ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

弦楽四重奏曲全集 東京クァルテット(1989〜90)(9CD限定盤)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88691975782
組み枚数
:
9
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

Sony Classical Masters
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集(9CD)
東京クヮルテット

初回生産限定盤

2013年6月に解散することが発表された東京クヮルテット(東京クァルテット、東京クワルテット、東京カルテットとも)は、すでに40年以上に渡って室内楽の第一線で活躍してきた世界的弦楽四重奏団。
 今回登場するベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、結成20周年を記念して世界各地でおこなわれたベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会と並行してセッション・レコーディングされたものです。
 短期間にコンサートも交えて集中的に取り組まれた結果、ここでの演奏は、どの作品でも細部まで高度な水準に達しており、この時代の彼らの芸風を如実に反映した美しい仕上がりを示すものとなっています。
 なお、16曲と大フーガのほかに、ピアノ・ソナタ第9番から編曲された弦楽四重奏曲ヘ長調 Hess.34と、ズッカーマンと共演した弦楽五重奏曲の2曲が収められています。(HMV)

【収録予定曲】
ベートーヴェン
CD1
・弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
・弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
・弦楽四重奏曲ヘ長調 Hess.34(ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1の編曲版)
CD2
・弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
・弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4
・弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6
CD3
・弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
・弦楽五重奏曲ハ長調 Op.29
CD4
・弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』
CD5
・弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』
・弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74『ハープ』
CD6
・弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3『ラズモフスキー第3番』
・弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95『セリオーソ』
CD7
・弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127
・弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
CD8
・弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130
・大フーガ変ロ長調 Op.133
CD9
・弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
・弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135

 東京クヮルテット
  ピーター・ウンジャン(ヴァイオリン)
  池田菊衛(ヴァイオリン)
  磯村和英(ヴィオラ)
  原田禎夫(チェロ)
 ピンカス・ズッカーマン(ヴィオラ:Op.29)

 録音時期:1989〜1992年
 録音場所:プリストン大学リチャードソン・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 リマスタリング

収録曲   

ディスク   1

  • 01. String Quartet, Op. 18 No. 1 in F / Allegro Con Brio - Tokyo String Quartet / Peter Oundjian / Kikuei Ikeda / Kazuhide Isomura / Sadao Harada
  • 02. String Quartet, Op. 18 No. 1 in F / Adagio Affettuoso Ed Appassionato - Tokyo String Quartet / Peter Oundjian / Kikuei Ikeda / Kazuhide Isomura / Sadao Harada
  • 03. String Quartet, Op. 18 No. 1 in F / Scherzo: Allegro Molto - Tokyo String Quartet / Peter Oundjian / Kikuei Ikeda / Kazuhide Isomura / Sadao Harada
  • 04. String Quartet, Op. 18 No. 1 in F / Allegro - Tokyo String Quartet / Peter Oundjian / Kikuei Ikeda / Kazuhide Isomura / Sadao Harada
  • 05. String Quartet, Op. 18 No. 2 in G / Allegro
  • 06. String Quartet, Op. 18 No. 2 in G / Adagio Cantabile
  • 07. String Quartet, Op. 18 No. 2 in G / Scherzo: Allegro
  • 08. String Quartet, Op. 18 No. 2 in G / Allegro Molto Quasi Presto
  • 09. String Quartet in F (After Piano Sonata, Op. 14 No. 1) / Allegro Moderato
  • 10. String Quartet in F (After Piano Sonata, Op. 14 No. 1) / Allegretto
  • 11. String Quartet in F (After Piano Sonata, Op. 14 No. 1) / Allegro

ディスク   2

  • 01. String Quartet, Op. 18 No. 3 in D / Allegro
  • 02. String Quartet, Op. 18 No. 3 in D / Andante Con Moto
  • 03. String Quartet, Op. 18 No. 3 in D / Allegro
  • 04. String Quartet, Op. 18 No. 3 in D / Presto
  • 05. String Quartet, Op. 18 No. 4 in C minor / Allegro Ma Non Tanto
  • 06. String Quartet, Op. 18 No. 4 in C minor / Scherzo: Andante Scherzoso Quasi Allegretto
  • 07. String Quartet, Op. 18 No. 4 in C minor / Menuetto: Allegretto
  • 08. String Quartet, Op. 18 No. 4 in C minor / Allegro
  • 09. String Quartet, Op. 18 No. 6 in B-Flat / Allegro Con Brio
  • 10. String Quartet, Op. 18 No. 6 in B-Flat / Adagio Ma Non Troppo
  • 11. String Quartet, Op. 18 No. 6 in B-Flat / Scherzo: Allegro
  • 12. String Quartet, Op. 18 No. 6 in B-Flat / la Malinconia: Adagio
  • 13. String Quartet, Op. 18 No. 6 in B-Flat / Allegretto Quasi Allegro

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総合評価

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ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は、初期、中...

