ミッシェル・フェイバー

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祈りの階段

ミッシェル・フェイバー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048980906
ISBN 10 : 4048980904
フォーマット
発行年月
2002年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
林啓恵 ,  
追加情報
:
159p;20

内容詳細

199階段をのぼりつめたとき…何かが変わる。中世の修道院、18世紀の悲劇、現代のシーアンとマグヌス。ドラキュラ伝説で有名なヨークシャー地方のウィットビーを舞台に、過去と現在が交錯するゴシックな愛の物語。

【著者紹介】
ミッシェル・フェイバー : オランダ生まれ。オーストラリアで育つ。現在はイギリスのスコットランド、ハイランド地方に在住。ヴァラエティあふれる短編集Some Rain Must Fall(1998)で作家デビューし、数々の賞を受賞。処女長編『アンダー・ザ・スキン』(2000、アーティストハウス)は、ひとつのジャンルにおさまりきらない内容と、叙情的な文体が絶賛され、14カ国に版権が売れる。現代イギリス文学において、もっとも筆力のある書き手のひとり

林啓恵 : 国際基督教大学卒、歴史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アカツキ さん

    修復士シーアンは遺跡発掘活動に参加するためヨークシャー地方の港町ウィットビーにやってきたが、毎夜、男に首を切られて死ぬ夢を見るようになる。そして犬を連れた青年と知り合い、彼が所有する18世紀の告白書を解読することに…。シーアンと青年のほのかなロマンスと、悪夢と告白書の関係。全体的に物悲しい雰囲気が漂うけれど、爽やかなラストで良かった。犬のハドリアヌスが可愛い。

  • timeturner さん

    読み終えてみると通俗ロマンス小説だった気がするものの、修道院廃墟、悪夢、ボスニア、片脚切断、ドラキュラ伝説、古文書の修復と解読、18世紀の宗教的戒律といった魅力的な要素に好奇心をそそられ、ゴシックな雰囲気に惹かれて一気に読んでしまう。

  • くさてる さん

    冒頭からぐっと惹きつけられた。夜ごと男に首を刎ねられる夢を見る考古学者と、瓶の中に閉じ込められた18世紀の手紙の謎。ロマンスめいた部分とゴシックな恐怖小説を思わせる部分が融和していても違和感がないのは、そのどちらにも深く「女性の孤独」が関わっているからだと感じた。常石を外した感じのラストがとても良かったです。犬好きのひとにもおすすめ。

  • saba さん

    今年始めにウィットビーを訪れた。びゅうびゅうの北風が吹き、どこからでも修道院の姿が見えて、太古の地層からは化石が山盛りに出る。きっと中世から変わらない姿であろうと思われた街だった。今は取り巻く現実の世界のほうが変わってしまったが…。廃墟の修道院で遺跡調査に従事する修復士、長い階段で出会ったひと、ドラキュラ伝説、戦争にまつわる苦い傷、瓶の中の遺書。めちゃくちゃ盛れそうな要素が次々とちょい出しされていくのだが、これ本当はもっと長い話だったとかってことはないのか??それに犬の鳴き声は…独特さの表現なのかな…。

  • はちみつぐすり さん

    瓶の中の手紙に書かれた18世紀の悲劇が、ウィットビーという場所と血まみれの夢を伴って現代の主人公へと迫りくる。夜の孤独がにじむゴシック小説。199段の石段の先にある大修道院跡を見てみたくなった。

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ミッシェル・フェイバー

オランダに生まれ、オーストラリアで育つ。現在は英スコットランド、ハイランド地方在住。短編集『Some Rain Must Fall』で作家デビュー後、2000年に初の長編小説である本書『アンダー・ザ・スキン』を発表、世界的な注目を浴び、ジョナサン・グレイザー監督による映画化も進行中

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