マイクル・コナリー

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ラスト・コヨーテ 下 扶桑社ミステリー

マイクル・コナリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594020019
ISBN 10 : 4594020011
フォーマット
出版社
発行年月
1996年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,321p

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    ボッシュ4作目。再読。全くのマザコン小説じゃないか(苦笑) ダメな美しい母は無条件に息子を愛する…か。話の二転三転、読めない人間関係、そしてボッシュの魅力がこのシリーズのロングランのキーだろう。そして、作者のコナリーが、様々なミステリを読み、様々な取材を行ってきた経験の裏打ちを感じる。この作品で持ち出される文学作品は、『トム・ソーヤ』(モーテルの名前でだが)。ニューオリンズが舞台の『ネオン・レイン』ジェイムズ・リー・パーク。今作ではラスベガスにフロリダも出てきて、本当にコナリーは南が好きなのね、と思う

  • Tetchy さん

    人の死の多い事件だった。マージョリー・ロウ殺害事件の真相を探っていくうちに現れる容疑者たち、関係者たちが次々と死んでいく。誰もが過去に隠した罪に苛まれて生き、いつそれが暴かれるかを恐れながら生きてきた。ボッシュが現れ、その時が来たと悟り、ある者は観念して、ある者は必死に抗い、またある者は更なる秘密を暴かれるのを防ごうとして死出の旅に発つ。過去に縛られ、過去を葬り去り、忘れさせようとした人たち。しかし同じく過去に縛られ、向き合い、克服した1匹のコヨーテ、ボッシュが最後に残った。これこそ人生なのかもしれない。

  • ゆいまある さん

    ボッシュが新たな恋に落ちたのは、相手が謎だから。つまりよく知っちゃったら終わるという予告でもある。ボッシュがちゃんとコンドームつけてることが明記されてるのはとてもいい。しかし精神科医が頑張っても反抗ばっかりしていた癖に、行きずりの女性には素直に打ち明け話ができるボッシュ。これじゃ医者は用なしかと思いきや大事な役目が残ってた。いよいよ母が殺された事件の真相を掴むボッシュ。まさかの真犯人。そして余りに多くの人が死ぬ。数人は明らかにボッシュのせいで。幾ら自分勝手でも、こりゃ自己嫌悪で警察辞めたくなるよなあ。

  • harass さん

    あっさりとした印象のある展開だがさすがのコナリーと唸ってしまった。母の死の真相に迫るボッシュの苦悩、これまで読者に想定させ、ボッシュも予想していたことをひっくり返す著者の思惑に、読者はニンマリとしてしまう。これがこの著者の強みだと思いつつ、満足のいける読書経験を楽しんだ。おすすめ。

  • ずっきん さん

    言いたいことは色々あるが(笑)結論として「むあー、面白かった!」ものすごくセンチメンタルな内省さにもかかわらず、真相解明への展開、挿される周囲の人物との関係変化のエピソードが上手すぎて、夢中で読了。ジャズの「抱かれたことがない猫」の例えで全てが腑に落ちた。わたしはタフなちょい悪ヒーローを求めていたんだなあ。その枠からこやつがはみ出す度にむかっ腹を立てていたというわけだ。正座させて説教カマしたくなるよなオッサンだと認識したとたん、むちゃくちゃ愛すべき男に変貌したよ、ボッシュ。愛なくしては怒りも湧かないからね

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マイクル・コナリー

1956年、フィラデルフィア生まれ。フロリダ大学を卒業し、新聞社でジャーナリストとして働く。共同執筆した記事がピュリッツァー賞の最終選考まで残り、ロサンジェルス・タイムズ紙に引き抜かれる。1992年に作家デビューを果たし、現在は小説の他にテレビ脚本なども手がける。2023年、アメリカ探偵作家クラブ(

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