CD 輸入盤

交響曲集 ヴァント&ベルリン・フィル(6CD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88691922952
組み枚数
:
6
レーベル
:
RCA
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


ブルックナー:交響曲第4・5・7・8・9番(6CD)
ギュンター・ヴァント&ベルリン・フィルハーモニー


ドイツの巨匠、ギュンター・ヴァントが1996年から2001年にかけてベルリン・フィルを指揮して制作した一連のブルックナー・アルバムは、高水準な演奏内容もあって、晩年のヴァントの代表作とも目されています。
 ヴァントとベルリン・フィルの演奏は、ひとつひとつの音を丹念に積み重ね、重層的な音の連なりを的確に処理したもので、そのたぐいまれなヴィルトゥオジティはベルリン・フィルならでは。轟然と響きわたるティンパニを核とした強烈なトゥッティの迫力や、存在感たっぷりの木管の独奏、馬力満点のブラス・セクションに、分厚い弦楽と、このオケの長所が存分に引き出されたサウンドにも圧倒的なものがあり、ヴァント自身が“世界最高のオーケストラ”と讃えていたのも十分に理解できます。
 実際、ここに収録された演奏はどれも旧盤に較べてテンポが遅く、よりロマン的な表情が濃くなってきており、たとえばドライな印象の強かったケルン盤に較べれば、ベルリン・フィル盤でのディテールはかなり豊かな表情を湛えたものとなっています。緩徐楽章での濃密な雰囲気などその好例と言えますが、細かく検証すればフレーズの形はあくまでも端正であり、テンポの変動もごく僅かで、全体の整った印象が崩れることはまったくありません。何ともすごい演奏ですが、そこにはベルリン・フィルとしては異例と言ってよい長時間に及ぶリハーサルがあったことも見逃せません。
 練習時間をたっぷりとることが可能だったドイツの放送オーケストラと長年仕事をしてきたヴァントにとっては、当然の条件でもあったのでしょうが、そうでなければいくらベルリン・フィルとヴァントの関係が良好と言っても、このようなサウンドにはならなかったと思われます。
 聴衆の入った本番を収録したものでありながら音質優秀なこれらの録音は、編集の際にヴァントの意思も反映してベストなものが選ばれ、信頼度の高いものとなっているのもポイントです。(HMV)

【収録予定曲】

 ギュンター・ヴァント(指揮)

総合評価

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各曲がCDケースに個別に納められ分厚いライ...

投稿日:2024/04/22 (月)

各曲がCDケースに個別に納められ分厚いライナーノートを付けてBOXに仕立てるというコストをかけたパッケージになっています。演奏は良く知られたもので、皆様もすでに別にお持ちの曲もあろうかというものです。ブルックナー交響曲好きの方には5番や8番の終楽章には若干の違和感があるかもしれません(版による)。ヴァント好きの方にはベルリンフィルの金属音に違和感があると思います。ヴァントご本人がこの音色にどう思ったのか知る由もありません。ベームの回想録などでもこの頃のベルリンフィルは指揮者の言うことを聞かないことが多かったようなのでヴァントは諦めていたのかもしれません。オケがベルリンフィルではなくコンセルトヘボウだったらなぁと無いものねだりをしてしまいます。

jin さん | 長野県 | 不明

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重量感はあるが重苦しくない。私にはブルッ...

投稿日:2022/08/15 (月)

重量感はあるが重苦しくない。私にはブルックナーの演奏の中でも最も気に入ったものの一つである。オケがベルリンフィルだから,特に弦がいい。厚くて澄み切っていて力感がある,ヴァントのテンポもすごくいいというか,テンポを動かしているのか,インテンポなのかわからないくらい自然体。実は9番だけは持っていてお気に入りの一枚であったが,他もすごくいい。私は,ブルックナーは2番とか6番とかが好きだが,ヴァントはこの辺には目もくれずに,このシリーズはいわゆる大作・名作中心である。でも,今回のこの演奏で作品の良さを実感した。特に,5番は私にはケンペ。ミュンヘンPO 以外には,ピンとくる演奏がなかったが,これはそれよりも素晴らしい。7番は厚いハーモニーに歌があふれ,8番は一歩一歩踏みしめる音の構築物,2曲ともその性格が余すところなく表現されている。4番はエンターテインメント的な要素が強い作品だと思うが,ヴァントのようにきちんと力強く演奏すると品格を感じる。9番は素晴らしいベルリンフィルの音で澄み切った境地が楽しめる。今回は作品ほぼ一気に聞き通してしまうほど,素晴らしい演奏だった。後悔していることはただ一つ。もっと早く買えばよかった。

シロクン さん | 新潟県 | 不明

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妥当な演奏です。聴かせどころを十分に心得...

投稿日:2020/03/25 (水)

妥当な演奏です。聴かせどころを十分に心得て聴いている間は満足させてくれます。 録音のライブながら満足ができるホールトーンの美しいものでした。 「それでもベーム、カラヤン、アバドとどこが違うの?」と友人に聴かれたら小生は返答できませんでした。素人の小生でもオケを動かす能力はカラヤン、アバドの方が上だと分かります。 最近は、ほとんどファンの声を聴かなくなってしまったヴァントです。 あの一部の方々に神格化された称賛の嵐はどこに行ってしまったのでしょうか。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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