交響曲第６番　ズヴェーデン＆オランダ放送フィル

ブルックナー交響曲第６番
ズヴェーデン＆オランダ放送フィル

ブルックナーやストラヴィンスキー、ブラームスなどで注目を集めるオランダの指揮者、ヤープ・ファン・ズヴェーデンは、現在、オランダ放送フィルとブルックナーの交響曲を継続的にレコーディングしており、これまでに第2･3･4･5･7･8･9番を発売し、どの作品でも高い評価を獲得していました。
　今回登場するのは交響曲第6番。独特の武骨なメロディと爆発的なエネルギーを内包した大胆な作品で、これまでにもこの曲を愛したクレンペラーの名演や、ギュンター・ヴァントのカッチリした演奏など、どちらかというと力感のある演奏が成功を収めていたようです。
　ズヴェーデンの一連のブルックナー録音も、正統的で力強さと美しさを兼ね備えた演奏として人気があるため、今回も、両端楽章とスケルツォでのエネルギー表出、葬送の旋律を思わせる第3主題も印象的な第2楽章での美しさにも期待の持てるところです。

【ズヴェーデン・プロフィール】
ヤープ・ヴァン（ファン）・ズヴェーデンは、1960年にアムステルダムに生まれ、アムステルダム音楽院でヴァイオリンを勉強、19歳のとき、史上最年少で名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターに就任して話題となります。その後、コンサートマスターとして数々の名指揮者たちと共演したズヴェーデンは、指揮への情熱を抑えられず、1995年から指揮者に転身し、オランダのオーケストラの要職をこなしながら世界各地のオーケストラに客演し、名声を徐々に高めてきました。（ＨＭＶ）

【収録情報】
・ブルックナー：交響曲第6番イ長調 WAB 106 [57:14]
　Majestoso 15:30
　Adagio. Sehr feierlich 18:39
　Scherzo. Nicht schnell – Trio. Langsam 07:44
　Finale. Bewegt, doch nicht zu schnell 15:21

　オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
　ヤープ・ファン・ズヴェーデン（指揮）

　録音時期：2012年6月11-14日
　録音場所：ヒルヴェスム、Studio MCO5
　録音方式：ステレオ（DSD／セッション）
　SACD Hybrid
　CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND