SACD 輸入盤

交響曲第1番『巨人』(1893年ハンブルク稿) フリエンド&ネザーランド響

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CC72355
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

1893年ハンブルク稿 マーラー交響曲第1番!

1889年に発表されたマーラーの「2部構成による交響詩」―後の交響曲第1番の第1稿はマーラー自身の指揮によってブダペストで初演されましたが、聴衆の反応は冷ややかで、それは作曲家を打ちのめしました。
 本ディスクに収録されているのは、初演の失敗後、マーラーが改訂し『巨人』という名を与えた1893年ハンブルクで演奏された版です。この版は2部、5楽章で構成され、第1部は「青春の日々から、若さ、結実、苦悩のことなど」と称され、第1楽章から第3楽章までの「春、そして終わることなく」「花の章」「スケルツォ、順風に帆をあげて」が含まれます。第2部は「人間喜劇」と称され、第4楽章のカロ風の葬送行進曲、フィナーレの「地獄から天国へ」となります。
 ネザーランド交響楽団の首席指揮者、ヤン・ヴィレム・デ・フリエントはオランダを代表する指揮者であり、音楽学にも精通した逸材です。これまでも作品や作曲家への深い知識と洞察から、一味違った、新しい視点での表現を企画し、成功してきました。
 今回取り上げるのは、マーラーの交響曲第1番。1893年ハンブルク稿を採用し、この名作の歩んできた歴史に光を当てます。奇才デ・フリエントが手兵とともに、生き生きと力強くも、音楽に満ち溢れた『巨人』を演奏します。(オクタヴィア・レコード)

【全集版とのオーケストレーションの差異】
・第1部第1楽章の冒頭のクラリネットのファンファーレは、ホルンで奏でられている。
・第1部第1楽章遠くからのトランペットのファンファーレは、ホルンとの掛け合いになっている。
・第1部第1楽章フィナーレに入るクレッシェンドは大太鼓の大音響で圧巻!(音の津波の様!!)
・第1部第3楽章のスケルツォの冒頭は、ティンパニーが弦楽とリズムを刻む。
・第2部第4楽章冒頭は、弱音器付きのチェロと弱音器なしのコントラバスとのデュオで奏でる。
・第2部第5楽章は詳細を記すのが困難な程、音の長さや強弱、テンポ指示、休符有無、打楽器の使用など変化が多彩。

【収録情報】
・マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』(1893年ハンブルク稿)
 ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)
 ヤン・ヴィレム・デ・フリエント(指揮)

 録音時期:2009年
 録音方式:デジタル
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. Symphony No. 1 in D Major ('Titan'): Part 1. Aus Den Tagen Der Jugend / Blumen-, Frucht- Und Dornstcke. Frhling Und Kein Ende 'Lang
  • 02. Symphony No. 1 in D Major ('Titan'): Part 1. Aus Den Tagen Der Jugend / Blumen-, Frucht- Und Dornstcke. Blumine (Andante - Allegrett
  • 03. Symphony No. 1 in D Major ('Titan'): Part 1. Aus Den Tagen Der Jugend / Blumen-, Frucht- Und Dornstcke. Mit Vollen Segeln (Scherzo)
  • 04. Symphony No. 1 in D Major ('Titan'): Part 2. Commedia Umana. Gestrandet! (Ein Todtenmarsch in Callots Manier) 'Feierlich Und Gemessen
  • 05. Symphony No. 1 in D Major ('Titan'): Part 2. Commedia Umana. Dall' Inferno Al Paradiso - 'Strmisch Bewegt - Energisch

ユーザーレビュー

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私はこの演奏大変評価しています。 マーラ...

投稿日:2010/04/30 (金)

私はこの演奏大変評価しています。 マーラーは当初「巨人」という交響詩として作曲しましたが、今まで録音された初稿版の中で、この演奏が最も「巨人」らしいです。 かなり荒々しい演奏ですが、要は若いマーラーの意図のままスコア通りに演奏したと言うことでしょう。 ブルックナーなどと違って、初稿と言っても旋律そのものは大きくは違いません。ただしオーケストレーションが全く異なります。特にホルンと打楽器は大幅に出番が増えていますね。打楽器群の効果には驚かされますが、あまり書くとネタバレになりますから書きませんが、第1楽章のクライマックスとか、第3楽章(通常版の第2楽章)にはびっくりしますよj!!おすすめです。

冨太郎 さん | 東京都 | 不明

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ハンブルク稿の録音もすでに数点になるが、...

投稿日:2010/03/04 (木)

ハンブルク稿の録音もすでに数点になるが、この盤の特徴は良く言えばライヴのような勢いのある、悪く言えば少々荒っぽい演奏。普段あまり聞こえない声部を強調するのは指揮者の趣味と思われるが、オケ自体かなり放縦で、縦の線が揃わないところも散見される。せっかくのスタジオ録音なのだから、もっと精緻に仕上げてほしいと思うのだが、速めのテンポと相まって若き日のマーラーの意欲のほどは感じられるし、この版の特徴はちゃんと聴き取れる。録音も物理特性自体は良好なのだが、打楽器の音が非常に強く、やや混濁気味。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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