モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

ピアノ協奏曲第20番、第25番 ジェレミー・デンク、セントポール室内管弦楽団

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
7559791687
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


アメリカの鬼才ピアニスト、ジェレミー・デンクによる
「モーツァルトの純粋主義的な概念を無視することに喜びを感じた…
新しい傑作が手元にあるかのように」と絶賛されたライヴ録音


1970年ノースカロライナ生まれのジェレミー・デンク。バッハから現代音楽まで幅広いレパートリーを持つデンクは、これまでにもバッハの『ゴルトベルク変奏曲』やアメリカの現代作品、リゲティとベートーヴェンを組み合わせるだけでなく、ルネサンスの歌曲から現代ピアノ作品まで700年の音楽をピアノで演奏するという時代を超越した興味深い選曲の組み合わせなど、これまでになかったアルバムを発表し驚かせています。
 このアルバムではセントポール室内管弦楽団を弾き振りしての「モーツァルト:ピアノ協奏曲」の演奏ですが、これまでの由緒ある伝統的演奏からは離れ、モーツァルト時代のロックスターとしての作曲家を見出しています。ここでの彼は旋律に心地よい装飾を加え、ピリオド奏法に倣ったメリハリのあるタッチを用いた軽やかなモーツァルトをモダン・ピアノで披露しています。第20番の第2楽章での抒情的な旋律を生かした甘い歌いまわしも絶妙。充実した作風ながら、演奏機会があまり多くない第25番でも余裕ある演奏を聴かせています。

デンクは、次のように述べています。
「私がこれらの言葉を書くと・・・かつての世界は消え、パンデミックの世界はやや落ち着きました。そして、私たちが言い続けているように、私たちは不確実性を持って生きなければなりません。ピアノ協奏曲第25番 K.503は、私にとってこの素晴らしい協奏曲の重要なメッセージの1つであり、他の協奏曲とは大きく異なり、その作者の愛に満ちているように思えました。この曲には他の協奏曲に比べてわかりやすいメロディが少ないことによって、ピアノ協奏曲の中でも人気のあまりない理由かもしれません。モーツァルトは、音楽が魅力的で方向転換する以上のものであることを理解するために、これまでの演奏から離れて、もっと深く聞くように、モーツァルトがあなたに指示していると感じます。作品、表面に出てこないアイデア、音楽力、音楽の定義について、いろいろ考えさせられます。
 第20番のニ短調協奏曲 K.466は、K.503よりもはるかに有名で人気のある曲です。これは、それが約束されていることも一因ですが、K.503が壮大な特定の和音の提案は、それを弱体化させる場合、K.466は反対のアプローチを取ります。それは和音とステートメント、怒りの爆発に蓄積する蒸留された不安から始まります。より純粋な悲劇、そしてより明確な物語なのです。
デンクはロンド イ短調K.511ですが、モーツァルトは短い人生の中で非常に多くの悲しい歌を書きました。それは大小の様々な後悔に声をかけるということ。しかしこの曲の場合、憂鬱の性質についての作品ともいえます。」(輸入元情報)

【収録情報】
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
2. ピアノのためのロンド イ短調 K.511
3. ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466


 ジェレミー・デンク(ピアノ、指揮)
 セントポール室内管弦楽団(1,3)

 録音時期:2018年1月3-7日
 録音場所:ミネソタ州セントポール、Ordway Concert Hall
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


収録曲   

  • 01. Piano Concerto No. 25 in C Major, K. 503: I. Allegro maestoso
  • 02. Piano Concerto No. 25 in C Major, K. 503: II. Andante
  • 03. Piano Concerto No. 25 in C Major, K. 503: III. Allegretto
  • 04. Rondo in A Minor, K. 511
  • 05. Piano Concerto No. 20 in D Minor, K. 466: I. Allegro
  • 06. Piano Concerto No. 20 in D Minor, K. 466: II. Romance
  • 07. Piano Concerto No. 20. in D Minor, K. 466: III. Allegro assai

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ピアノ協奏曲の緩徐楽章のみならず、両端楽...

投稿日:2021/10/10 (日)

ピアノ協奏曲の緩徐楽章のみならず、両端楽章でも旋律装飾を試みた演奏。しかも、これまでに聴ける限りでは、最も大胆なタイプのものだろう。特にK.503は構えは大きいが、どうも内容空疎で、最後の8曲のピアノ協奏曲中ではいちばん魅力薄な曲だったが、奔放な旋律装飾で面目を一新した感がある。もちろん譜面は残っていないのだが、モーツァルト自身が弾いた時には、このようなインプロヴィゼーションを加えたのであろう。K.466は曲の性格上、心持ちおとなしめだが、両端楽章の自作カデンツァなどは聴き応え十分。小回りのきくセントポール室内管の合わせも申し分ないし、間のロンド K.511もすこぶる美しい。ただひとつ、惜しまれる所があるとすれば、旋律装飾のセンスは称賛に値するのだが、ピアニスト自身のタッチの冴えがやや乏しく、音色的にほんの少し、単調と感じられるところか。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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