モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

モーツァルト名演集〜コレギウム・アウレウム、シュレーダー、デムス、テルツ少年合唱団、他(10CD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88765443412
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dhm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

DHM/モーツァルト作品名演集(10CD)
コレギウム・アウレウム、ほか


ドイツ・ハルモニア・ムンディのレコーディングの中から、モーツァルトの名演を集めた10枚組ボックス。10枚中7枚はコレギウム・アウレウムによるもので、残りの3枚は「スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ/協奏交響曲」、「シュレーダー&インマゼール/ヴァイオリン・ソナタ集」、「ザルツブルク・モーツァルト・トリオ/ピアノ三重奏曲集」となっています。限定盤。

 ディスク1は、スミソニアン博物館の貴重なオリジナル楽器を使用したもので、快活で生き生きとした2台のソロ楽器とオーケストラの掛け合いが印象的な演奏です。
 ディスク2から6は、1962年にドイツで結成された(録音は1961年より開始)古楽器によるオーケストラ、コレギウム・アウレウムによるもの。できるだけ作曲当時の響きを再現するという意味合いでも非常に重要な楽団でした。バロック音楽だけでなく、ウィーン古典派へとそのフィールドを拡げて行き、レコード演奏史の重要なページを飾りました。特にモーツァルトは彼らの重要なレパートリーで、小編成のオリジナル楽器による演奏はリスナーの大きな支持と高い評価を得ました。彼らのふくよかな響きとロマンティックさは懐かしささえ感じることができましょう。
 ディスク7では、名曲を聴く喜びと共に、オリジナル楽器奏者の二人の大御所、ヴァイオリンのシュレーダーと鍵盤楽器のインマゼールの、これぞオリジナルの音色や響きを堪能できるアルバム。
 ディスク8は、ピアノの名手でウィーン古典派・モーツァルトに精通する巨匠デムスの、当時のフォルテピアノによるモーツァルトの協奏曲。フォルテピアノ(ドイツ語でハンマーフリューゲル)の演奏にも精通したデムスの演奏は、ウィーン古典派、特にモーツァルトの演奏には定評があります。これらの協奏曲はデムスの持ち味と実力が見事に発揮された名演として絶賛されたものです。
 ディスク9では、死者のための音楽と祝典的な晴れやかな音楽という両極の感情を、テルツ少年合唱団が澄んだ声質で見事に歌い分けています。ソロもボーイ・ソプラノ、ボーイ・アルトで歌っており、モーツァルトが思い描いていた音楽、音の響きや音色まで、そのままを聴いているという実感を味わえる演奏です。未完成のまま残された『レクィエム』ですが、ここではフランツ・バイヤーによる補筆版での演奏で、バイヤーはこの演奏でヴィオラ奏者として参加しています。
 ディスク10は、ピアノ三重奏というジャンルの発展をリードし、ベートーヴェンへと続いた重要な作品群を、ザルツブルクの古楽器名手たちモーツァルト・トリオが快演したアルバムです。

【コレギウム・アウレウム】
「黄金の楽団」という意味のラテン語の名を持つドイツの古楽器オーケストラ「コレギウム・アウレウム」は、1961年、ドイツ・ハルモニア・ムンディのレコーディング・オーケストラとして、フランツ・ヨーゼフ・マイアーらによって結成。「黄金の楽団」という名前は、彼らが録音の為に使用していたシュヴァーベン地方キルヒハイムにあるフッガー城の「糸杉の間」の構造が、「黄金分割」だったことに由来しています。
 バロックから古典派時代にかけての作品を作曲当時の響きで演奏するレコーディング・オーケストラとして活動をスタートした「コレギウム・アウレウム」は、ドイツを中心にヨーロッパのバロック演奏のスペシャリストたちを集めて運営。アルバムの中には、レオンハルトやクイケン兄弟、ビルスマの名が見られるものもあるなど、参加メンバーには多くのソリストや大学教授も含まれますが、演奏は研究結果を前面に出すようなものではなく、人々を楽しませるという目的で一貫しており、これに録音会場の「糸杉の間」の音響が、間接音豊かで非常に柔らかいものであったこともプラスして、独特のふくよかな美しさを示す仕上がりになっていたのが特徴。
 レコーディング・オーケストラということで、当初はメンバーも流動的でしたが、ほどなくコンサート活動も定期的に行うようになって人気も出てくると、常設オーケストラ同様、メンバーも固定されるようになり、世界各国に演奏旅行に出かけるようにもなります。その後、彼らの活動は1990年代まで続けられ、約30年という長い期間に渡ってヨーロッパの古楽黎明期に大きな足跡を残すこととなりました。

