CD

Sym.4, Alto Rhapsody: Colin Davis / Bavarian.rso, Stutzmann(A)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BVCC38243
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

コリン・デイヴィスは形を壊してまで自己表現の追及をするひとではないので、そのことを物足りなく思う人もいるだろうが、その型と自己表現のバランスが絶妙だ。その彫琢されたサウンドの美しさは無類でもある。アルト・ラプソディのシュトゥッツマンも名唱だ。(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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今年2013年に亡くなってしまったコリン・デ...

投稿日:2013/10/01 (火)

今年2013年に亡くなってしまったコリン・デイヴィスは1988〜1989年に首席指揮者を務めていたBRSOを振ってブラームスの交響曲四曲を収録しています。彼はブラームスの協奏曲についてはやはり同年代を含み前後にも録音を重ねていますが交響曲に関して本格的収録はこのシリーズが唯一となってしまいました。その四曲の内、本盤は第4番(演奏@12’18A11’35B6’32C10’12)で個人的にはやや明るめに彼らしいしなやかな流れでの仕上がりになっていると思います。第1楽章何気なく柔らかに・・・デイヴィスらしい穏やかな流れに乗って行きます。この楽章のコーダは流石ほの暗い情念を込めてややテンポアップしつつしっかり盛り上げを聴かせつつティンパニー連打バックに引っ張って感動的な〆に結び付けます。第2楽章も穏やかにしかしながら静謐な世界を展開してBRSOの抑え目な音色が効果的に流れます。全体的に決して意表をつく表現ではないながら、枯淡の境地・寡黙な男の境地とは少しイメージは異なり一方で地味ではあり正しくこれからのシーズン「秋」は感じさせてくれます。第3楽章はキリッとし最終楽章に向ってはドイツ的重厚さの響きを増しつつ多分62歳にかかりつつあるデイヴィス自身の境地にもあったのかも知れません。ブラームスがこの曲を作曲した頃の年齢でもあるわけですから・・・。私が聴いたCDでのこの第4番の音質は少し焦点が甘い感じはしましたが以降の盤では改善されているでしょう。併録のN.シュトゥッツマン(録音当時27歳)の1992年収録の「アルトラプソディ」(タイム13’08)は落ち着いた幅のある声色でじっくり聴かせてくれます。デイヴィスの伴奏面の上手さも光っている様で前述協奏曲の度重ねも納得させられます。素晴らしいランクにさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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