CD

交響曲第3番 ベーム&ウィーン・フィル

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD4423
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ザ・オリジナルス Special(第2弾)
アナログ時代の音源をハイ・ビット・リマスタリングで蘇らせたシリーズのリニューアル!(一部デジタル録音も含みます)
不滅の名盤がルビジウム・カッティングで更に蘇る!


ベーム&ウィーン・フィル/ブルックナー:交響曲第3番

ベームのステレオによる初のブルックナー。落ち着いたテンポと揺ぎ無いリズム、雄渾なスケールで構築された不滅の名盤。この後ウィーン・フィルとデッカに第4番、DGに第7番と第8番を録音しています。(ユニバーサル ミュージック)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第3番ニ短調
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:カール・ベーム

 録音時期:1970年9月
 録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール
 録音方式:ステレオ(セッション)
 ハイビット・リマスタリング

内容詳細

ベームとウィーン・フィルによるブルックナーのシンフォニーの録音。第4、7、8番の前に録音されたもので、ベームのステレオのブルックナーとしては初作品でもある。泰然としたテンポ、雄渾なスケールを感じさせる名盤。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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70〜80年代においてはブルックナーの3番は1...

投稿日:2018/05/10 (木)

70〜80年代においてはブルックナーの3番は1889年の第3稿で演奏・録音されるのが主流であったが、この最終稿は曲全体のスケール感がアップしているのは勿論であるが、特筆すべきは第2楽章の美しさであろう。ベームとウィーンフィルによる本盤はDECCAのステレオ録音によりウィーンフィルの美音を堪能できる第3交響曲の決定盤との評価を長らく与えられていたが、中でもこの第2楽章の演奏の美しさは今の時代においても全く色褪せていないと思わせるほど格別のものである。90年代以降1873年初稿、1877年第2稿による録音が顕著に増えてきたが、曲の改訂の変遷を知るにはいいことだが、聴き手を本当に感動させるほどの魅力があるのか個人的には疑問に思っている。ブルックナーの3番は美しい第2楽章を擁する最終稿での演奏・録音が今後も増えていくことを願う。70年代のステレオによるベーム、ウィーンフィルのブルックナーの一連の録音は、現在に連なるブルックナー音盤史の初期の確固たるスタンダードであったと言っても過言ではないだろう。

昭和の名盤楽派 さん | 東京都 | 不明

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ベームは、いわゆるブルックナー指揮者とは...

投稿日:2011/06/09 (木)

ベームは、いわゆるブルックナー指揮者とは言い難いのではないだろうか。ドレスデン・シュターツカペレとともに第4及び第5、ウィーン・フィルとともに第3、第4、第7及び第8をスタジオ録音しており、これ以外にも若干のライブ録音が存在しているが、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの各交響曲全集を録音した指揮者としては、必ずしも数多いとは言えないのではないかと考えられる。しかしながら、遺された録音はいずれも決して凡演の類ではなく、特に、ウィーン・フィルと録音した第3及び第4は、他の指揮者による名演と比較しても、今なお上位にランキングされる素晴らしい名演と高く評価したい。ところで、この第3(1970年)と第4(1973年)についてであるが、よりベームらしさがあらわれているのは、第3と言えるのではないだろうか。ベームの演奏の特色は、堅固な造型、隙間風の吹かないオーケストラの分厚い響き、峻厳たるリズム感などが掲げられると思うが、1970年代初頭までは、こうしたベームの特色が存分に発揮された名演が数多く繰り広げられていた。しかしながら、1970年代後半になると、リズムが硬直化し、テンポが遅くなるのに併せて造型も肥大化することになっていった。したがって、スケールは非常に大きくはなったものの、凝縮度が薄くなり、それこそ歯応えのない干物のような演奏が多くなったことは否めない事実である(ドレスデン・シュターツカペレを指揮したシューベルトのザ・グレイトのような例外もあり)。第4は、そうした硬直化にはまだまだ陥っているとは言えないものの、どちらかと言えば、ウィーン・フィルによる美演を極力活かした演奏と言うことができるところであり、名演ではあるが、ベームらしさが発揮された演奏とは言い難い面があるのではないだろうか。これに対して、本盤の第3は、徹頭徹尾ベームらしさが発揮された演奏ということが可能だ。堅固な造型、隙間風の吹かないオーケストラの分厚い響きは相変わらずであり、峻厳たるリズムで着実に進行していく音楽は、素晴らしいの一言。全体のスケールはさほど大きいとは言えないが、ヴァント&ケルン放送交響楽団盤(1981年)よりははるかに雄渾と言えるところであり、これだけの凝縮化された密度の濃い音楽は他にもあまり例はみられない。金管楽器がいささか強すぎるきらいもないわけではないが、全体の演奏の評価に瑕疵を与えるほどのものではないと考える。ブルックナーの第3の他の名演としては、1990年代に入って、朝比奈&大阪フィル盤(1993年)が登場するが、それまでは本演奏はダントツの名演という存在であった。朝比奈盤に次ぐのが、ヴァント&北ドイツ放送交響楽団盤(1992年)であると考えるが、本演奏は、現在でもこれら両名演に次ぐ名演の地位をいささかも譲っていないと考える。音質は、本盤でも十分に満足できる音質であると言えるが、数年前に発売されていたSHM−CD盤がベストの音質であったと言える。もっとも、ベームによる至高の名演もあり、今後はシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ベームがブルックナーを初めてセッション録...

投稿日:2009/10/10 (土)

ベームがブルックナーを初めてセッション録音したもの?で当時1970年頃では全集が期待されたものです。ワグナーに献呈されたので「ワグナー」と呼ばれている第3番(第9番同様ニ短調)は第4番以降より演奏機会が少ないものヽ比較的作曲年代も近く演奏時間も小一時間を要することで決して第4番以降と「差」をつけるべきものではなく少々散漫で均整がとれていないだけブルックナーらしさ真っ只中な曲かもしれません。VPOの美音と自在性を活かしつつベームは決して咆哮せず曲の構築性を表立てました。私にとっては曲の好みもあり素晴らしい止まりとします。

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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