ボロディン (1833-1887)

ボロディン (1833-1887) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

98件
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  • 中学時代にマーラー、ブルックナーを発掘し、高校では...

    投稿日:2021/11/15

    中学時代にマーラー、ブルックナーを発掘し、高校ではトロンボーンで全日本吹奏楽コンクール金賞。更に30歳でプロのオーケストラ事務局に就職と、絵に描いたような音楽人生を送ってきた私が、唯一手を出さなかったのが室内楽であり、その中心が弦楽四重奏曲。それが一変、今年5月から204曲を集めるに至る。きっかけはテレビ東京で放送された映画「鍵泥棒のメソッド」。半沢直樹コンビの堺雅人さん、香川照之さん主演の映画冒頭3分半から流れる美しいアダージョに心を奪われた。それこそが弦楽四重奏曲の金字塔、ベートーヴェンの14番だった。以来弦楽四重奏曲に取り憑かれしまう。私の名曲認定の流儀は、まず両端楽章が短調であること。あとは私の感性を刺激するかどうか。短調作品は意外と多く全体の4割強。残る長調作品については中々名曲が見つからない。その壁を見事に突き破ったのがこのボロディンの2曲だ。ボロディンと言えばまずはオペラ「イーゴリ公」。良くも悪くもロシア臭い傑作だが、同じ時期にこの弦楽四重奏曲が生まれたとは信じがたい。いやそもそもこれほど爽やかで穏やかで明るくて美しい音楽とボロディンが繋がらない。ロシア臭さのないこの音楽の作者を当てられる人は世界に一人もいないと断言できる。短調作品は敷居が高いと思う人は、まずはこの2曲から弦楽四重奏曲の世界に足を踏み入れることを勧めたい。ハイドン四重奏曲の演奏も、これら名曲の魅力に花を添えるほどに美しい。価格もリーズナブルです。

    シャルヴェンカ さん |50代

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  • ホセ・セレブリエールが、ローマ・イタリア放送交響楽...

    投稿日:2021/05/11

    ホセ・セレブリエールが、ローマ・イタリア放送交響楽団を振って録音したボロディンの交響曲集です。 日本クラウンから発売されたものですが、原盤はイギリスASV。 ただそのASVもユニバーサル・ミュージックに買収されたので、この盤も貴重と言えるかもしれません。 さて、今や巨匠となったセルブリエールが1989年9月にイタリアのローマで行った演奏会のライブ録音。 ウルグアイ出身の指揮者とイタリアのオケによるボロディンという珍しい組み合わせで、大方の予想通りロシア風ではなく明るいサウンドに仕上がっているが、随所に指揮者の指示なのか個性的な解釈がなされている。 わかりやすいのが2番で、少々わざとらしいぐらいためを作ったりしている。 ただ、こういうのを嫌う人もいるので評価は分かれそうな演奏。 ローマ・イタリア放送交響楽団は数年後に各地のイタリア放送の交響楽団と合併し消滅するので、晩年の録音としては貴重かもしれない。 ライヴ録音らしく、ちゃんと拍手も入っている。 音も問題なし。

    レインボー さん

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  • オレグ・ポルテフスキー指揮、新ロシア管弦楽団の演奏...

    投稿日:2021/04/26

    オレグ・ポルテフスキー指揮、新ロシア管弦楽団の演奏によるボロディンの交響曲第2番とリムスキー=コルサコフの組曲『皇帝サルタンの物語』を収録したものである。 オケはロシア・ナショナル管弦楽団のメンバーを中心にモスクワ放送交響楽団やボリショイ劇場管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の楽員ら在モスクワのオケ団員で結成された録音用の団体だそうだ。 ポルテフスキーは当時のナショナル管弦楽団の副指揮者とのこと。 無名の指揮者、オケによる演奏ながらこれは名盤(迷盤)にあげられる一枚と言える。 ボロディンの1楽章、大変力強い演奏で初まるが、その後のテンポがかなり特徴的。 フェルマータを多用して、間延びしたかのような個性的な演奏である。 この1楽章だけでも10分近くと、この曲の中でかなり遅い演奏であるが、面白いので退屈はしない。 2楽章から4楽章はそこまで強烈ではないが、細かいところに個性が光る。 リムスキーも同じ。 録音は新しめなのと、デジタルなので良好である。

    レインボー さん

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  • デッカの、古い、スラブ・オペラ録音シリーズの一つ。...

