すべてのJ-POPはパクリである 扶桑社文庫

マキタスポーツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594079376
ISBN 10 : 4594079377
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
284p;16

内容詳細

表題の「すべてのJ‐POPはパクリである」というセンセーショナルな言葉が議論を呼んだ本書。ヒット曲によく使われている「カノン進行」という言葉も世に知らしめた。だが、本書で書かれていることの幅は単なる「パクリ批判」などの矮小なものでは決してなく、現代社会におけるものづくりの真髄にまで達する。ヒット曲の秘密を知るための音楽批評を超えた、現代社会批評の書。クリエーターのみならず、作品を楽しむ消費者目線でも楽しめる。

目次 : 第1章 ヒット曲の法則(ヒット曲を生み出す時代背景/ なぜ「ツッコミ目線」の消費者が泣きたがるのか? ほか)/ 第2章 なぜCDが売れなくなったのか?(ファッション化する音楽/ アーティストも小粒なった? ほか)/ 第3章 モノマネから発するオリジナリティー(作詞作曲モノマネはオリジナルなものを生み出す/ オリジネイタータイプとフォロワータイプ ほか)/ 第4章 日本のポップスはすべてノベルティー・ソングだ(アーティストの非常に「柔らかい部分」/ ヒットする表現が持つ「ある一定の幅」 ほか)

【著者紹介】
マキタスポーツ : 1970年生まれ。ミュージシャン、芸人、俳優、コラムニスト。2013年、映画『苦役列車』での演技により、ブルーリボン賞新人賞、東スポ映画大賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 阿部義彦 さん

    マキタスポーツさんだって?そもそもこの人の楽曲「10年目のプロポーズ」自体知らないし、別に聴きたいとも思わなかった。ベタな歌詞だけでお腹いっぱいでした。ヒット曲=AKBやももクロ、ジャニーズで話が進んでいるのでもう興味が失せてしまった。著者はもともとロックに詳しくて、脇筋ではかなりマニアック(テレビジョン、パブリック・エナミー等)な名前もでてくるので音楽には詳しいのは間違い無いが、一般人向けにかなりざっくりと噛み砕いた故に私には物足りな過ぎました。分母分子論で大瀧詠一さんへのリスペクトは感じた。

  • Kazuko Ohta さん

    年の暮れに冊数を稼ぐために積読本の中から読みやすそうな本を選ぶ。マキタスポーツ、インパクトのある芸名の役者ぐらいの認識だったのが、BS12で放映中の『ザ・カセットテープ・ミュージック』で見る目が変わる。序盤はイマイチだけれど、第3章のモノマネ論と第4章の人格/規格の見立て話が出色。『ボヘミアン・ラプソディ』を14回観た私としては(劇場鑑賞294本中)、モノマネについて「その通りにやって感動を起こせるわけではない」に唸りました。ヒット曲の法則になるほど。本よりも、本人が話しているところを聴きたい気はします。

  • しゅん さん

    いってることはシンプルで、人間の営為の全ては「模倣の後のひと捻り」であるという話。それをJ-Popのフィールドで具体解析する試み。メディアが影響力につれて人々にベタ意識が埋め込まれる。だが、受けるのは逆にベタなものになる。この時代認識は根拠が強引だが納得する。コード進行に名前をつけていく、という方法は上手いと思う。

  • ますりん さん

    売れるポップミュージックの法則等々の流れから最後に辿り着いた結論がスゴイ。 「『これってパクリじゃない?』と指摘しているだけでは能がない、と思っています。むしろそういう批判をするならば、その『引用・解釈の仕方』のセンスや質を議論していくようなものにならなければ、現代日本の音楽事情ではあまり意味をなさなくなってくるでしょう。」 最後で二次三次創作/カットアップの時代の至極真っ当なテーゼに力技でうっちゃり、な本。

  • 辻本 敏久 さん

    そういや聴いたことあるフレーズ多いなと、邪道にして王道なのだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

マキタスポーツに関連するトピックス

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品