マリー・ポムピュイ

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かわいい闇

マリー・ポムピュイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309274904
ISBN 10 : 4309274900
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
102p;31

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 匠 さん

    フランスのバンド・デシネ界期待のデュオによる問題作とあって、漫画のようなコマ割りのこの絵本、内容にまず驚いた。何らかの理由で森に置き去りにされてる少女の遺体。そこから分身のように生れた小人達の日常は淡々としていながら残酷で、ずるくて罪深い。でもそう思うのは人の姿をしてるからであって、もし昆虫や小動物の姿だったら、それは喰うか喰われるかが当たり前の厳しい日常なのだ。子ども向けではないが生と死がものすごく現実的で、そのすぐ隣にある闇はどこまでも深いという事を訴えてくる作品。個人的には強烈に惹かれる世界だった。

  • 鱒子 さん

    図書館本。少女の死体から始まる可愛らしくグロテスクな物語。闇が深い。感情を揺さぶる、凄まじいバンド・デシネでした。ーー施川ユウキさん著書のあとがきに惹かれて読みました。これは名作!名作です!絶賛。ーーでも強烈な作品なので読み手を選ぶタイプの本です。

  • フユコ さん

    買うかどうか迷って検索してから購入したので、知っていた所が結構あり驚きは余り受けなかったけど、(勿体無い笑)それぞれのキャラクターが本当にいるような、リアルなエゴをそれぞれ持っていてとても良かったです。絵も可愛い。 想像の余白を作ってあるので、このキャラはどういう子なのかなとか考える遊びが残してありいいなぁって思いました。

  • sin さん

    【児童書・絵本で寄付しましょう♪】(本合わせ番外編)http://book.akahoshitakuya.com/donation_rtr_2014.php 絵本でも児童書ですら無い。子供にはみせられない。えぐいのオンパレードただしそのえぐいの質が違うのでは在るが、そこには無邪気な残酷が描かれている。無防備が自然にさらされた時に引き起こす必然も在る。どことなく『蠅の王』を意識している部分すら垣間見える。『かわいい闇』このタイトルが全てを表している。

  • touch.0324 さん

    フランス版『蠅の王』とでも評せそうなノワール・バンド・デシネ。海外コミック風の軽妙なタッチから突然放り込まれるブラック要素にはかなりドキリとさせられる。純真な子ども達が純真ゆえに行う非道の数々、狂気の境地に目を背けずにはいられない。なお表紙の少女は物語で重要な役割を果す死体である。

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