投稿日:2015/03/16 (月)

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は、初期、中期、晩年のかれの動向やら精神のあり方が直接感じられる室内楽の金字塔である。四重奏団たるもの、これらへのチャレンジに絶対的な注力を怠らないのは当然のことである。 カペー、ブッシュ、バリリ、ブダペスト(3種)、ジュリアード(2種)、アマデウス、スメタナ(2種)、アルバン・ベルク、そして東京(2種)という具合に、入手できた録音は全部聴いている。いずれも定評があり、語り尽くされた感があるが、カペーの幽玄さ、ブッシュのドイツ精神の正統、バリリのヴィーン風音色の美、ブダペストの楽譜に忠実、といったところに落ち着いてしまう。一方で、最近の四重奏団では満足できる演奏を聴かせてくれることが難しくなっているのは残念である。アルバン・ベルクなど、どこが良いのかわからないくらいである。 東京カルテットは、早くから高い実力が言われており、遅まきながら入手した2005〜8年録音のSACDでの全集は、立派な演奏(とりわけ初期作品は)であることは認めるが、どこか疲労感のようなものが漂っていて、残念ながら期待していたほどではなかった。 そんな筈ではないと、ソニーに90年代初めに録音した全集−これはバジェット盤であるが、24bitのリマスタリングがされている−を入手して聴いてみた。これは目からウロコが落ちるがごとく、初期から晩年まで全曲が説得力のある演奏であることがわかった。とくに中期作品の密度が高い、と同時にこのキレの良さはどうであろう。ラズモフスキー第3は驚くべき快演であって、それでいて情緒面も十分である。それから、録音のせいなのか、四つの楽器のバランスが実に良いのである。とくにチェロが朗々と響き、安定感が抜群であり、ベートーヴェンが編み出した新機軸である、骨組みがしっかりした印象を与えている。テクニックの使い方、合目的性がはっきりしていることが成功の秘訣であろう。 それから、この全集の嬉しい点がもうひとつ、かつてSP時代のブダペストにだけあったヴィオラ二本の弦楽五重奏曲(ハ長調、Op.29)が含まれていることである。初期ブダペストの演奏では、四重奏曲ほど練れておらず、微温的とでもいうべき段階に留まっていた。東京カルテットでは構成力が倍増して、神経の通った、しかもよく歌う素晴らしい演奏となった。これほどの曲であったとは・・・、ひとつベートーヴェンに名曲が増えたことは、私にとって劃期的な事件だと言いたい。

SS さん | 神奈川県 | 不明

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実に、真摯な演奏…ベートーヴェンのクァル...

投稿日:2013/01/31 (木)

実に、真摯な演奏…ベートーヴェンのクァルテットの素晴らしさが実感できます。

蜻蛉子 さん | 大阪府 | 不明

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これは実に美しく丁寧な演奏です。ただ美し...

投稿日:2012/10/14 (日)

これは実に美しく丁寧な演奏です。ただ美しいだけではなく、優しさすら感じさせるようなところが、ベートーベンっぽくないと思われるのかもしれません。もしファーストヴァイオリンが突っ走るような演奏や、4人がひたすらぶつかり合うような演奏を聞きたければ、他の演奏をお聞きになれば良いだけのことです。無理にこの美しさに触れる必要はないでしょう。また、同時代の同じような方向性の演奏について、先のレビューアーの方が的確な指摘をされております。私もこの機会に4全集の聴き比べをしてみました。全くの好みの問題ですが、私自身は、この東京カルテットの全集が一番気に入っています。少し傾向は異なりますが、4人がスクラムを組んだような、エマーソンカルテットの演奏も比較されると良いと思います。できれば、ハーゲンカルテットとカルミナカルテットも、ぜひ全集を作成してもらいたいものです。

乱筆不治 さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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