【収録情報】
Disc1
モーツァルト:
・協奏交響曲変ホ長調 K.364
・2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調 K.190
 スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ
 マリリン・マクドナルド(ヴァイオリン、ヴィオラ)
 ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン、指揮)

Disc2
・ディヴェルティメント第10番ヘ長調 K.247
・ディヴェルティメント第7番ニ長調 K.205
・セレナード第13番ト長調 K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
 コレギウム・アウレウム

Disc3
・交響曲第33番変ロ長調 K.319
・交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
・交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』
 コレギウム・アウレウム

Disc4
・交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
・交響曲第39番変ホ長調 K.543
・ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
 コレギウム・アウレウム
 フランツヨーゼフ・マイア−(ヴァイオリン)

Disc5
・交響曲第40番ト短調 K.550
・交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
 コレギウム・アウレウム

Disc6
・セレナード第10番変ロ長調 K.361 (370a)『グラン・パルティータ』
 コレギウム・アウレウム団員

Disc7
・ヴァイオリン・ソナタ第32番ヘ長調 K.376
・ヴァイオリン・ソナタ第24番ハ長調 K.296
・ヴァイオリン・ソナタ第33番ヘ長調 K.377
 ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
 ジョス・ヴァン・インマゼール(フォルテピアノ)

Disc8
・ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
・ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
 イェルク・デムス(フォルテピアノ)
 コレギウム・アウレウム

Disc9
・レクィエム ニ短調 K.626(バイヤー版)
 テルツ少年合唱団員
 ヴェルナー・クレン(テノール)
 バリー・マクダニエル(バス)
 テルツ少年合唱団
 コレギウム・アウレウム
 ゲルハルト・シュミット=ガーデン(指揮)

Disc10
・クラヴィーアとヴァイオリンとチェロのためのソナタ K.10-15
・ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 K.254
 ザルツブルク・モーツァルト・トリオ
  スティーヴン・ツェール(フォルテピアノ)
  アンネグレート・ディートリヒセン(ヴァイオリン)
  マックス・エンゲル(チェロ)

 録音:1969〜1986年(ステレオ)

収録曲   

  • 01. Sinfonia concertante KV364, Concerto KV190
  • 02. Eine Kleine Nachtmusik KV525, Divertimenti KV247,205
  • 03. Symphonies 33,36
  • 04. Symphonies 38,39, Rondo KV 373
  • 05. Symphonies 40,41
  • 06. Serenade Nr. 10 KV 361
  • 07. Violin Sonatas KV 376,296,377
  • 08. Piano Concertos Nr. 21-27
  • 09. Requiem K626
  • 10. Trio Sonatas KV10-15

ユーザーレビュー

総合評価

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聴き慣れない曲もありましたが、心地よく、...

投稿日:2021/11/10 (水)

聴き慣れない曲もありましたが、心地よく、十分に楽しめました。録音は素晴らしく良い。楽器の奏でる美しさは、この上もない。あえて、指摘させていただくと、レクイエムでの少年による独唱には心が洗われ、こうした設定も良いものだと感心してしまった。デムスのピアノもお見事です。交響曲は宮殿で聴いているようだと、その響きで勝手に思い込んでしまいました。内容豊かな良いボックスです。

今も昔もただの人 さん | 北海道 | 不明

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その昔若かりしころコレギウムアウレムのレ...

投稿日:2014/01/19 (日)

その昔若かりしころコレギウムアウレムのレコードを随分と購入しました。フッガー城での録音、外の小鳥のさえずりが微かに聞こえてガット弦の柔らかな響きに魅了されて・・・。今回CDで聞くとレコードとの響きより解像度が増した分音がクリアーになりましたが、やはりどこかホットした響きに心を癒されました。どなたかが書いておられましたが、まだまだ数多く録音が残されているはずです。順次再発して頂きたいと切に願っております。

艶空 さん | 京都府 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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