ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

交響曲第3番『英雄』 浮ヶ谷孝夫&ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
POMA1001
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト2019来日記念盤!

欧州を中心の活躍している浮ヶ谷孝夫とブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルトがタッグを組んでの待望のリリース!
 平林直哉氏による日本語解説付ブックレット封入。(販売元情報)

【収録情報】
● ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』


 ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト
 浮ヶ谷孝夫(指揮)

 録音時期:2018年2月27,28日
 録音場所:カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト】
ドイツ、ブランデンブルグ州オーデル湖畔にある「ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト」は、1971年にクライスト歌劇場管弦楽団とフランクフルト管弦楽団が合併して成立。1990年、ニコス・アティネオスが首席指揮者として就任後、同指揮者のもとで目を見張るような芸術的飛躍を遂げ、1995年に「フランクフルト国立管弦楽団(Frankfurter Staatsorchester)」として国立管弦楽団の地位を獲得しました。
 ベルリンのベルリン・フィルハーモニーやコンツェルトハウスを始め、ドイツ国内の各都市やヨーロッパ各国での演奏旅行を成功させており、ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)などの一流アーティストとも共演しています。また、19〜20世紀にかけて活躍した作曲家の作品を積極的にCD化しており、ボリス・ブラッハーの作品を収めたCDがフランスのレコード賞「ゴールドディアパソン賞」(Diapason D'OR)を受賞し、話題を呼びました。
 2001年、2005年に続いて今回は3度目の日本公演となります。次世代を担うオーケストラとして世界的に注目を浴びています。(販売元情報)

【浮ヶ谷 孝夫(指揮)】
1953年埼玉県川口市生まれ。世界の最前線でタクトを振る、日本を代表する指揮者の一人。1978年に渡独してベルリン芸術大学指揮科のヘルベルト・アーレンドルフ教授に師事。カラヤン、ブダペスト、両国際指揮者コンクールで受賞。1986年にはポメラニアン・フィルハーモニー管弦楽団(ポーランド)のドイツ演奏旅行の指揮者に抜擢され、欧州でデビューを果たす。1987年より、同楽団の専属指揮者に就任。多数のドイツ演奏旅行やCD録音で高い評価を得る。1989年よりハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団と多数のCD録音。ポーランド国立放送交響楽団の専属客演指揮者。
 1996年にドイツ・フィルハーモニア・フンガリカの専属客演指揮者、また1999年には北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者として日本公演で指揮し、好評を博した。2003年には「ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト」の首席客演指揮者に就任。2010年より愛知県豊橋市の「豊橋青少年オーケストラキャンプ」を立ち上げ、毎年多くの演奏家の育成に尽力。2013年より東京都主催「歴史的建造物保全プロジェクト・マエストロ浮ヶ谷プロデュースコンサート」を担当。現在は日本のオーケストラにも招聘され、多くのファンを持つ指揮者。ドイツ在住。夫人はフルート奏者の浮ヶ谷順子。(販売元情報)

