ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲第9番『合唱』 バーンスタイン&バイエルン放送響、他

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4802411
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

自由への讃歌〜1989年、ベルリンの壁崩壊直後の特別演奏会
バーンスタインと6つのオーケストラの団員による第9


1989年12月25日、ドイツの東西分離の象徴でもあったベルリンの壁が崩壊したことを記念した一大イヴェントが、レナード・バーンスタイン[1918-1990]が指揮したこの第九演奏会でした。
 バーンスタインはここで、バイエルン放送交響楽団をメインに、計6つの楽団のメンバーによって特別に編成されたオーケストラを指揮し、これに東西ドイツの合唱団と東西ドイツ&英米のソリストが加わった豪華な布陣によるアンサンブルを指揮しています。
 ちなみに6つのオーケストラの内訳は、西ドイツ・東ドイツに、ドイツの東西分離のきっかけとなったアメリカとソ連、それに第二次大戦時のドイツの敵国イギリスとフランスのオーケストラというもので、記念碑的な演奏会をさらに特別な物にしようという関係者の尽力が偲ばれます。
 なお、バーンスタインはここで、ベルリンの壁が崩壊したという歴史的事実を祝うために第4楽章の歌詞の“Freude(歓喜)”を“Freiheit(自由)”に変更して歌わせています。当時のバーンスタインはすでに肺ガンに冒されており、しかも自身そのことを知っていたといいますから、ここでの渾身の指揮ぶりはまさに命がけのものだったのでしょう。
 しかしバーンスタインは最後までエネルギッシュでした。この公演の直前には念願の改訂を終えたキャンディードをロンドンで収録、翌年にはウィーンでブルックナーの9番や、シベリウスの1番マーラーの歌曲を指揮し、その後、バイエルンでモーツァルトの大ミサを指揮、2ヵ月後には札幌で大奮闘してPMFを成功に導き、そしてそれから3ヵ月の後に亡くなってしまいます。最後の演奏会はボストンでのものでした

【収録情報】
・ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
 ソプラノ:ジューン・アンダーソン
 メゾ・ソプラノ:サラ・ウォーカー
 テノール:クラウス・ケーニヒ
 バス:ヤン=ヘンドリンク・ローテリング
 バイエルン放送合唱団
 ベルリン放送合唱団メンバー
 ドレスデン・フィルハーモニー児童合唱団
 バイエルン放送交響楽団
 シュターツカペレ・ドレスデン・メンバー
 ニューヨーク・フィルハーモニック・メンバー
 ロンドン交響楽団メンバー
 レーニングラード・キーロフ劇場管弦楽団メンバー
 パリ管弦楽団メンバー
 指揮:レナード・バーンスタイン

 録音時期:1989年12月25日
 録音場所:東ベルリン、シャウシュピールハウス
 録音方式:デジタル(ライヴ)

収録曲   

  • 01. Beethoven: Symphony No. 9, op. 125: I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso [18:04]
  • 02. II. Molto vivace [10:44]
  • 03. III. Adagio molto e cantabile [20:14]
  • 04. IV. Presto - Allegro assai [28:57]

総合評価

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かの宇野功芳氏が薦めていたと記憶している...

投稿日:2018/12/31 (月)

かの宇野功芳氏が薦めていたと記憶しているが、そう言われてみればフルトヴェングラーの次に功芳氏の第九に似ているかもしれない。 モニュメンタルな演奏の記録で、バーンスタイン最晩年独特のためや重さはあるが、即席編成から来るアンサンブルの乱れやリハーサル不足のせいか、第1楽章など表現そのものに不徹底さや曖昧さが散見され、指揮者の体調の悪さも伴い十全な成果を生んでいるとは言い難い。 それでも、第4楽章は臨時編成の合唱とオケの総勢がシラーの詩とベートーヴェンの理念とバーンスタインの指揮の元、全力を尽くして音楽的な感興を作り出し、長きに渡った母国の東西分裂の解消に歓びの歌を奏で、他に代え難いパッションを生み出している。 第4楽章の後半以降に尋常ならざる盛り上がりを見せているのが、この特別なコンサートの証しかと感じる。

いやみなぶらいあん さん | 神奈川県 | 不明

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音を 聴くのか、音楽を 聴くのか????...

投稿日:2010/12/28 (火)

音を 聴くのか、音楽を 聴くのか???? 音を聴くなら 早晩 コンヒュータが 何の苦も無く 文部省唱歌を 奏でて呉れる筈。魂の入った 音楽を ご所望なら 文句無し。世評の高い ウィーンフィルなんぞ 聴くに値せん。ヽ(^o^)丿 

北国の春 さん | 北海道 | 不明

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歴史的モニュメントとして以外は、全く取り柄のな...

投稿日:2009/10/10 (土)

歴史的モニュメントとして以外は、全く取り柄のない演奏。フルトヴェングラーに比肩するなんて、とてもではないが言えたものではない。アンサンブルはメチャクチャだし、バーンスタインの悪癖たる感情過多な誇張表現が散見される。もっとも、ベルリンの壁崩壊という一大事件に興奮しないほうがおかしいのかも知れない。だが、実際にライヴ会場に居合わせた人ならまだしも、それをCDで何度も聴くとなると、さすがに胃もたれがする。ライヴ録音だが、演奏前後の拍手がいかにもわざとらしく、編集したのがバレバレで興醒め。因みにライヴでも上には上がいて、例えばクレンペラー/POの57年盤(何とStereo!)とか、マズア/LGOの新ゲヴァントハウスこけら落とし公演盤とか、色々あるのだ。前者は堅固なフォルムとキビキビしたテンポが“男のなかの男”という感じだし、後者は合唱の透明感が抜きんでている。両者ともメジャーではないが、「メジャー=良盤」などという方程式はないはずだ。バーンスタインとカラヤンとフルトヴェングラーだけ聴いて第九を語ることなかれ!

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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