SACD 輸入盤

交響曲第6番 ヤノフスキ&スイス・ロマンド管弦楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PTC5186354
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

ヤノフスキ&スイス・ロマンド管
ブルックナー・シリーズ第2弾は交響曲第6番!

コンサート・ファンにはホットな情感を湛えた演奏で人気の高いドイツの指揮者、ヤノフスキ(ヤノウスキー)は、1939年2月18日にワルシャワで生まれますが、ほどなく第二次世界大戦が勃発したため、すぐに母親の両親の住むドイツのヴッパータールに移住し、ドイツで暮らすこととなります。最初数学を専攻したヤノフスキですが、やがて音楽の道に進むことを決意、ケルン音楽大学に進んで指揮を学び、さらにウィーンやシエナでも研鑽を積みます。
 そうした事情もあってか、ヤノフスキのCDには独墺系レパートリーが多いようですが、レパートリーそのものは、オペラとコンサートの両面で近現代音楽やフランス物までカバーしていてかなり広く、ヤノフスキの多彩な才能が十分に窺えるものとなっています。  その緻密な仕上げと隙の無い解釈は、地元ドイツでもファンの心を着実に掴んでおり、激戦区ベルリンにあって、手兵ベルリン放送響の聴衆動員率アップに大いに貢献し、2011年まで契約が延長されるという栄誉にも浴しています。
 ヤノフスキは ドイツ育ちの指揮者という割にはフランス音楽が得意で、よくとりあげもしますが、それには1984年から20年近くに渡って深く関わったフランス国立放送フィルでの仕事の影響もあるのでしょう。この頃の実績により、ヤノフスキはメシアンの権威として高く評価されてもいました。
 一方でヤノフスキはドイツの歌劇場叩き上げタイプのオペラ統率ができる人物でもあり、シュターツカペレ・ドレスデンを指揮した『指環』では、歌手の持ち味と美しいオーケストラ・サウンドを堪能させつつ、引き締まったドラマ展開を創出していたものです。  今回、オーディオ・マニア御用達レーベル「ペンタトーン」から登場するブルックナーの交響曲第6番は、最新のDSDレコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応高音質ハイブリッドSACDであることからも注目されるアルバムと言えます。
 2005年以来首席指揮者を務めるスイス・ロマンド管弦楽団とは、すでにブルックナー作品では交響曲第9番をリリースしており、ヤノフスキらしい求心力の強い演奏を聴かせていたので、今回も大いに期待できるところです。
 このスイス・ロマンド管弦楽団は、アンセルメが創設したオーケストラで、かつてはヤノフスキの師でもあったサヴァリッシュが11年間に渡って首席指揮者を務めていたオーケストラでもあります。そのサウンドはドイツ物もフランス物も無理なくこなしてしまう ニュートラルな性格を持った機能的なもので、優秀録音で聴くとその高度な表現力よくわかります。

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB.106
 スイス・ロマンド管弦楽団
 マレク・ヤノフスキ(指揮)

 録音時期:2009年1月
 録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

収録曲   

  • 01. Bruckner Symphony No.6 1 Majestoso 17. 56
  • 02. 2 Adagio, Sehr feierlich 17. 38
  • 03. 3 Scherzo, Nicht schnell – Trio, Langsam 8. 52
  • 04. 4 Finale, Bewegt, doch nicht zu schnell 12. 54

ユーザーレビュー

総合評価

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ヤノフスキ&スイスロマンドのブルックナー...

投稿日:2021/03/21 (日)

ヤノフスキ&スイスロマンドのブルックナーは全体としたらテンポが速い。少なくとも自分が聴いた中ではそのような印象を受けた。この6番は違う。ゆったりと一音一音大切に歩みを進めている。とても味わい深い。もともとの音量レベルが低いので、通常よりも多少あげて聴いてほしい。終楽章の最終音といってお分かりいただけるか誠に自信がないが、ヤノフスキも他の多くの指揮者と同じく短く切れている。ここをもうちょっと伸ばし気味に結んでくれると自身の好みにかなり近かったのだが。

ゆっきー さん | 千葉県 | 不明

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SACDだけあって、fffとffの違いがわかる見...

投稿日:2010/03/22 (月)

SACDだけあって、fffとffの違いがわかる見事なバランス感覚に拍手。そして、6番という地味な(実は、私はこれが一番好きです)曲に、しっとりした落ち着いた情感でアプローチしてくれたヤノフスキに感謝です。ハイブローなヨーロピアン・エレガンスとでもいうべき2楽章の静かな寂寥感がいいですね。ブルックナーにたっぷり浸れる1時間余りをわざわざ金を出して買う価値のある演奏です。敢えてケチをつけるなら、件のブルックナー断絶(パッセージのとぎれ)を接合する呼吸がまだ微妙に「お若いのう」って感じで。

Salomon さん | 広島県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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