【心が洗われる「英雄」〜平林 直哉(ライナーノートより)】
本当に久しぶりである。これほど指揮者の人格が素直に、純粋に表れた演奏を聴くことが出来たのは。月並みな言葉ながら、全く心が洗われる気持ちになった。
 「英雄」は言うまでもなく超有名曲であり、演奏頻度は高く、CDも多い。近年、ベートーヴェンの交響曲の演奏においては、時代考証に準拠した演奏が大流行である。編成は小さく、弦楽器のヴィブラートは極力抑え気味にし、繰り返しはほとんどすべて行い、ベートーヴェンが書き込んだメトロノームの超快速テンポを尊重する。浮ヶ谷とてこうした背景は知識として持っているであろう。しかし、この演奏を聴く限りにおいては、彼はそうした流行とは全く無縁のように思える。つまり、浮ヶ谷は長くドイツに暮らし、「ドイツ的な響きとは何か」、「ベートーヴェンの交響曲を理想的に響かせるにはどうしたら良いのか」といった根源的な問いを、長い時間をかけて模索した結果が今回の演奏だと言える。言い換えれば、外国語を、その土地に住む人と同程度に、自然に無理なく話せるように、曲にふさわしい響きが自然と指揮棒から流れ出ているのである。だから、表面的にはきちんと取りつくろっているように見えても、付け焼き刃的な演奏と、長い時間をかけたそれとの違いは自ずと明らかである。
 第1楽章、2つの和音がとてもふくよかに鳴り渡る。テンポも遅すぎず速すぎず、非常に妥当。提示部の繰り返しは省かれているが、これは大賛成だ。私見では特に第3番以降の交響曲は、ベートーヴェンの音楽と繰り返しは、本質的には似合わない、むしろ間違っているとさえ思っている(第5番の第1楽章は例外)。その証拠に、ベートーヴェンは第9番の第1楽章では反復は書いていない。また、第1楽章のコーダでは、今日では禁じ手とさえ見なされているトランペットを、そのまま吹かせている。非難されがちな箇所ではあるが、私はむしろ見識として捉えたい。
 第2楽章も大げさな表現は意識して避けられているが、細部まできちっと目配りしている様子が手に取るようにわかる。聴き手には何もしていないように思わせるのは、熟練のワザである。第3楽章も、そのテンポの良さにハッとさせられるが、木管楽器のふくよかな響きも、とても印象的だった。トリオも実に見事だ。ホルンが主役であり、他のパートは伴奏といった単純な設計ではなく、全体の響きが巧みに計算された、とても奥の深いものである。
 第4楽章もオーケストラの格調高い響きが尊重されているが、特に前半部分において、これほど“美しい”と感じさせる演奏は、あまり類例がないと思う。
 ソニーが26年ぶりに開発したプロ用マイクを使用したという録音の素晴らしさにも言及せねばならない。教会でオーケストラを録音した場合、たいていは輪郭が丸すぎて、甘口になりがちである。しかし、当ディスクではそのあたりのバランスが見事にまとめられており、典雅で上品な「英雄」がたっぷりと楽しめる。(販売元情報)

【カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ・ホールについて】
J.S.バッハの2番目の息子であるカール・フィリップ・エマヌエルの名前を持つコンサートホールは、かつてのフランシスコ会修道院付属の教会として1270年頃に建てられました。1735年〜36年に国王フリードリヒ・ヴィルヘルム1世のもと、教会の大規模な修繕が行われ、その後の増改築を経て、大戦後、現在のコンサートホールに生まれ変わりました。コンサートホールはその開場以来、印象深い物語を描き続け、1995年からは、ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルトの本拠地となっています。数多くの国際的に著名な演奏家達が客演を行ったホールは、音響特性に優れ、とても自然で温かみがある音場を提供してくれています。(販売元情報)

【収録情報】ベルンハルト・ハンケ(トーン・マイスター)
マイク:MKH8040 / MKH40 / MKH50 (Sennheiser) / MK4 (Schoeps) / KM184
U87 (Neumann) / ECM-100N / ECM-100U (Sony)
マイクプリアンプ:Micstasy (RME)
デジタル制御マイクプリアンプ&マルチ・フォーマットI/O:OctaMic XTC (RME)
オーディオ・インターフェイス:MADIface XT (RME)
レコーディングシステム:SEQUOIA
レコーディングフォーマット:96KHz/24Bit
レコーディングモニタースピーカー:Mod TB2-SA (PMC)
マスタリングモニタースピーカー:801 Matrix (B&W)
ヘッドフォン:Jecklin / Sennheiser (HD650) Sony (MDR-900ST)
エグゼクティヴプロデューサー:Takanao Iijima (Pomato Pro Co., Ltd.)
トーンマイスター:Bernhard Hanke

収録曲   

  • 01. Beethoven Symphony No. 3, Op.55: I. Allegro con brio [14:19]
  • 02. II. Marcia funebre (Adagio assai) [14:06]
  • 03. III. Scherzo (Allegro vivace) [05:41]
  • 04. IV. Finale (Allegro molto) [11:51]

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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