョンを明確にすべきと訴えているのか。

  • seacalf さん

    戦時中に占領したキスカ島とアッツ島の事等、細かい部分までよく知っている。ヴィーガンである作者目線で語られる『ベルトコンベアー上の命』にはハッとさせられる。狩猟採集民以上に齷齪働く我々は幸福なのか。四六時中ネットで比較できる世の中で、現状に満足しうる事はできるか。幸福感を得られるセロトニン、ドーパミン、オキシトシンすらコントロールできるが、果たして真の幸福とは何なのか。人間の意識とアイデンティティの根本的変化、様々な問題提起が頭に浮かぶ。歴史を俯瞰して振り返ってみても、個々の幸福は必ずしも増進していない。

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ユヴァル・ノア・ハラリ

イスラエルの歴史学者、哲学者。1976年生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号を取得。現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えるかたわら、2020年のダボス会議での基調講演をはじめ、『ニューヨーク・タイムズ』紙、『フィナンシャル・タイムズ』紙への寄稿など、世界中

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