モーツァルト(1756-1791)

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Blu-ray Disc 輸入盤

『コジ・ファン・トゥッテ』全曲 グローガー演出、ビシュコフ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ウィンターズ、ベーレ、他(2016 ステレオ)(日本語字幕付)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OABD7237D
組み枚数
:
1
レーベル
:
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』
コヴェント・ガーデン王立歌劇場 2016
セミヨン・ビシュコフ指揮、ヤン・フィリップ・グローガー演出
日本語字幕付き


ドイツの新進気鋭の演出家ヤン・フィリップ・グローガーによる遊び心溢れる『コジ・ファン・トゥッテ』。2016年ロイヤル・オペラでのニュー・プロダクションは、巨匠ビシュコフが初めてこの作品を指揮したことで話題となりました。
 アンサンブル・オペラと知られるこの作品に起用されたのは、ウィンターズ、ブラウアー、ベーレ、アルドゥーニといった現在人気上昇中の若手歌手たち。それぞれ期待に違わぬ歌唱を披露し、2組のカップルが織りなす恋愛喜劇を見事に表現しています。デスピーナ役のプエルトラスも魅力的ですが、特筆すべきはドン・アルフォンソ役のドイツの名バリトンにして喜劇の天才ヨハネス・マルティン・クレンツレ。現代風の演出と様々に変化する楽しい舞台の中、互いの恋人の誠実さを試す4人の主人公たちを巧みに操ります。(輸入元情報)

【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』全曲


 フィオルディリージ…コリーヌ・ウィンターズ(ソプラノ)
 ドラベッラ…アンジェラ・ブラウアー(メゾ・ソプラノ)
 フェルランド…ダニエル・ベーレ(テノール)
 グリエルモ…アレッシオ・アルドゥーニ(バス)
 ドン・アルフォンソ…マルティン・クレンツレ(バス)
 デスピーナ…サビーナ・プエルトラス(ソプラノ)
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 セミヨン・ビシュコフ(指揮)

 演出:ヤン・フィリップ・グローガー
 装置:ベン・バウアー
 衣装:カリン・ジュド
 照明:ベルント・プルクラベク
 物語進行:カタリーナ・ヨーン

 収録時期:2016年
 収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)

● 特典映像:コジ・ファン・トゥッテの紹介/ベン・バウアーが語る舞台装置、他

 収録時間:本編184分、特典8分
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:LPCM 2.0、DTS-HD 5.1 Master Audio
 字幕:日本語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

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ロイヤル・オペラでの『コジ・ファン・トゥ...

投稿日:2018/08/22 (水)

ロイヤル・オペラでの『コジ・ファン・トゥッテ』の舞台がはねた所から冒頭シーンが始まる。するとカップルでオペラを観に来ていたフェルランドとグリエルモが「あんたの女性不信には我慢ならん」とばかりにカーテンコールに出てきたドン・アルフォンソに喧嘩を売り、客席から舞台に上がってゆく。フィオルディリージとドラベッラが最初の二重唱を歌うのは本物そっくりに作られたオペラハウスのロビー(クラッシュ・ルーム)で、姉妹が舞台に上がっていってしまった婚約者たちを待っていると、そこへドン・アルフォンソがやってきて・・・・という展開。そこから舞台は「外」へ出て行くのだが(次のシーンは『ハリー・ポッター』シリーズで有名になったキングス・クロス駅か?)、どの場面も明らかに芝居の書き割りと分かるように作られている。他の五人が現代のロンドンっ子なのに対し、オペラから出てきたドン・アルフォンソだけは18世紀の服装だが、第2幕の管楽セレナードの場面になると舞台上にさらに18世紀風の額縁舞台が出現、姉妹以外は全員が18世紀のファッションになる。デスピーナがバーの女主人であるのはピーター・セラーズの現代化演出を思い出させるし、ドラベッラとグリエルモの二重唱の間に彼女が彼の仮装(付け髭だけだけど)を取ってしまうのはポネル演出の映画版と同じ、というように過去の名演出の引用もある。要するに『コジ』が「オペラについてのオペラ」、つまりメタフィクションであることを強く意識した演出。ドン・アルフォンソの例の教訓の歌とともに舞台上に電飾で出るCOSI FAN TUTTEのタイトルは、まもなくCOSI FAN TUTTI(男も女も皆こうしたもの、という意)に変わるが、演出家が主張したいのは、このオペラはたわいないお芝居に過ぎないが、そのお芝居は「貞節」など机上の空論でしかないという恐ろしい真実を暴いてしまうということ。 歌手陣は六人とも申し分ない。ウィンターズ/ブラウアーの姉妹は見た目上、フィオルディリージが小柄でドラベッラが大柄であることが最初はちょっと気になるが、歌・演技ともにきわめて高水準。クレンツレの渋い狂言回し役も素敵だ。かつては垢抜けないイメージもあったビシュコフがピリオド・スタイルを十分に踏まえて、洒脱かつ心理的綾の表出も見事な指揮を見せているのは驚き。譜面にないヴァリアントを適宜加える18世紀スタイルの歌唱。ほんの少しだがレチタティーヴォの歌詞が書き足されているようで、日本語字幕もかなり思い切って言葉を足しているが、これはこれで結構だと思う。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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