擬曲

ヘロンダス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003211311
ISBN 10 : 4003211316
フォーマット
出版社
発行年月
1990年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
105p;15X11

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    旧字体。解説によると、1891年は西洋古典学にとって驚異の年(85頁)。「なかだち または とりもち婆」で、ギュッリス(婆)は、「富、運動場(パライストラー)、権力、気持のよいお天気、名誉、見世物、先生方、若い人達、兄妹の神様の境内、立派な王様、大学(ムーセイオン)、お酒、いいものならなんであろうとお望み次第、女達と来たら、地獄のお后様にかけて、空がもっていると威張っている星の数ほどいて、その姿は、昔パリスの審判に美を競った〔女神様達〕のよう」(10頁〜)。 

  • きゅー さん

    へーローンダースは紀元前3世紀頃のギリシアの詩人。擬曲(ミーモス)と呼ばれる日常生活のちょっとした情景を写した寸劇を残した。長らく作品は不明となっていたが、1891年に8篇ほどの作品がエジプトのパピルスから発見。作品はいずれも数ページほどの独白あるいは対話からなっており、「寸劇」という言葉がまさに当てはまっている。「先生」では、勉強しないドラ息子のことを母親は先生に言いつける。先生は突然激怒してむち打ちを始める。資料価値はあるかもしれないけど、趣味の読書からは外れる一冊。

  • Doederleinia berycoides さん

    写本のパピルスの損傷や誤字脱落と、そこからの修復作業が伺われる本文でした。 奴隷と主人の関係や、女性用靴の描写など、ヘレニズム時代の民衆の生活の様子が面白可笑しく描写されており、楽しめて参考になりました。

  • Nemorální lid さん

    1891年はへーローンダースの作品が突如として出現した「西洋古典学にとって驚異の年」(p.85)であった。 彼の作風はアッティカの悲喜劇の影響を十二分に受けておりながらも、人生の穢らわしさや醜さを美化すること無く現実を裸にした写実的描写を展開している。ヘレニズム文学特有の感傷性もとい抒情的な作風から逃れた、一種の革新的なものだ。人間の底に秘められたる醜悪と美とを検覈し、平等に題材として表現するヘーローンダースの書き方は印象によく残った。 極めて親しみやすく、当時の希臘の市井の様子が良くわかる作品であった。

  • 釈聴音 さん

    ちょっと落語っぽいところもあったりして面白い。ただし古代の人の笑いのツボはよくわからない。

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