    投稿日:2021/02/27

    デッカの、古い、スラブ・オペラ録音シリーズの一つ。実際に聞いてみると、なるほど録音は古いし、それと知られたキャストではないのですが、それでいて面白い。そもそもロシア・オペラの特にイーゴリ公あたりの録音は今でも決して多いとは言えないので、これもまた古くはあるけれど興味深い録音です。

    Verdi さん |50代

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  • スヴェトラーノフとロシア国立交響楽団による決定版と...

    投稿日:2020/02/08

    スヴェトラーノフとロシア国立交響楽団による決定版とも言えるボロディンの交響曲全集。 第1番を改めて聴いてみると、とても魅力的な作品だということに気付いた。特に第3、4楽章にロシア的な香りがする。しかし、逆に前の楽章との繋がりが薄く感じられるかもしれない。 交響曲第3番は正統的な演奏。 交響曲第2番はスヴェトラーノフが残した膨大な録音の中でも特に優れた物だろう。 そして録音がとてもいい。

    ユローヂィヴィ さん

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  • 長らくボロディンの交響曲第3番はアンセルメ指揮、ス...

    投稿日:2019/09/06

    長らくボロディンの交響曲第3番はアンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の録音が好きだったが、このロジェストヴェンスキイ指揮による録音が自分の中で一番多くのことを教えてくれる演奏になった。 第1楽章の静謐とも言える演奏からはロシアの大地や魂を感じる。 第2楽章はロシアの人々の営みを描いているのだろうか、楽しみから悲しみまで様々な感情や景色を観るようだ。

    ユローヂィヴィ さん

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  • ボロディンの交響曲第1番と第2番を収録したCDです。 ...

    投稿日:2019/01/05

    ボロディンの交響曲第1番と第2番を収録したCDです。 演奏は、ミシェル・プラッソン指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団。 プラッソンと言えばフランス物を得意とするイメージで、このボロディンは意外な感じ(しかもオケがトゥールーズ・キャピトルではなくドレスデン・フィルという事でも)ですが、なかなか良いです。 全体的に純音楽的な解釈で、ロシア的な力強さやスラヴ色は薄めですが、ゆっくりとした楽章などで聴ける音色は大変美しく繊細で、このあたりフランス物が得意なプラッソンらしい演奏と言えます。 ライト級な演奏ではありますが、2番のような民族色の強い作品はある程度の重量感はあるので、ただ軽いだけではありません。 録音はそこそこ新しいだけあり、良好です。

    レインボー さん

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  • オーケストラ・歌手ともに申し分ないのだが、この頃の...

    投稿日:2018/09/20

    オーケストラ・歌手ともに申し分ないのだが、この頃のRussiaレーベルの録音ははっきり言ってひどい。音の広がりが少なく、モノラルのようにも聴こえる。また、SPレコードのようにシャリシャリと高次倍音がきつくて、CD半分聴くと頭痛と肩こりに襲われる。今のところCD半分ずつ6回に分けて聴かざるを得ない。困ったことです。

    はろーきてぃ さん

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  • ボロディンの歌曲とロマンス全集。 どの曲もメロデ...

    投稿日:2018/09/17

    ボロディンの歌曲とロマンス全集。 どの曲もメロディーが美しく親しみやすい。 声楽+チェロ+ピアノという編成の歌曲もあり、とても新鮮だった。

    ユローヂィヴィ さん

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  • 音楽は何のためにあるのか そして音楽家の目指すとこ...

    投稿日:2018/08/12

    音楽は何のためにあるのか そして音楽家の目指すところは何か こんな素朴な問いを思い出す音楽と演奏だ 指揮者がプラッソンであること ドレスデンpoは東西ドイツ統一後の自由競争マーケットに放り出されていたこと そしてボロディンが所謂アマチュア作曲家だったこと これらが作用してこの素晴らしい交響曲とその演奏が生まれたと思われる 何が素晴らしいか それは音楽の目的そのものを具現していた 聴けば分かる 何と勇気付けられたことか 生きること生きていることを歓び豊かな幸福感に包まれる ロ短調の第一楽章ですら 悲劇的ではなく悲愴感もない それはヒロイックですらある 音楽は人が生きる上に力を与えるもの この簡素な事実は屡忘れられて 音楽家の身勝手なパフォーマンスの道具に虐げられていることは珍しくない 音楽が愉しい 朋よ このシンプルな感情に浸れた至福を君に伝えたい あなたも如何  

    風信子 さん

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ありがとうございました

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