ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

ベートーヴェン交響曲第3番『英雄』、マーラー交響曲第10番アダージョ テンシュテット&ウィーン・フィル(1982 ステレオ)(2CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT195
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤
コンポーザー
:

商品説明


Altus
Wiener Philharmoniker series
conducted by Klaus Tennstedt


アルトゥス ウィーン・フィル ライヴ・シリーズ
第2期第1弾はテンシュテット!

ウィーン・フィルとテンシュテット
濃厚な悲劇性と堂々大爆進のザルツブルク一期一会の大競演!
「このウィーン・フィルとのライヴ演奏は電気が走るような興奮を呼び起こす」
―ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)―

テンシュテットとウィーン・フィルのあいだに、リハーサルから異様な緊張感がはしったという伝説の名演がついにCD化!
 ORF/VPO提供のオリジナルテープからアルトゥスが直接マスタリングして音質は万全。マーラーの強烈なトゥッティも素晴らしく過激なサウンドで再現されています。
 また、シカゴ響の大立物であったヘンリー・フォーゲル氏はこの演奏についてこう評しています。
 「『英雄』はメンバーは胸張り裂けんばかりの熱さ、弦楽器は食いつき管楽器は躍動する。マーラーにいたっては不協和音の噴出は心の叫びであり魂の悲鳴である。徹頭徹尾ダイナミックなコントラバスを強調し、管弦楽的色彩を無限大に活用し、あらゆる点で緊密に楽章全体を結び付けつつテンポを構築していく。29分のところ、ここは私の聞いたあらゆる録音の中でも最も遅い演奏であり、テンシュテット自身のロンドン・フィルハーモニーとのスタジオ録音と比較しても1分長い。しかしながら緊張と激しく濃密な熱によって遅いと感じることがない。この演奏を聴くことは途轍もない、深く心に触れる経験である。」

【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』[51:46]
 第1楽章 Allegro con brio [14:52]
 第2楽章 Marcia funebre: Adagio assai [17:55]
 第3楽章 Scherzo:Allegro vivace [06:37]
 第4楽章 Finale:Allegro molto [12:22]

マーラー:交響曲第10番〜第1楽章アダージョ [29:05]

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウス・テンシュテット(指揮)

 録音時期:1982年8月29日
 録音場所:祝祭劇場(ザルツブルク)
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 音源提供:オーストリア放送協会

内容詳細

82年ザルツブルク音楽祭におけるテンシュテット渾身の指揮。「英雄」第2楽章の遅く重い足どりに驚かされる。颯爽と始まる第1楽章との落差はあまりにも大きい。ライヴならではの個性的な解釈と言えよう。精緻にして濃密なマーラーは比類なき秀演である。(彦)(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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多くの皆さんの意見と異なっていますが、多...

投稿日:2020/09/03 (木)

多くの皆さんの意見と異なっていますが、多くのテンシュテットの演奏を聴いていて、この「英雄」の演奏は、忘れてはならない、貴重なものだと思います。確かに第1楽章の始まり部分の、ぎこちなさは不安感を充分煽るものですが、曲が進むにつれて、緊迫の度合いを強めていき、他の指揮者では、堀出せなかった、ウィーンフィルの底力に近いものを我々に提示してくれていると、私は感じます。最近、ウィーンフィルを指揮する指揮者の中には、オーケストラの能力に寄り掛かり、ほとんど能力を感じない人もいるのが残念でなりません。そもそも、代理で呼ばれた、テンシュテットがウィーンフィルに二度と呼んでもらえなかったことは、仕方がないことかもしれません。しかし、ここで聴かれる英雄の演奏は、お互いの真剣勝負の結果であり、オーケストラ演奏でなければ、経験でない種類の、高い次元の貴重な記録だと思います。この演奏を聴いた後では、他の演奏が生温く感じるのは、私だけでしょうか?

ふなし さん | 東京都 | 不明

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テンシュテットがWPを振るということで、...

投稿日:2011/06/25 (土)

テンシュテットがWPを振るということで、年末のFM放送を楽しみにしていた演奏会だったが、聴き終えて首をかしげた記憶がある。これほど伝わってくるものが希薄な『英雄』はあまり経験したことがない。その印象は30年近く経た今も変わらない。WPはどんな指揮者と共演してもWPとしての水準を下回る演奏をしないことが伝統となっているオケだが、この『英雄』はまさに水準ぎりぎりの演奏である。ライブで真価を発揮するテンシュテットの録音の中では稀にみる凡演であり、彼の『英雄』を堪能したいのであれば、NDR盤かLP盤を聴く方がよい。マーラーは一転してテンシュテットの気概が感じられ、WPもそれに引きづられるかのように応えているところが面白い。こちらは『英雄』とは逆にスリリングな名演である。この演奏を聴くたびに、オケと指揮者の関係の難しさを痛感する。特にWPは指揮者にとって一筋縄ではいかない(つまり簡単に言うことを聞かない)オケであることはよく知られている。ましてピンチヒッターで急遽WPの指揮台に立ったテンシュテットがいかに苦労したかは想像に難くない。テンシュテットはWPに対して相当腹を立てたという後日談が伝わっているが、この両者は互いに信頼関係を築くことなく、二度と共演することはなかった。その意味では、貴重な「記録」であるのかもしれない。蛇足ながら、ザルツブルク音楽祭のレヴァイン=WPによるマーラーの7番の名演は是非ともCD化していただきたい。

ディスク派 さん | 東京都 | 不明

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このアルバムは、何と言ってもマーラーのア...

投稿日:2011/05/12 (木)

このアルバムは、何と言ってもマーラーのアダージョが圧倒的。これだけで「英雄」の世界を超えている。苦しみにのたうちまわりながら、しかし不思議なまでに妖しく美しいこの曲の魅力と「凄み」を余すところなく表現した、まさに絶世の名演。ウィーンフィルもまさにウィーンフィルらしさをフルに発揮しつつ、独自の魅力たっぷり。これはすごい。時間からいえば遅い類だが、そんな印象もまるでない。究極のアダージョ。一方、「英雄」はそれほどの特徴はない。ライヴのテンシュテットによくある暴走(肥大化)をウィーンフィルがしれっと受け流しているかのよう。おかげで、指揮者とオケの「らしさ」が感じられない出来栄え。それはそれで記録としては面白いのかもね。録音は超優秀。何の不満もない、よい音。正規発売、はなはだめでたし。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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